世界に通用する子供を育てるお受験総合ブログ

全国の幼稚園小学校中学校幼児教室を探す
お受験TOWN[お受験タウン]ホーム >

私立小学校の学校説明会や見学会で見るべきポイント

子供の入学を志望する私立小学校の学校説明会や見学会では、どのような点を注意してみるといいのか迷いませんか?志望校の校風は我が子に会うのかと、入学後の学園生活を想像してしまいますよね。そのためにも見て欲しいポイントを紹介します。可能であるなら、説明会には是非、父親・母親そろっての参加がおすすめです。

私立小学校に皆様はどのような印象をお持ちでしょうか。
公立小学校は義務教育のため少なくとも授業料を払う必要はありませんが、私立の小学校の場合、安くても年間60万円、ブランド校ともなると年間100万円以上かかることは普通です。
また、いわゆるお受験をするためには幼児教室に通うのが一般的なので、そのための費用も相当かかります。
もちろん幼児教室に通わないで合格される子供もいますが、お金を掛けようと思えば、際限なくかかってしまいます。
そのため、私立小学校は一部の裕福な家庭の子供だけがとりうる選択肢という認識の方が多いのではないでしょうか。

目次
▼ 私立小学校で子供が学ぶことのメリット
▼ 学校選びのポイント!学校説明会・見学会で見て欲しいこと
▼ 学校説明会に参加する際の注意点
▼ さいごに
スポンサードリンク



私立小学校で子供が学ぶことのメリット

私立小学校は、学費がかかるという一面がありますが、公立小学校にはない独自の教育理念や教育カリキュラムを持っています。

具体的に私立小学校には、どのようなメリットがあるのか見てみましょう。

  • 学校独自の教育理念や教育カリキュラムがある
    学校によって校風が異なるように教育内容が多種多様なのが特徴です。

  • 基本的に教員の移動がない
    私立では、何十年もじっくり腰を据えて教育に携わっている先生方が多くいらっしゃいます。
    そのため、生徒指導から学習指導まで細かくしてくれる学校が多くあります。

  • 私立小学校の生徒は賢く、授業のレベルが高い
    教育熱心な家庭のお子さんが多く、賢い受け答えをする児童が多く見られる。

  • 小中高一貫教育の学校が多い
    エスカレート式なので、一貫された教育カリキュラムで学べる。
    小中高校へと交流関係が続くので、環境の変化へのストレスが軽減される。



少子化でも人気のある私立小学校

公立の小学校は、少子化の影響があり統廃合される傾向がありますが、私立小学校は年々増加しております。
というのも、最近は共働きの家庭が増え、公立小学校に満足出来ないご両親の子供の多くが私立小学校に流れてきているからと言われています。
確かに、高い学費とは言っても、年間の保育料と同じくらいの費用しかかからない私立小学校もありますので、その気になれば私立小学校に通うことは可能なはずです。
また、私立小学校側も、共働きの家庭に寄り添ったの学校運営に徐々に方針転換してきており、放課後の預かりプログラムを完備している私立小学校も多くなってきています。

学校選びのポイント!学校説明会・見学会で見て欲しいこと

それでは、実際どのようにしてお子さんにあった私立小学校を選べば良いのでしょうか。
ネット社会となった現在では、様々な情報を家にいながら収集することが出来ますが、実際に学校を見学することは必須です
学校の行事を見学して「わ~、すごい」と思うだけではなく、「先生」、「児童」、「児童のご父母」、「児童の作品」、「各学年の児童」を見てください。
しっかりと観察するとネット情報だけでは分からない様々な事が分かってきます。

では早速、学校説明会・見学会に参加する時に見るポイントを挙げてみます。



低学年、中学年、高学年の授業中の様子を比較

学校の教育方針がしっかりと実践され、成果が出ているかどうか確認するためにも児童がどのように成長していくのか学年ごとに比較するのがおすすめです。
1年生の時は、授業に集中出来ていなかったり、騒がしかったりしても、中学年、高学年になると格段にしっかりしていく様子がうかがえたりします。



児童と先生の関係

子供の健全な成長には、大人の存在は大きなものです。
授業が大切なのは言うまでもありませんが、それ以外の時間も非常に大切です。
休み時間に児童と先生が仲良くお話ししているか、一緒に遊んでいるか等に着目して下さい。
先生と児童の距離が近いかどうかが分かります。
もちろん先生が直接的に児童と関わっていなくても、児童の様子にしっかりと注意を払っている様子がうかがえるなら問題ありません。
そのような先生であれば、児童の変化にも良く気が付き、例えばいじめなどが起きても対処が早くなって安心です。



参加されている(もしくは在校生の)ご父母の雰囲気

子供は親の鏡と言いますが、逆に子供を見たいなら親を見るのも良い方法です。
ふんわりした雰囲気の方が多いのか、きっちりとした雰囲気の方が多いのかで子供が学校に合っているかどうかの判断の一助となります。
また、ご両親にとっても6年間何かと付き合う機会のある他のご両親と無理なく付き合えるのかどうか確認しておくことは重要なことです。



児童の制作物(作品、作文等)

その学校に通うことで児童の能力が伸びるかどうかについて確認する方法は、児童そのものを見るのも良いですが、児童の制作物(作品、作文等)を見てみるのも非常に良い方法です。
例えば、作文を見る場合には、その学年で習うべき漢字をしっかり使って書いているかどうか見るのが良いでしょう。
句読点の使い方は正しいかな、文章は幼稚過ぎないかななど見るポイントは沢山あります。
また、社会や理科で行うような、調べて絵や文章としてまとめたレポートが、しっかりと仕上げられているかについて確認するのも良いでしょう。
レポートの内容が薄す過ぎたり、レポートの出来の差があまりにも激しい場合には、先生の指導が不十分ではないかと推察することができます。


以上、学校説明会・見学会に参加する時のポイントを挙げてみましたが、大事な点は、ホームページや校長先生の話で謳われていることが、実際の教育現場でどの程度実践されているのかを確認することです。
教育理念は立派だとしても、それがどのように実践されているのか、また実際に成果は出ているかといったポイントを確認していきましょう。

それと、もし既に第一志望校がほぼ確定しているのであれば、学校の先生に顔を覚えてもらうのも良いでしょう。
もちろん記名をして学校に来たことをアピールするのも良いと思います。
ですが、もし校長先生、もしくはよく見かける先生がいらっしゃったら個別質問という形式でも良いですし、立ち話でも良いので、ちょっとした雑談をして顔を覚えてもらいましょう。
というのも小学校受験は子供の能力もさることながら、学校側はその子供の親のことも重要視しています。
例えば、学校理念をしっかりと理解してくれているか、学校に協力的だろうかということに非常に敏感です。
けれども、学校側が親の事を知る機会は、基本的に願書や面接しかありません。
なので、学校説明会等の機会を利用してこちらのことを少しでも知ってもらう方が良いでしょう。

あまり明示的には言われませんが、学校側は卒業生の子供や既に上のお子さんが入学している子供の合格率が高いです。
学校側としては学校の教育理念に共感し、さらに入学後も学校と良好な関係を築いて行けるご家庭の子供を入学させたいと思っているからです。
したがって、学校説明会等の場を通じて、親の方からも学校側と良い関係性を入学後に築いて行けますよというアピールが出来れば良いのではないでしょうか。

学校説明会に参加する際の注意点

その他、注意しておくべきポイントを挙げてみます。



①両親で参加する

両親で参加された方が学校側に熱意が伝わるという面もありますが、良い面接対策になるからです。
面接では母親だけではなく、必ず父親にも質問がきます。
このとき、学校に行かれて学校の実際の様子を知っているのと知らないのとでは受け答えの質に大きな差が出てくるからです。



②子供は出来れば連れて行かない

学校説明会で見るべきポイントは非常にたくさんあります。
お子さんが一緒だとせっかく参加しても、子供の対応に追われてしまいかねません
説明会という貴重な機会を活用することが出来なくなる場合もあります。



③質問事項は事前に両親で相談する

これは特に父親向けなのですが、普段どうしても受験に関わることが出来ない父親は、ここぞとばかりにアピールのつもりで質問をしたりします。
ですが、会社と同じ感覚で質問するのはちょっと危険です。
失礼な質問になっていたり、そこは触れてはいけないというような質問をする場合があるからです。
ここは、良く分かっている母親と良く相談して質問内容を決めましょう。

さいごに

学校説明会・見学会は小学校受験の本格的な活動の開始となる大きなイベントです。
しっかりと事前に準備して有効に活用したいものですね。
そのためにも家族の一致団結して、お子さんのお受験に挑みましょう。

スポンサードリンク



TOP