五感を鍛えるということに力を入れる

幼稚園受験の場合には、何らかのテクニックを身に付けるという以前に、視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚を正しく働かせるように、家庭でも当たり前のことを教えてあげて欲しいと思います。
つまり、それぞれの感覚に対して鈍感な子供というのは、なかなか伸びて行かないからです。
そして脳への刺激が少なすぎると、考える力を養うことができなくなるのです。
2，3歳という時期に脳に適切な刺激を与えることで、子供は予想以上に伸びるものです。

まだ、幼い時期ですので何事に対しても「楽しい」と思えることが大前提です。
2，3歳児に「お勉強」という言葉は通用しません。
それよりも楽しいことの方が吸収しやすいからです。
幼稚園受験を目指す子供が数多く、幼児教室や英才スクールと呼ばれる場所に入塾してきます。
それは、やはり志望園への合格を心より目指す親がそれだけ、熱意を持っているからです。

子供の資質を見極めて志望する園を決める必要性

幼稚園には様々なタイプがあります。
受験を実施している幼稚園ではお勉強が盛んで早期教育を目的としている幼稚園もあります。
真逆ですが、とにかく自然体で子供を緑の多い環境で育てるという方針の幼稚園もあるのです。
これから受験をしようとしている園が、どちらのタイプなのか？ということを、まずはきちんと把握しておくことが肝心です。

地域の幼稚園ならば受験も受けずに送迎のバスに乗って楽に通えるところ、あえて受験をしてまで入園させたいと思う有名幼稚園の特徴とはどのようなものでしょうか何を目的に、その幼稚園を受験させるのでしょうか？まずはこのあたりを明確にしておく必要があります。

親が最初にリサーチをするべきことは？

まずは幼稚園の入園説明会に参加をしてください。
そして幼稚園の教育方針をしっかりと聞きとってくる必要性があります。
思いのほか規則が厳しくスパルタ的教育を行うような幼稚園も存在します。
先生のタイプや、園の行事などについても把握しておくと良いでしょう。
これはあくまでも、親の一資料として、きちんと基本情報に取り込んでおいてください。

園庭の広さや行事の多さ、少なさについても親が最初の段階で把握しておくべきことです。
親が子供のためにしてあげられる準備としては、志望園の教育方針などをしっかりとリサーチをして、最終的に自分の子供のために何が一番良い選択か？を吟味して決定するようにしてください。

0歳から始める幼稚園受験

実際には、0歳児でも受け入れ可能な英才教育が多くなっているのも事実です。
親としては入念に、どんな準備をすればよいのか？を探ろうとします。
大学まで小学校に上がってもそのまま、内部進学が出来る一貫教育を行う幼稚園が人気です。
長い目で見て、子供のために幼稚園受験を選ぶ際には、小学校受験以上に家族単位で面接の練習などにも取り組んで少しでも良い結果を残せるのが誰もが勝ち得たい状況です。

そもそも、幼稚園の理念とはどのようなものなのか？を説明会できちんと受け入れるようにしてください。
もしも、家庭の教育方針と差異がある場合には入園後に色々と気苦労が絶えなくなります。
そのためにも、親の考えと近い幼稚園を受験することをおススメします。

幼稚園受験をするのには覚悟が必要？

幼稚園で一度、受験を経験することで内部進学を利用して小学校以降の進学もかなりスムーズであることが言えます。
但しそれはあくまでも親側の都合の良い味方です。
子供の気持ちに置き換えて考えてみてください。
まだまだ、幼い遊び盛りの子供を一時、幼稚園受験という括りの中で教育をしなければいけなくなります。
聞き分けの悪い子供の場合には幼稚園受験自体が困難にもなります。
しかしながら、折り合いをつけて幼稚園受験に向かえる状況が整った場合には、是非ともトライさせてみたい幼稚園受験と言えるのです。

エスカレーター方針に則り子供を小学校以上の学校に進学させる際にも、猛烈な勉強をして十分な準備を積むという気苦労は最小限になります。
「今を頑張れば後は悠々と過ごせる」と自分を鼓舞する親が多いのも事実です。
その分、相当量の熱量を持って取り組まれるというのが事実です。

子供をどこまでコントロールできるか？？

塾に通ってくる幼稚園受験組の子供たちを見ていると、本当に親が気苦労を重ねて子供を上手にコントロールできていることがわかります。
まだ年端も行かない子供達を相手に懸命に考査、面接の対策を行う大人（講師）も人一倍、年齢層が低い生徒には気を配ります。
そして親も、家庭の中で有名幼稚園を受験するということをしっかりと受け止めて、しつけを見直すほどに、程よい緊張感を持つべきなのです。

子供のモチベーションを保つことは、なかなか難しいことでもあります。
それでも普段から愛情を持って接し続けることで親子の信頼関係を築き上げることは可能なのです。
つまり親子の関係性がうまく行っている家庭ほど、良い家庭と評価されます。
自分の子供の様子を冷静に見極めて、幼稚園受験に向いているかどうか？というシビアな判断を下さないといけない場面もこれからは出てくるのです。

子供に合っている幼稚園を選ぶことが幼稚園受験のポイント

様々な幼稚園が存在します。
受験を経てまで園児を選び抜くという幼稚園には、教育方針に絶大な自信を持っている場合が多いのです。
遊びよりも学習を重要視するような幼稚園に日々、公園で仲間と泥んこになりながら遊ぶのが日課の子供が入園した時のストレスを想像してみてください。

毎日通うのは子供です。
名の通った幼稚園に通わせたいという思いだけでは、なかなか幼稚園受験は成立しないのです。
ある意味、小学校受験の志望校選びよりも、子供の資質を見極めこの幼稚園ならば大丈夫！と自分で太鼓判が押せるところまで、納得できないと親として面接時に不測の事態を迎える場合もあるのです。

家庭の中で当たり前の育児を徹底する

赤ちゃん時代を卒業した子供は、いきなり何でも自分一人の力でできるようにはなりません。
それでも家庭教育の中で少しずつ、自分だけで出来ることを増やす必要性があります。
お箸を正しく持って食事を摂ることや、日々の挨拶ができることなどは、社会生活を送る中で当たり前のことです。

そもそも、最近の風潮では何が当たり前かわからなくなっている部分もあります。
幼稚園受験を考え始めたときには、スタンダードな考え方が出来るように親もシフトしてください。
これは、普通に鉛筆を持って殴り書きが出来るような自由な環境が、家庭の中に備わっていることを指します。

幼稚園受験に必要なことは？？

年齢相応の心の発達が見られるか？語彙力についても、受験年齢相当か？という部分をしっかりと面接などでチェックされます。

・親との信頼関係

・2，3歳児としての心の発達具合

・基本的な生活習慣の確立

まずはこの3つを大切に考えてみてください。
どこまでそれらが到達できているのか？が要になります。
家庭の教育やしつけだけでは指針になるものがわかりづらいのが本音です。
そこで、幼稚園受験専門の塾に通う意味があるのです。
親は自分の子育てには盲目になりがちです。
そこをシビアに指摘をしてくれて足りない部分を補ってくれるような塾の存在は頼もしい限りです。

幼稚園受験では子供を「頑張らせる」必要はない

どちらかと言えば等身大の子供の成長を試験管が判断をするという風に捉えてください。
そこで何をどう頑張れ場良いのか？という答えはありません。
それよりも、子供らしく多感で、さまざまなことに興味を持って過ごせるような子供が何よりも理想的なのです。
頑張って答えようというものでもないのです。