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小学校受験とお手伝い?何の関係があるのか教えてほしい!

小学校受験の面接で聞かれる定番の質問があります。 「家ではどんなお手伝いをしていますか?」当たり前の質問ですが、実際にお手伝いをさせることが、どれだけ子供に良い影響を与えるのを、考えたことがありますか?

小学校受験の面接で聞かれる定番の質問があります。

「家ではどんなお手伝いをしていますか?」当たり前の質問ですが、実際にお手伝いをさせることが、どれだけ子供に良い影響を与えるのを、考えたことがありますか?お勉強だけではクリアできない子供が身に付ける「何か」についてまとめてみました。

目次

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お手伝いには学びが満載

お手伝いに出来栄えを期待するのは、中学生以上の子供に依頼する場合です。
使用時の場合には、必要以上に、お手伝いに何かを期待するのは間違いです。それよりも、お手伝いをすることで、身に付くことの方に重きを置くようにしてください。
どれだけ、足手まといになろうとも、子供が実践するお手伝いに対しては誉め言葉を言うようにしてください。それは子供の心にはきちんと響きます。
なぜその場所を掃除しなければいけないのか?どうして、台所は清潔にしないといけないのか?などを話しながら、お手伝いをさせるようにしてください。

ついでに、道具の名前を覚えさせましょう。掃除機、ほうき、まな板・・と日常に使う道具の名前をお手伝いと覚えることに意味があります。
それぞれがどのように機能して、日常生活の中で役立つのかを、実物を見せながら解説するようなイメージでしょうか。子供は道具の意味や使い方を夢中になって覚えようとするはずです。
普段のおもちゃなどにはない種類の、日常生活の道具には目を光らせて「これどうやって使うの?」「これは何のためにあるの?」と質問攻めにあうかもしれません。
それが子供らしさであり、お手伝いがもたらす効果の一つなのです。

 

 

┃子供の世界には出てこない道具ばかり

おままごとなどでも、食器などは登場しますが、本物を見てその使い方やなぜ便利なのか?までを知るだけのチャンスはありません。
他の遊びに興じている子供の手を止めて、家の中にあるものの名前をレクチャーするなど、あまりにもふぃう自然ではありません?つまりそういうことなのです。
どんな場合でも、何か夢中になっていることを中断されてまで、お受験の勉強をさせるなど、あまりにもナンセンスです。

それよりもお手伝いという枠の中で、子供に対して真剣に物の名前などを教える方が、よほど真実味があります。そうやって、お手伝いをさせながら、子供はもう一方で学ぶのです。
意外と、お手伝いは子供の能力を高めます。こんなことが?と思う人もいるでしょう。それでも定番でも何でも良いのです。とにかく、お手伝いをさせることに意味があります。

┃新聞を取ってくる役割も定番

朝起きて、ポストに届く新聞を家族の元に持ってくるというお手伝いもあります。
これは、清々しい朝にこそ、子供が得意になって行うお手伝いの一種です。
この時に親として、ちょっとした会話のテクニックを使います。例えば次のような感じです。

「新聞を配達する人は何時頃起きていると思う?」
「みんなが新聞朝起きて読めるように、それよりも早く起きて働いているんだよ。」

新聞配達をしている人がその仕事のために、早起きという努力をしていることや、新聞自体の意味についても会話の中で自然に話してあげてください。
そうすると、単に新聞をポストから抜いて家族に届けるというお手伝いに、もっと深い意味がこめられるようになるのです。


お手伝いなど必要なない!その時間がもったいない

そんな風に考える人もいます。確かに昔ながらのお手伝いなどは、お受験には直接関係ないし、面接では予め完璧な答えを準備しておけば何も困ることはないのでは?というのが一つの考えです。
それを完全に否定することはできませんが、それよりもお手伝いで得るものの方が多いということを知っておいてください。
すべての学びには、きっかけが必要です。それも子供が体得できるきっかけの方が、絶対に伸びる可能性が高いのです。

例えば庭の水まきも、一つのお手伝いですが季節ごとに咲く花や、草木の様子なども子供には学習材料になります。水を与えないと植物は枯れてしまうということについても、水まきを始めて初めて学ぶのではないでしょうか?これが持ったいない時間と言えるのかどうか?そこは親が判断すれば良いのです。

 

 

┃お受験とは古き良き時代を回顧するもの?

伝統のある小学校などの場合には、やはり昔ながらの礼儀作法や家族の中でも子供の立ち位置というものを、まだまだ重んじているような傾向があります。
現代の親子関係がいわゆる「友達家族」などと名付けられる場合でも、やはり、そうではなく親子とはなにか?家族とは何か?親に対する礼儀とは?という観念が息づいているのです。

お受験以外の場面では、仲の良い家族を友達家族と呼んでも何の問題もありません。
それでも、お受験の世界では、子供は家庭の中でもきちんと立ち位置があり、お手伝いは当然の義務という考え方があります。
そのあたりのことを、志望校別に考えて伝統を重んじるのか?革新的なものを受け入れるのか?などと、じっくりと考えてみると良いでしょう。
いずれにしても、お手伝いは子供にとってプラス材料になることばかりを含んでいるのです。


お手伝いをすることでわかる家族のありがたみ

普段、どのように家族が動いて自分のためにいろんなことをしてくれているのか?ということはお手伝いを通して実感するものです。
その都度、モノの名前を憶えて言語能力も高まります。道具の名前を一つ覚えるだけでも上等です。お手伝いをしなければ覚えることがない、道具の名前もあるのです。

子供は親が「ありがとう」「助かったわ」と言う言葉を掛けてくれることに、小さな生きがいを感じるようにもなるのです。
それほど、些細なお手伝いだとしても、自分が家族の役に立っているということを強く実感するようになるのです。
親が何でもお膳立てして、先回りすることで、一見子供は幸せな家庭に生まれたように見受けますが、親のコントロール下に置かれて、全てを支配されているようなものです。
そこに、子供らしい自発的な考えは及びません。それどころか自分が家族の中で必要とされていることすら感じないのです。

 

 

┃家族のために自発的に動くこと

お手伝いと言うのは指示を待って行うものではありません。
むしろ、全てが自発的であるべきだと思いませんか?毎日決まった時間に同じお手伝いをしてこそ、意味があるのです気まぐれに、したりしなかったりするようなことは、綿密にはお手伝いと言い難いのです。
例えば新聞を取ってくるという役割を毎日、誠心誠意行おうという意識を子供が持つことに、まずは意味があります。新聞を早く読みたいお父さんのために、自分は何時に起きてポストを覗けばお父さんに役に立てるのかな?と言うところまで考えが及ぶと上出来でしょう。
そして、家族の役に立っている自分に気が付いた時には本当に褒めてあげてください。お手伝いがもたらす子供の変化には、親が敏感に気づいてあげられることが理想です。

言われてするようなお手伝いは、長続きしません。
面接でどのような聞かれ方をしても、その真実味のない答えはすぐに、見破られます。そういうことです。だからこそ、お手伝いは子供が出来る範囲で毎日自発的に続けられることにこそ、意味があるのです。それ以外は全く不毛と思っても良いのではないでしょうか。


お手伝いは「人の役に立つ」という意気込みの基礎になる

子供にある一定の「お手伝い=仕事」を与えることで、子供は自分が認められていることに気が付きます。
そして家族の一員としての役割を全うしようとするはずです。そこの気づきこそお手伝いの真の意味をなすわけです。社会貢献などという、大きすぎる目標を含んで、人の役に立てる喜びを子供に感じさせられるようなお手伝いを日々実践させるような下地を作ってあげてください。

お手伝いをしたがらないような子供は、小学校受験には向いていないと言えます。
素直な心でいろんなことを受け入れようとすることが、お手伝いをさせる前提条件です。
お手伝いに異議を唱えるような子供は、却って問題です。家の一員として、役に立とうという気持ちを持てるように親も精一杯の声掛けをして、お手伝いに意味を持たせてあげてください。

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