面接の時に出るお行儀

面接をする先生たちはこれまで何組もの親子面接をこなしてきている人ばかりです。
一朝一夕のお行儀のよさだけでは、好印象を与えることは厳しいのです。
受験を決意した段階で塾選びだけに神経を尖らせていても、大事なお行儀やマナーというものは、案外と取りこぼしてしまうものなのです。
特に名門女子小学校ともなると、マナーをしっかりと身に付けた子供が集うものです。
そしてその子供からあふれ出す気品や、親の気品が学校に対して強く印象付けるわけです。

この親と子供ならば大丈夫、と思わせるように振る舞えるかどうか？

が問題になってくるのです。

毎日接している子供のことは、親は案外と見えていないものです。
お行儀の悪さも、この程度ならばなんとかなる？と思っていないでしょうか？子供には独特の癖がついていることも多いのです。
これこそ専門のマナー教室などに通うことで、ようやく細かな癖や行儀の悪さは、指摘されるものなのです。
子供は、親と離れた時にようやく「本当の姿」を見せるものです。
ほんの少しの緊張から、気の緩みまでの瞬間はわずかな時間です。
親がそばにいるときには、背筋を伸ばしていた子供でも、親が退室した途端にだらけてしまうというのは、よくあることです。
その逆もあります。
結局は親と離れた時に見えるその子供の本質が問題になってくるわけです。

女子小学校に合格するための振る舞い方とは？

これは共学校でもほとんど同じなのですが、まずは先生方に印象の良い態度を子供が取れるかどうか？です。
明るい表情で目線をきちんと向けてはきはきと言葉を発することは、基本です。
目線というのは本当に難しいものです。
油断をすると、どうしても視線を外して下を向いてモゾモゾとしてしまうのです。
表情もとても重要です。
女の子だけの児童の中でこれからの小学校生活を送るうえで、明るい表情というのは学校側の宝です。

おおよそ似たようなタイプの子供が集まりやすいという現象は、名門女子小学校にありがちなことです。
やはり品性を相手に伝える振る舞い方というのは、一様です。
立ち方や座り姿勢なども、丁寧で綺麗であってこそ、品位のあるお嬢様スタイルなのです。
お辞儀一つをとっても、きちんとマナーをわきまえているかどうか？が一目瞭然です。

月齢に応じた話し方ができているか？

塾に通い始めて口頭試問の練習になったときに、いきなり表情が曇り声も蚊の鳴くような声になってしまう子供がいます。
人見知りや場所見知りをする子供の場合には、早期に克服しないとなかなか月齢に応じた話し方にはなりません。
いつまでも赤ちゃん言葉を話しているようでは、受験対策というところには至りません。
子供は何事に対しても飲み込みが早いものです。
目線の合わせ方や発声の仕方も、教えるだけですぐに覚えてくれるものです。
そして聞かれたことに対しての返事の仕方や言葉遣いなども、塾で習おうという考え方を捨ててるべきです。

子供本人の資質を高めるためには、マナー教室や塾のマナー講座を別に受講して徹底的に、お行儀を見直すべきなのです。
説得力のある話し方というのも、語彙力が少ないと絶対にままならないことです。
これは質疑応答のトレーニングを積まないと、なかなか親子の間の練習だけでは上達できないものです。

塾では受験テクニックを磨く

塾ではフォローできない部分のマナーを徹底するためにはある程度のマナー教室への受講などが、かなり効果的です。
普段から控えめで上品な女の子というの利発で自分の意見をしっかりと発言できるだけの知力を持ち合わせているものです。
そのような女の子に育て上げることは並大抵ではありません。
そこで、家庭でもある程度のしつけを行い、最低限の社会的なマナーを教える必要はあります。
但し、子供の第一印象をよくする方法などは、家庭の中だけでは限界があります。
ここは第三者が介入をして、きちんとしたプログラムに準じて子供をトレーニングする必要があるのです。

これを可能にするのはマナー教室です。
どうすればその子供の持っている資質を高めて面接や口頭試問の場面で第一印象をあげることができるのか？を常に追求しながらレッスンを行うプロ集団だからです。
そして、親が希望で決めている名門女子小学校と子供のとの実際の相性まで見抜いてアドバイスをしてくれるという点でもメリットは大きいのです。

マナースクールの講師陣経歴は素晴らしい

たいていの場合には元客室乗務員やキャリアコンサルタントの人が、マナースクールを主宰しています。
いわゆる、接客のプロの道を歩んだ講師陣たちが、塾では教えきれない子供らしい品性やマナーを子供に教え込んでくれるということが大きなメリットです。
そもそも、幼稚園や家庭だけでは他人に対してのマナーを習得することは困難です。
それでも、名門女子小学校ではそのあたりを追求されることを理解しておいてください。
これは当たり前に身についていることが最低条件となっていると考えても過言ではありません。

マナーを意識した話し方や、立ち振る舞いが出来るということは、幼少期だからこそ、素早く吸収できるということなのです。
またその順応力は女子小学校を受験するためには欠かせない資質なのです。
プロの講師たちにレクチャーを受けることで、子供は目覚ましく変わります。
そしてお受験の面接などで侵してはいけないタブーを回避できるようになるのです。

面接時の第一印象をアップさせること

結果的には名門女子小学校には伝統や格式というものが長年根付いているのです。
伝統を守りつつ、在校生の徹底した身だしなみやマナー対策には、学校教育の中でも共学校などよりも遥かに厳しく教えていくものです。
つまり小学校受験の段階である程度、その素質のある子供を、学校側は入学させたいと考えるわけです。
これはペーパーテストだけでフォローできるものでもありません。
お辞儀の仕方を学ぶだけでも、その瞬間から子供は礼儀正しいお辞儀を身に付けるようになるのです。
つまりきちとした所作を学ぶという意識です。
所作がきれいな子供というのは、概して落ち着きのある子供です。

志望校別に面接対策も必要になります。
同じ女子小学校と言っても、少しずつ視点も違っていますので、名門女子小学校合格のためマナーを完璧に身に付けられるようなレッスンが必要になるのです。
これは、塾と並行してお稽古事の一環として多くの家庭の子供がレッスンに通っている傾向が強いのです。
物事に対して丁寧さが足りないタイプの子供や、落ち着きのなさが気になるタイプの子供には、評判の良いレッスンとなっているようです。

親も一緒に学ぶ機会

子供がマナーのレッスンを行うのと同意に、親も同じように品格を持つことが重要視されます。
大人になってからでも学ぶことは十分にできます。
特にカトリック系の女子校を目指す親としての心得や志に対しては高く掲げておく必要があります。
他人を思いやり相手に感謝を忘れないという考え方は、まず親が持つべきなのです。
親が自己中心で思いやりのない大人だとすれば、いくらレッスンに通っても、子供の本質は変わりにくいのです。

子供が塾やマナー教室に通うということを、きちんと自分たちにも反映させて真剣に取り組むということです。
そうすることで家庭は和やかになり、親子で品性のある生活を送れるようになるのです。
学校説明会などに通うたびに、親も自分たちの気持ちを磨き上げて、子供と一緒に成長をしていこうと、考えられるようになります。
家族一緒に教育を一新するという考え方が必要です。
名門女子小学校を目指すということは、親の品格も問われるということだと留意しておいてください。

カトリック系、キリスト教の小学校の礎は、素直に謝る気持ちや相手を許そうとできる心の幅です。
それができるかどうか？は人間の資質に関わる問題ですが、多くの場合そこが人としての優しさです。
名門女子小学校には宗教色が色濃く流れています。
そのあたりもじっくりと学んで、子供にも自信を持たせて本番を迎えられるように後押しをしてあげるのが親としての務めでしょう。