世界に通用する子供を育てるお受験総合ブログ

全国の幼稚園小学校中学校幼児教室を探す
お受験TOWN[お受験タウン]ホーム >

自由保育の幼稚園からの小学校受験へのポイント!家庭教育で子どもに教えること

自由保育タイプの幼稚園では、子どもの自主性が重んじられています。小学校の入学考査では、行動観察や面接を通して子供の協調性や自主性がみられます。お子さんの協調性や社会性は、家庭での教育を通して親が教える必要があるのです。それが、家庭の教育方針にもつながってきます。また、親子のコミュニケーションを通して親子の絆を深める時間にもなります。

学級崩壊やしつけの崩壊が日常茶飯事になりつつあります。
お子さんと親はお友達のような仲になり、家族は仲良し家族で通っているというのは今の世の中ではトレンドのようです。
小学校受験というのは今風の子育てが通りにくい世界だと思っておいてください。
実際に、ペーパーテストが良くできるお子さんよりも、しつけの行き届いた常識的なお子さんを入学させたいという旨が強いのです。
昔ながらのお利口さんタイプのお子さんは、お受験の場面では何かと評価に値する場面が多いのも確かです。
今回は自由保育タイプの幼稚園のお子さんの小学校受験に必要な教育について考えてみました。

目次
▼ 小学校受験の本質!受験する小学校の学校生活を円滑に送れるのか考査される
▼ 保育方針への理解は大切!自由保育の幼稚園のメリットとデメリット
▼ 入学考査でチェックが入る「協調性」や「社会性」をきちんと家庭で親が教える
▼ お受験の基礎知識!家庭の教育方針が子供を通してみられる
▼ さいごに
スポンサードリンク



小学校受験の本質!受験する小学校の学校生活を円滑に送れるのか考査される

受験のある小学校としては、合格したお子さんを預かり学校生活を通して教育を行います。
そして、お子さん側にもそれに従い協力しあえる態度を求めるのです。
例えば、事細かなルールしきたりに対しても、憶することなく学校の教育方針に染まってくれる親子こそが、望ましい親子でもあるのです。
そのために自ずと、ペーパーテストの出来栄えよりも、「行動観察」時に見せるお子さんの様子や「口頭試問」や「面接」での態度が重要視されるのです。

仲良く家族で過ごせることはとても幸せな家庭の在り方です。
小学校受験では面接や試験官を務める職員は、比較的若い職員ではなく権限を持つのは年配職員である場合がほとんどです。
面接時には、様々な質問を通して面接官は親子関係をのぞき見しようとします。
面接官には、受け答えを見ているだけで、その家の雰囲気親子関係がわかるのです。
何も封建的な家庭が良いというわけではありません。
それよりも、お子さんが親を敬う発言が出来ることが一番の望ましいのです。
小学校受験では、お子さんが親を敬うというスタンスであることが本来望まし形と言われています。
昔のように両親に敬語を使うような家庭も減ってきています。
それでも心意気はその程度までさかのぼり、親を目上の人と認識できている子供が一番高い評価を受けるのだと知っておいてください。



親の言うことを聞ける子供は安全

自由で常に、のびのびとした育児を貫いている家庭の場合には、お子さんも比較的自由な考えを持つものです。
親は常に「自主性」や「自発性」という言葉を口にしますが実際のところお子さんが3歳を過ぎる時期までは、本来は自主性も自発性もないのです。
だからこそ、そこに輪をかけて自由に伸びやかさだけを重視してしまうと、歯止めの利かないお子さんに成長してしまう可能性が高いのです。
やはり、その年齢に達する間は、ある程度厳格なしつけが必要なのです。
大人になって分別がつくようになれば、いくらでもラフな生活は謳歌できるようになるのです。

せめて幼い時期には、親御さんが正しい方向に指南して誘えるように努力をしてください。
幼児期のしつけの重要性を今一度考えた上で、小学校受験に向けての準備を始めるべきなのです。
受験におけるテクニックや問題を解く力は、塾に通うことで会得できます。
しかしながら、お子さんが規範に沿えるような資質を持ち合わせられるようになるまでには、家庭教育が欠かせません。
かわいい盛りのお子さんを、間違った方向に育てないように、親が自覚を持って育てることが必要だと言えます。

保育方針への理解は大切!自由保育の幼稚園のメリットとデメリット

お子さんの幼稚園選びは迷うものですよね。
一般的に幼稚園というと、先生の言う事を皆で聞いてクラスのお友達と一緒に集団行動をするイメージが強いものです。

幼稚園は保育方針によって下記のように分けられます。

  • 自由保育の幼稚園
    …何をするのか子供が自分の意思で進められる方針の幼稚園
  • 一斉保育の幼稚園
    …先生の指示に従いお絵かきやお歌などをクラス一斉で行う方針の幼稚園
  • 折衷型の保育園
    …自由保育と一斉保育をあわせた幼稚園

家庭の教育方針やお子さんの性格によっては、自由保育のほうが向いてる場合もあります。
お子さんの自主性を重んじるという教育方針で何の縛りもなく、特に危ないことをしない限りは何をしても良いという自由保育が性に合う子供がいるのです。
親御さんとしてもそんな自由な教育方針に魅せられて自由保育の幼稚園に入れたいと希望するわけです。
そこには、小学校受験という目標はなく、年齢相応に楽しく遊べる幼稚園に入れたいという希望だけを持って入園させる親御さんがほとんどです。

そこにあるメリットは実際に通っているお子さんが、楽しく日々を過ごすことで証明されるのです。
ただ、デメリットに対しても言及せざるを得ません。
その理由は、お子さんが永遠に5歳児ではないからです。
ましてや、小学校受験という目標を持っている場合には、礼儀習慣規則の基本を身に付けている必要があります。
要するに家庭でのしつけが大切になります。
中には、自由保育の幼稚園では役に立つ知識は身に付かないと考えて、途中で転園される方もいるほどです。



自己主張だけではなく「我慢」も必要

幼稚園児も年長になると間もなく始まる小学校生活のために、自分が苦手なことにも努力をするという忍耐が必要にもなります。
好きなことだけを好きな時に行えばよいという自由な教育からは逸脱して、どんなことにでもチャレンジ精神を持って取り組めるお子さんでいることが何よりも良いわけです。
気の向くことだけに力を注いで気に入らないことには無関心と言うわけにはいかないのです。
まだまだ5才児というお子さんなのに、そこまで理屈っぽく融通が利かないのは大問題です。
このような場所で自由保育を受けていたお子さんが、小学校受験の土俵に立つ場合には、様々な弊害があります。
辛抱も我慢も努力も出来ないお子さんは、気に入らないことは投げ出します。
そして何の協調性も持たずに好きなように振舞うようになるからです。



5歳児なりにルールを守り規範に従う大切さ

お子さんにとっての自由とは何でしょうか?
恐らく自由保育の中に育つと、何でも好き放題に行っていると解釈をせざるを得ない状態があるとみられます。
それでは、あまりにも常識的ではありません。

これから学ぶ社会生活の中では身勝手な行動や、独りよがりな考えは絶対に通用しません。
良い意味で型にはめる必要性を少しは感じていただきたいのです。
幼児期のお子さんを型にはめるというのは、しつけを行き届かせるという意味です。
どうか勘違いなさらないでください。
常識に縛り付けるという意味ではありません。
それよりも、当たり前のルールを率先して守り、協調性を身に付けるという意味でもあるのです。

その部分の教育を家庭と幼稚園の両方で行えればいいのです。
地味な話ですが、挨拶を徹底させるために人が集まる場所に出かける機会を増やすなど、親としてお子さんを早い時期から社会化の訓練をさせる方がいます。
これは当たり前のルールを学び、挨拶の大切さを学ぶチャンスになります。
挨拶が出来る子は、いつも「偉いね」と褒められます。
そうするとお子さんのモチベーションも上がるのです。
人に挨拶をし、人の話をきちんと聞けること、ルールを守れることは人として大切なことであると学べるのです。

入学考査でチェックが入る「協調性」や「社会性」をきちんと家庭で親が教える

「子どもの自主性を信じて叱らない育児」という提唱が自由保育の幼稚園ではよく行われています。
実際に、幼稚園児の分別は完璧でしょうか?
そこまでの道徳を会得している幼稚園児が存在するのでしょうか?
やはりまだ幼い時期だからこそ、間違ったことを叱り、教え伝えることに意味があるのです。
叱らないことが人格を尊重することでしょうか?
小学校受験を目標に頑張る場合には、やはり規範的な環境の中で様々なルール善悪を学んでほしいと願います。
そして、素直に真っ直ぐな精神を育てることに意味があると思います。
子育てというのは、叱ることが多いのが親の中では悩ましいところです。
つまり愛の鞭という部分においては、心を鬼にして接するべき部分がほとんどなのです。
家庭でのしつけはお子さんにとって大切なのです。



甘やかすだけが優しさ重視の育児ではない

行動観察にはどうしても、「我慢」「辛抱」が試される場面になります。
そこで傍若無人に振舞うことは、小学校側とすればチェックをせざるを得ないお子さんということになり、不合格ラインに近づいてしまうだけです。
そこはシビアに受け止めましょう。
それよりも甘やかされて育ったお子さんは、自分の思い通りにならないと、全てに対して不満を口にするようになるのです。
そして、自分が思うように行かないときには、第三者のせいにするという癖が身に付きやすいのです。

節度とけじめを身に付けたお子さんは、どの場面でも当たり前のように控えめな態度で他人と接する術を知っています。
そして、自分の意見をしっかりと述べる強さも持ち合わせるのです。
厳しく常識的な考えをもって育てられたお子さんは、お受験の行動観察や口頭試問の場面ではその底力を発揮してくれるわけです。

お受験の基礎知識!家庭の教育方針が子供を通してみられる

小学校受験は付け焼刃の準備では絶対に合格を導けない世界です。
そこに自由保育の幼稚園や放任主義という「自由」が蔓延している環境を二重に敷いてしまうことはマイナスを生み出す原因になります。
確かに子供を伸び伸び育てるのは、人間形成の上では大切なことです。
ただ、小学校受験には不向きであることは、はっきりと申し上げておきます。
放任主義というのは現代においては、少々時代遅れな部分であることも否めません。
子供の数が圧倒的に減っている世のなかで、お子さんはそれなりの教育をそれぞれの家庭で身に付けるものです。

小学校受験を目指さなくても、芸事に対して熱量を持って取り組む場合や、運動能力を本格的に生かすようにクラブに属するなど、本格的な教育を早期教育の一環として育児に取り入れている家庭も多いのです。
お受験の場面ではお子さんの言動や仕草、その佇まいのすべてを通して普段のお子さんの様子が観察されるのです。
そして、親がどのような教育をしているのかを推測しているのです。
プロの面接官が見れば、家庭の教育方針は一目瞭然に透けて見えると言われています。
それほどに、家庭教育とは重要な立ち位置になるわけです。



ペーパーテストでは決められない大切なお子さんの資質

小学校受験を本気で考える場合には、規則ルールを重んじる環境をとにかく整備してください。
家庭での教育を通して、規則やルールを守ることを身につけさせることも大切です。
それでも、お子さんにそれらのことが身に付かないのであれば、自由保育の幼稚園を転園することも一度は視野に入れて考えてみてください。
あくまでも理想ですが、お子さんの能力というのは磨かなければ光りません。
自由気ままな毎日を送っているタイプの子と、様々な規範の中で折り目正しく生活をしている子ではその差は歴然としているのです。

さいごに

小学校受験を志すご家庭では、お子さんのしつけや教育方針については夫婦でよく話をされているものです。
子供のためにと自由保育の幼稚園に入園した場合には、家庭でのしつけがさらに重要なものになります。
子育てを通して、お子さんの社会性や協調性を高めるためにも、あいさつなどができた場合には褒めてあげるように心がけましょう。
公園の遊具などを他のお友達と順番で遊んだときも褒めてあげてくださいね。
お子さんは、褒められることでもっとできるようになってくるのです。
お受験では、自分の考えを伝えることも大切ですが、小学校入学後は協調性が求められます。
お子さんが、小学校入学後の集団生活をスムーズに過ごせるように家庭で教育をしてあげてくださいね。

スポンサードリンク



TOP