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ハイレベルな早稲田実業学校初等部の受験を通過するためには

私立小学校の中でも、特に小学校から大学までエスカレーター方式で進学できる小学校は人気です。その中でも早稲田実業初等部は倍率が高く難問小学校とも言えます。早稲田の建学の精神にもある文武両道と自立を育む教育方針への理解は、初等部を受験するお子さんを持つ親としては大切なことです。今回は、受験準備期間中に気をつけて欲しいポイントを紹介します。

早稲田実業学校初等部の受験対策は、そのハイレベルな問題に対応できるように、かなり早い段階から演習を積み重ねていきます。
何がそんなに難しのか?
これは、1次試験で志願者の中から試験通過者を選抜したうえで、2次試験に向かうという段階を経るところです。
要するに、1次試験を合格しないと先は見えてこないというわけです。
幼児期に初めて迎える試練のようなものだと捉えるべきでしょう。

目次
▼ 早稲田実業学校初等部は学校での教育を通して子供の「自立心」を育む
▼ 早稲田実業初等部の受験に向けて校風や教育方針の理解は基本!
▼ ペーパーテストの出題内容とは?家庭でできる受験対策
▼ 知っておきたい!行動観察・体操テストで審査される内容とは?
▼ 要注意!面接時には突っ込んだ質問が来る
▼ さいごに
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早稲田実業学校初等部は学校での教育を通して子供の「自立心」を育む

早稲田実業学校では、小学生の頃から自立を育む教育がなされています。
初等部では、やはりしっかりとした自立心を持っている子供が選ばれるということが容易に想像できます。
実際に、自分のことは最低限なんでも自分でできることが基本になります。
親の手を借りずに、自分の身の回りのことを積極的に行おうとする気持が大切なんです。
そして、周囲のお友達とも分け隔てなく仲良くできるという協調性は、やがてリーダーシップに繋がっていくわけです。

このように、自分のことばかりではなく、周りに目を向けられるという力は、幼児期にはまだ完全には備わっていないのです。
今が完璧でなくても、やがて人の真ん中に立てるようなタイプのお子さんに成長できる「可能性」は秘めていると考えられるわけです。
これは言い換えれば学級委員長タイプのお子さんということになります。



親子でやる気を持って受験に臨む

何をさせてもどこか危なっかしい子供というのは多数います。
どちらかと言えば幼稚園でも、先生方に手を焼かせてしまうタイプです。
これは幼さがそのようにさせてしまうのですが、やはり早稲田実業を目指すタイプのお子さんには、落ち着きのないタイプのお子さんはいません。
何をさせても落ちついていてやる気がみなぎるような性格のお子さんが、合格切符を手にすることが多いことを知っておいてください。

性格的なものは、5歳児という低年齢では まだ確定されたものではありません。
それでも、早稲田実業で何年も学業を積んでやがて大学にまで進学させようと考えておられる場合には、厳しい小学校受験をまず勝ち取る必要があります。
親御さんとしては、早稲田に合格するために必要なことをまず頭に入れておいてください。
最初に早稲田実業学校初等部の情報などをきちんと把握しておいてください。
その情報収集から始めるべきです。
特に親御さんが卒業生でない場合には、改めて情報をまとめる必要があります。

早稲田実業初等部の受験に向けて校風や教育方針の理解は基本!

早稲田実業学校初等部は、大きなスローガンとして「文武両道」を掲げています。
初等部から早稲田実業学校に入学するためには、難関とも言われる受験に合格する必要があります。
実際に、他の私立小学校に入学するよりも倍率も内容も、かなりハードルが高いと言えるのです。
そこを乗り越えるだけの根性が幼児期の子供にあるのかが問われるのです。

入学後は、まずは個性を大事にした教育が展開されます。
大事にするべきは母校愛であることも、言わずと知れていることです。
教育方針としては最新鋭の機械を使うような教育とはかけ離れています。
実際には、手を使う「モノ作り」を通して創造力を育みます。
また、モノ作りでは、自分の考えを表現する楽しみを学び、自発的に物事に取り組める土台を作るのです。

また、早稲田実業学校初等部では、自然環境に恵まれた場所で、お子さんには本物の自然に触れることを実践しています。
図鑑の中だけではなく生き物や自然に触れることで五感を育てます。
それがやがて真の学力につながると考えられているからです。



早稲田実業学校の「建学の精神」を理解することの重要性

高い学力と豊かな個性は当たり前に求められています。
そして、苦難にも立ち向かう精神力を兼ね備えていることを学校創立の精神の中では高く掲げられています。
私立小学校特有のセレブな雰囲気というよりも文武両道の力強さを感じさせる教育内容には骨太さを感じずにはいられません。
早稲田実業学校の敷地内には、中等部や高等部もありますので年上の生徒との交流も頻繁に行われています。
そこで、礼儀作法も同時に身につけるわけです。
これこそが早稲田実業学校が長年培ってきている精神です。
親御さんとしても建学の精神をきちんと理解したうえで改めて志望校に加えていただけると尚良い結果が導かれることと思われます。



建学の精神に基づいた高いレベルの試験とは?

一次試験のペーパーテストは、レベルが高いので十分な準備がない限り受験合格には導けないという声もあるほどです。
講師をしていたときに思うのは、やはり親に依頼心が強いお子さんは次に何をすれば良いのか自分で考える力に欠けています。
早稲田実業を目指すお子さんにとっては、自分のことは自分でこなせることが当たり前です。
そして人の話を一発で聞き取り、自分で考えて、聞かれたことには瞬発力で答える力が求められます。
そして、行動観察では課題に即した動きが取れることでようやくパーフェクトを目指せます。

ペーパーテストなども、慌てて回答しようとすると正答にたどり着けないことが多いのが現状です。
それよりも、じっくりゆっくりと問題に向き合い落ち着いて解くことで、正答に結びつくと考えてもよいのです。
お受験をするお子さんには、是非とも集中力落ち着きは、兼ね備えて欲しいものです。
早稲田実業を目指す場合には、忘れてはいけないことですので親御さんの意識の中に強く留めておいていただきたいと思います。



家庭での「しつけ」も考査されている

日々の生活の中でそのお子さんがどのような教育方針の下で育ってきているのかは、数分の考査の中でもすぐに見破られるものです。
お洋服をたたむような指示の際にもきれいに正座をしながら丁寧な作業ができるお子さんは、親御さんの姿を見て育っていることが想像つきます。
しかし、逆に粗末に衣服を扱ったり足癖の悪い子供は、高評価には ほど遠いものです。
お子さんの態度や周りの人に与える印象は、日々のしつけに関連しているのです。
親としても、お受験を控えたお子さんとの日常生活は慎重に取り組むべきでしょう。

ペーパーテストの出題内容とは?家庭でできる受験対策

早稲田実業初等部のペーパーテストではの「お話の記憶」「図形」が頻出されています。
この分野においては、算数的なセンス国語的なセンスが試されると考えておいてください。
受験塾などでも、早稲田対策としてこの部分を特に強化してカリキュラムに組み込まれていることが多いのです。



巧緻性について

巧緻性については、生活を送るうえで最低限身につけておくべき課題が中心になっています。
例えば、紐結びは必ずできるようにしておいてください。
油粘土を使って与えられたお題のものを作るという、なかなか高度なテクニックを駆使して巧緻性が試される場合もあります。
はさみを使った巧緻性テストも行われることがあります。
印刷されたものを切り取って指定通りに貼り付けるという簡単に見えて、なかなか緻密性が試されるテストも課せられるのです。

手先の器用さを訓練するというよりも、普段の遊びの中で机に座ってじっくりとはさみを使って切り貼りをするということが普通にできていれば、十分に対応できる範囲の問題ばかりです。
ここでは、自分勝手に自由気ままな作業を楽しむことを目的としていません。
考査内容としては、試験官の指示通りに作業ができているかが評価の対象になります。
受験生が、試験官の指示をどこまで正確に守れているのかがみられると知っておいてください。



お絵描きについて

お絵描きは12色のクレヨンを使って、テーマに沿って自由に思い浮かべたことを表現するということです。
巧緻性では指示通りのことができるのかを試されますが、お絵描きでは想像力の豊かさや表現力の有無が試されていると考えておいてください。
クレヨン使いも、普段の幼稚園生活の中などで慣れていれば問題ありません。
ご自宅でも自由にクレヨン遊びをさせておくことも、受験準備に繋がります。

知っておきたい!行動観察・体操テストで審査される内容とは?

早稲田実業学校初等部の受験では、

  • ペーパーテスト
  • 行動観察
  • 運動テスト
  • 個別テスト(口頭試問)
  • 面接(二次試験)

上記の考査が例年実施されます。

小学校受験科目の中でも一次試験で重要視される行動観察や体操テストについてみてみましょう。



行動観察について

行動観察では衣類を綺麗にたたんで箱に入れるよう行動や、自由遊びなのではないかと思えるような内容が行動観察の特徴的です。
お子さんにとって難問となるのは、「その日出会ったばかりのお友達(ほかの受験生)と話をして好きな遊びで楽しみましょう」といった課題です。
それ以上の指示は何もないので、誰かがリーダーシップをとってグループをまとめなければいけません。
ここが一番のポイントなのです。
リーダーシップというのは、話し合いを率先してまとめるような立場の人を言います。

試験官は、お子さん同士の話し合いの様子や、お友達への配慮がどの程度できているのかなどを密かにチェックしているわけです。
可能であれば、お受験教室のレッスンの中でも同じようなシュチュエーションを設けているカリキュラムに参加するのがおすすめです。
子供同士の関わり合いを増やして、その場をどのように過ごせるかという演習を積んでおいた方が、いざというときの応用力も保てるのではないでしょうか。



体操テストとは?

体操テストでよく出題される「試験官の動きを真似る」という「模倣行動」は、子供にとって簡単に身につくものではありません。
受験塾や受験向けの体操教室では、講師と同じような動きを模倣する練習を体操テスト対策として何度も実践します。
指示を聞きながら、体を動かすという高等テクニックが必要になるのは必至です。
根本的に、お子さんの反射神経瞬発力が試される試験であることを忘れないようにしてください。

要注意!面接時には突っ込んだ質問が来る

二次試験には、面接があります。
当たり前の質問から その質問を少し発展させた内容がお子さんに問われるパターンが多いのです。
例えば、夏休みなどの思い出話や普段の遊びの話を回答した後に、面接官がその解答をさらに発展させます。

  • 「その時どんな風に思いましたか?」
  • 「その遊びはどんな風にするのですか?」

このような質問にも自然にハキハキと回答できるお子さんが理想です。
早稲田実業学校初等部が求めている子供像としては、お子さん同士のやり取りの中でも光る個性を発揮できることです。
そして、思いやりを持ってリーダーシップを取れるようなお子さんかどうかという点です。
自分のしたいことを表現できるということもかなり重要視されます。
それらの事を、試験を通して考査されるのです。

さいごに

小学校受験では、親として子供を深く理解しているのかが問われます。
考査を受けるのは子供だけではありません。
家庭での教育方針やしつけを通して、子供の成長を楽しみながら日々過ごすことも大切なのです。
難問小学校といわれる私立小学校の受験準備期間は長いものです。
時には親子で楽しく息抜きをしながらストレスを溜めないように受験準備を進めてくださいね。

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