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小学校受験準備期間に気をつけるべき叱る際のポイントと不合格になった場合の親のとるべき行動

小学校受験への準備を進める中、志望校に合格させたい気持ちで叱る親も多いのです。ただ執拗に叱ることは子供のやる気を損ないかねません。叱る際にもポイントがあるのです。もし、万が一にも志望校を不合格になった際はご縁がなかったと気持ちを切り替えることは簡単ではありませんが、親子で次のステップに進むためにも必要なことです。

子供のしつけとして叱る習慣がある家庭では叱ることは日常化しやすいものです。
それが家庭の方針ということであれば、否定することはできません。
但し、理に叶った理由で叱っているかどうか、親としてきちんと分別を持ってください。
小学校受験までの期間には、親としても気持ちのバランスを崩す場合も多々あります。
うまく行かないときにはどうすれば良いのかを知っておくべきなのです。
そして、万が一にも不合格通知を受け取った場合の親の振る舞い方も、今から学んでおいていただきたいと思います。

目次
▼ 叱られたい子供はいない!叱り続けることで劣等感が強い子供になってしまう
▼ 叱る際のポイント!短時間で理由がわかるように説明をする
▼ 気持ちを切り替え次のステップへ!志望校の合格を逃した場合に取るべき親の態度
▼ 不合格の場合でも すぐに行動を起す!子供のために親ができること
▼ さいごに
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叱られたい子供はいない!叱り続けることで劣等感が強い子供になってしまう

子育てでは、叱って子供を伸ばすのは難しいことです。
小学校受験本番までの限られた時間の中で、おこなうことは数多くあります。
その子にとって軽く乗り越えられるようなこともあります。
逆に、何度教えても同じところで間違えるようなタイプのお子さんもいます。
子供がつまずいてしまう場合には、その要領の悪さが際立ってしまい、親が劣等感を抱く傾向が多々あるのです。
その結果、なぜできないのかと子供に問い詰めながらもさらにストレスを溜め込みます。

実際に親から叱られている子供には、親以上のストレスが溜まりやすいのです。
叱る親としても、叱るよりも褒めてお子さんを伸ばしたいと思っているのです。
しかし、自分の感情に負けてしまったときに、ついつい親は感情的にお子さんを叱りつけます。
子供を叱ることにも、子供への愛情がその根底には必ずあるのです。
「もっと子供の学力などを向上させたい=合格させたい」という気持ちが高まれば高まるほど お子さんへの叱責の回数も増えてしまいます。
頻繁に叱られる子供は、出題された問題に自信を持って回答することができるでしょうか?
叱るということには、相当なエネルギーが注入されています。
そして、叱られる側はその圧力をまともに受けるのです。
叱責が慢性化することで、お子さんの劣等感も強くなります。
それはもはや、尋常な形ではありません。



子供は叱られるたびに「聞く力」を無くしていく

人の話を聞く力は、小学校受験ではとても重要です。
行動観察面接の基本は、試験官や面接官の話を聞くことです。
小学校受験を見据えてご家庭でお子さんの聞く力を鍛える親御さんも多いはずです。
小学校受験に臨む子供は、受験塾で講師の話を聞くことによって、受験科目についての学びを進めることを知ります。
聞く力は、受験準備を進める上でも必要とされる力なのです。

叱られる時の子供の気持ちは、叱られ方によって大きく違います。
例えば、親御さんが長時間ヒートアップした状態で、お子さんに叱責を続けているとします。
その時には、お子さんは 半ば聞く耳を持たなくなっていることに気づいてください。
その場から逃げてしまいたいという逃避の気持ちが強くなっているからです。
「聞きたくない」「嫌だな」という気持ちは、当然 叱られている側であるお子さんが持つ感情です。
そして、あまりにもそれが続いてしまうと、やがて人の話を聞けない子供になってしまうのです。
これは大変な功罪です。
親が感情的になって聞く耳を持たない叱り方をしている限り、お子さんの心には何も届かないのです。

叱る際のポイント!短時間で理由がわかるように説明をする

親の言葉をいつか尊重するようになるまで、何度でも注意をして「悪いことは悪い」と教えていくのが親の務めです。
親が叱る理由の一つに、「合格を導きたいと思う気持ちがあるから」という言葉を必ず添えてください。
親の熱い気持ちは必ずお子さんに伝わるものです。

お子さんを叱った後には、親のフォローは欠かせません。
叱った際には、お子さんに「好きだから、大事だから、頑張ってほしいから叱っている」という気持ちをそのままストレートに伝えれば良いのです。
そのことで、お子さんも愛されていることに気づくのです。
「愛情」は、親子関係の根源なのです。



叱るときは短く簡潔に済ませる

子供を叱る際には、感情的になりやすいものです。
感情的にならずに叱るというのは、かなりの高度テクニックです。
何がどのようにいけないのかを親が道筋を立てて話す方が、お子さんは聞こうとします。
子供相手だからと、パワーバランスばかりを誇示するのは間違っているのです。
上から目線で親に怒鳴られるのは、子供といえど苦痛です。
そこを上手にコントロールすることをお勧めします。
まずは、感情的にならずに叱ることを覚えてください。
そして、我が子の人格を全否定するような文言は絶対に言わないようにしてください。
これは鉄則です。
そこが守れない以上、感情的にただ自分の気持ちを子供に押し付けているだけになるのです。

小学校受験の塾でも、うまくいかないときには否定的な言葉で指導をされる場合もあるはずです。
受験本番が目前に迫った時期になると、無理もありません。
家庭で、「ダメな子」というような お子さんを否定するようなことは絶対に避けて欲しいことです。
子供は自分の存在を否定されていると思い込み、ますます自信を無くしてしまうからです。

気持ちを切り替え次のステップへ!志望校の合格を逃した場合に取るべき親の態度

子供が小学校受験をする家庭では、親は必ず合格させてみせると意気込んで全ての準備に力を注いでいます。
小学校受験では、受験塾家庭での子育てを通した取り組みが、「合格」と「不合格」の明暗を分けてしまいます。
また、志望校の教育方針への理解や志望校が求める子供像であるのかなどが入学考査を通してみられます。

お子さんが不幸にも不合格になった場合には、親の資質がここでもう一度試されるのです。
合格を願い、時間と金銭をかけて塾に通い十分に対策を講じたと自負している親にとって、不合格は青天の霹靂以上の出来事です。
そこで親が取り乱し、ふさぎ込んで お子さんの世話すらできなくなるようなことは、あってはいけないのです。
お子さんの力不足で志望校に合格できなかったとは限りません。
親としての教育方針が学校側に認めてもらえなかったという解釈も十分にできるのではないでしょうか。



子供の人生は終わっていない!気持ちを切り替え 方向転換ができる親は強い

小学校受験に熱心に取り組んだ親御さんにとって、不合格通知ほど酷な話はありません。
お子さん以上に落ち込んでふさいでしまうのも無理のない話です。
お子さんには罪はありません。
「ご縁がなかっただけ」と切り返せる親御さんは少ないのです。
それよりもお子さんの心のフォローに回ることができる親でいてほしいのです。
志望校にご縁がなかった時点で方向転換ができるのかが肝心です。

小学校受験ほど、準備の期間や能力に準じた結果が出ないものはありません。
準備期間が短く、見るからに私立小学校に向いてなさそうなタイプの子供が合格になる場合も多々あります。
逆に、準備を積んで雰囲気もいかにも私立小学校に通うタイプの子供が落ちてしまうこともあるのです。
こればかりは、小学校側から選ばれなかったということで諦めるしかありません。
小学校受験の結果で、子供の人生が閉ざされることはないのです。
そこは、親として大人の解釈をするべきです。



親の落ち込んだ姿を見た子供の心理

親が食事の準備も出来ないほどに落ち込んでしまい、塾や子供に対して恨み言ばかりを吐くようになってしまうと、お子さんの気持ちも暗く沈んでしまいます。
「自分が失敗したから親が落ち込んでいるんだ」と、5歳児は容易に感じ取ってしまうのです。
親として、そこを子供に見せてはいけないわけです。
心の中では相当落ち込んでいたとしても、他の私立小学校や公立小学校への道を切り開き、お子さんと仕切り直すような気持ちで臨めることがベストです。

小学校受験を通して、お子さんに挫折感をできるだけ与えないようにすることが愛情です。
5歳にして初めて味わう敗北感ということもあるのでしょう。
ただ、選ばれなかったことは事実です。
その部分は肯定しながらも、これまで頑張ってこれたことに対しては評価を与えてください。
「頑張ったけど志望校には合わなかったね。」という言葉を返すことで、お子さんは自分を責めなくて済むのです。

不合格の場合でも すぐに行動を起す!子供のために親ができること

不合格通知が届いた時点で、他に受験可能な小学校がないのか検索することも大事です。
それ以前に、合格圏内の小学校を併願しておくことも大切です。
他の小学校をこれから受験する場合もですが、もうご縁がなかった小学校の話はしないように心がけましょう。
また、不合格となった原因を探すことは適当ではありません。
最優先に考えるべきことは、次の受験に間に合うかどうかです。
お子さんの将来を見据えて、これまでの努力を無駄にしない方法を探してあげましょう。

塾に通っている場合には、すぐに担当講師に相談をして他の道を探すなど模索することが優先です。
親としても再度チャンスがあることで、気持ちも新たに挑戦できるはずです。
お子さんが受験の失敗で萎縮してしまわないように、数日旅行に出るなどの気分転換を図りつつ水面下では次の準備に入るということが大切です。



小学校受験の運命は受験校との相性が分ける?

確かに小学校とお子さんとの相性という問題は存在するのです。
相性が合わなかった小学校には、合格はできません。
お子さんと相性が合う小学校からは合格通知を発送してもらえるものです。
お子さんに不合格を説明する際には、「○○小学校とは合わなかったね」と言うことで留めておいてください。
それがお子さんへの思いやりです。
同時にこれまで頑張ってこれたご褒美を考えるなど、親御さんとしてできる何かを実践してください。

お子さんは親からの称賛を喜びます。
「頑張ったね」という言葉をかけられることで、また次の自信につながるわけです。
結果的に私立小学校への入学が叶わなかったとしても、公立小学校入学時には誰もその事実を知らないわけです。
また一から始められるということに喜びを感じつつ、新たな気持ちで春を迎えれば良いのです。

さいごに

我が子を志望校に合格させたい気持ちで執拗に叱ってしまう親御さんも、ここで気持ちを入れ替えてください。
お子さんは次の場面に向かおうとしています。
一緒に頑張ってきた受験仲間とはしばらく距離を置けば良いのです。
親御さんも、受験結果を踏まえて 自分が辛いと感じる間柄の方との交流は閉ざしてもよいのです。
何も罪ではありません。

小学校受験が終わった段階で叱ってばかりの自分を卒業して、新たに自分らしく考えられるようになればそれで良いのです。
再出発の際にもお子さんの手を放さずにしっかりと携えてあげてください。
それが本当の愛情です。

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