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国立小学校に向いている子供のタイプとは?

国立小学校の入学考査に受かる子は、どのような子か見てみましょう。また、その倍率の高さから考査の他に抽選を行う小学校もありますが、考査で重視されるのが「行動観察」です。協調性があり自分の考えをしっかりと周りに伝えることが重要視されます。教育熱心な家庭の子供が受験することもあり自主性があり学力が高い傾向があります。

小学校受験を決めた段階で、国立小学校に入学させたい!と決めている親御さんも多いようです。
一般的に私学の小学校受験の方が多いような印象ですが、地域によっては国立小学校を志望する方が多い場合もあるのです。
今回は、国立小学校に向いているお子さんについてまとめてみました。

目次
▼ 国立小学校に入学するメリットと向いている子
▼ 国立小学校の学習内容と学力の高さについて
▼ 自分の考えを伝える必要があるからこそ、子供の自主性が育つ
▼ 協調性のあるお子さんがベスト
▼ 国立小学校に合格するためには?
▼ さいごに
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国立小学校に入学するメリットと向いている子

物理的に、国立小学校は学費が安い点が支持されています。
一般的なサラリーマン家庭のお子様でも通うことが可能です。
私立小学校の場合には、年間の授業料が100万円を超えてしまいます。
受験をするお子様以外にも兄弟姉妹がいる場合には、経済的にも家計を圧迫させることなく、質の高い教育を受けさせることができる点が大きなメリットです。

少子化が進む中でも、国立小学校の受験者数は年々増えています。
ただ、厳しい倍率に打ち勝ってこそ合格ラインに達することができるので、事前の準備については抜かりなく行う必要があります。
そこを勝ち抜いてまでも、メリットを強く感じられるというのが、国立小学校の強みです。



国立小学校の受験生は独立心が高いお子様

実際に受験生を指導していた時に感じたのは、比較的依頼心の強めの市立小学校受験生に比べて国立小学校の受験生は自分の考えをしっかりと持ち合わせているという点です。
家庭での教育やしつけ面においても、ご両親が厳しくされている感じが印象的でした。
簡単に言えば、何でもこなせる器用なタイプの子が、国立小学校への入学を決めていました。

受験内容にしても、どの国立小学校でも比較的満遍なく出題がされています。
なので、ペーパーテストから始まり絵画や制作そして運動と面接まで広い範囲を網羅しておく必要があります。
ここまでの受験準備をコツコツと行えるタイプの子と言えば、やはり器用さを身につけている子です。



オールマイティーという強みを持った子

性格的にも穏やかで、元気なタイプの子が国立小学校に向いているお子様です。
何をやらせても上手に乗り切れるタイプというのが、理想的です。
お子様の中には、何か一つのことを行うまでに膨大な時間がかかる子がいます。
実際に試験当日などにおいて自分で段取りが取れないタイプの子は不合格になりやすいと言われています。

国立小学校の学習内容と学力の高さについて

国立小学校の立ち位置としては、教育実験校となってるのです。
実験を伴った授業が多いのも国立小学校の特徴です。
また受験を勝ち抜いてきたお子様は、知性を身につけるタイプです。
国立小学校では、教育機関の先駆けとして 様々な新し事業が展開されます。
これについてこれるタイプの子が、国立小学校向けの生徒です。

簡単に言えば、学習する内容が濃いのが特徴です。
日々の課題についても教科書の内容を中心に展開していません。
宿題などもかなり多めで、常に視野を広く構えておく必要があります。



平均的な学力が高い

国立小学校は、高い学力を持った子供たちが集まっているという印象があります。
実際には狭き門を突破して入学してきているわけです。
当然、学力の差はほとんどない間柄の子供たちが同じ教室で学ぶわけです。
つまり、国立小学校を受験する家庭というのは、親御さんの教育熱心さも筋金入りという部分もあるのです。
親御さん自身が国立小学校出身という場合も多く、その良さを体感されているからこそ、お子さんにも入学させたいという志望動機も多いのです。

入学試験の選抜を受けて一定の基準を満たしている生徒だけが入学を許可されるのです。
優秀な生徒の集まりと表現されるのはこの点なのです。
その生徒たちを教える教員たちのレベルの高さも、魅力の一つです。
国の教育研究機関として機能しているために教員のレベルも高めなのです。

自分の考えを伝える必要があるからこそ、子供の自主性が育つ

普段から集中力に長けた生徒が多く集いますので、学校教育の中でも自主性が育ちやすい環境ともいえます。
教師の問いに対して挙手をして答えるということが当たり前なのです。



自主性を試されるのは試験内容から

「お話の記憶」という出題範囲の設問でも内容をなぞるというわけではありません。
すべての話を聞き終えたあとに、「自分が主人公だった場合には、どう答えるのか?」という質問があります。
これは物語の内容から少し離れて、受験生自身のオリジナルの回答を試験官は判断するのです。
物語の状況を即座に判断をして、自分に置き換えて物語の世界観で考えてみる。
そこまでの変換が容易にできているタイプの子が、国立小学校に入学してからも伸びるのです。

受験の段階から自分の意見や考えをまとめて、面接官に伝えるということが必要になります。
この段階で、自分の考えがスラスラと言える才覚が必要になるのです。
これは、入学後にも常に求められる姿勢です。
自分の考えを一つも言えないタイプの子は国立小学校に向いていません。
逆に、試験を突破したとしても、小学校生活が始まるとなんとなく居場所がなくなるということも危惧されます。
だからこそ、自分の意見を率直に述べるというトレーニングが求められます。

協調性のあるお子さんがベスト

国立小学校の考査試験で重きを置いているのが行動観察です。
その日出会った同じ年齢の受験生と指示通りの課題を、協力して仕上げないといけないのです。
自分ひとりで完結するものではなく相手と協力をして課題を完成させるというパターンが多いのです。
これは、幼稚園の中でも実践できている子がその力を発揮できるのです。
試験官が知りたいのは、「その子がお友達とどのような声掛けのもと、関わっていくのか?」という点です。

国立小学校に通っている児童たちは何事においてもアグレッシブルに動くタイプの子が多いのです。
誰もがすぐにリーダーシップを示すことができるわけです。
周囲への配慮もできて思いやりの心で相手に接することができればそれで十分なのです。
決まった合格基準などはないのです。

国立小学校に合格するためには?

国立小学校を受験するお子さんには、何事にも集中して取り組める力が必要です。
そして、出された指示を的確に守り動ける才覚も問われます。
頭の切り替えの早い遅いというのは、5歳前後のお子さんには差が出やすいものです。
それでも普段の生活の中で、親の指示を即座に守れる訓練を続けることでクリアできるはずです。
そこには、自分の意見も的確に述べられることも求められます。
自分の考えを言葉にするという能力は、その場しのぎに覚えたり習ったすることで備わるものではありません。

明確な合格基準が存在しない国立小学校受験の場合には、しっかりと準備をすることで対応するほかありません。
何事もオールマイティーにこなせて明るく快活であることが、国立小学校受験に向いているタイプのお子さんなのです。
もちろん、ペーパーテストも実施されますので、力配分を考えて本番に臨めるタイプのお子さんの場合には有利だと言えるます。
運動などを含めて試験の内容はとても多いので、数多くの演習を積んでおくことが必要になります。

受験本番の日に良く起きることがあります。
相手のお子さんが不必要に話しかけてきり、急に悪ふざけをしたときには、
それに惑わされない集中力も必要になるのです。
やっていいこと、悪いことをすぐに判断をして自分の本領を発揮するべきなのです。

さいごに

国立の小学校は、国立大学の教育学部の付属校としての位置づけになります。
最先端の授業を受けることができますが、あくまでも教員志望の大学生の研修の場になります。
実験的な授業もありますので、授業が教科書どおりに進まない場合もあります。
なので、家庭や塾での学習がきちんとできる子がいいのです。
国立小学校受験をされるお子様には、ぜひとも家庭学習の習慣を付けてあげてくださいね。

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