自宅で簡単に子どもの集中力を高める方法
近年、集中力のない子どもが増えていると言われています。この原因にはさまざまな要因があると考えられています。その一つにスマホやタブレットやゲーム機の普及があります。これらはだいたいの家庭にあり子どもが触れる機会も多いです。子供が何かに気を捉われやすい環境が原因でもあります。
便利な反面、どのように活用するのかにより子どもの能力に大きく影響します。
家庭において、学習環境や生活スタイルは異なりますが、そのなかで子どもに合った方法を選択して集中力を高めるように関わりを持ちましょう。
目次 |
▼ 気が散乱しやすい子供を集中させる秘訣 |
▼ 簡単にできる集中しやすい環境作り |
▼ 集中力がつづかない子供の訓練方法 |
▼ 効果抜群な集中力を伸ばす家庭環境 |
▼ 子供の得意な事を探す |
気が散乱しやすい子供を集中させる秘訣
- 心配なことがないか
- 学校での悩みがないか
- 空腹又は満腹ではないか
- 体調不良ではないか
子どもの集中力は短時間で、すぐに飽きてしまう傾向にあります。
あれもこれも出して落ち着きがないと親は心配してしまいます。
年齢が低いほど個人差が大きくなりますが、まわりの関わり方や環境で変化することもあります。
次に心身共に健康であるかということも重要です。体調不良だけでなく、心配なことがないか、学校での悩みがないのかということも影響します。
空腹や満腹でも集中できないので注意しましょう。
一番大切なことは怒らないということです。
子どもが興味をもって取り組んでいる状態を遮らないこと、親にとって都合の悪いこと(遊び要素の多いもの)でも危険でないことであればアプローチを検討します。
遊びは短時間で勉強は長時間集中しなさいという考えは親の身勝手です。
簡単にできる集中しやすい環境作り
子どもが集中できる環境を整えるためにすることを紹介します。
子どもの集中を妨げる要因で大きいのは外部からの刺激です。
集中を途切れさせる要因!!
- テレビやゲームの音
- 兄弟の声
- スマホの通知音
これらの刺激は子どもが集中していても途切れさせる要因になるので注意します。
テレビやスマホを消して、机の上に必要なもの以外は置かないようにします。
次に落ち着いて取り組める環境をつくります。勉強に限らず、普段の生活があわただしくないかどうかということも大切です。
習い事などでスケジュールが詰まっている場合は日常生活が時間に追われ、気持ちに余裕がなくなります。
親も子どもの忙しい状態で何かに集中して取り組むことは難しくなります。
大人であれば可能なこともありますが、さまざまなものに興味のある子どもにとっては短時間で集中するということはできません。
時間に余裕をもって子どもに集中力をつける習慣をこころがけましょう。
効果抜群な集中力を伸ばす家庭環境
母親と父親の意見や方向性は同じか、祖父母からのアプローチは両親の意図と同じであるかということです。
母親と子どもが一生懸命に取り組んでいる横で父親がスマホを見ているというような環境はよくありません。
子どもが取り組んだ内容を祖父母が評価しているか、否定した表現をしていないかといことも確認が必要です。
部屋を片付け、注意の向かない物理的な環境作りも大切ですが、家族の意見や考えがまとまっていることも大きく影響します。
子供の得意な事を探す
上のような事に注意し子供へ関わっていても、子供が興味のないこと・嫌なことをさせても効果は上がりません。
集中力は短期間に習得できる能力ではなく継続して身につく能力です。
興味のないことを継続することは困難なので、まずは子どものやりたい内容から取り組みましょう。
得意なことは取り組みやすく、継続しやすいので遊びの要素が大きな活動でも子どもが継続してできる行為をさせます。
具体的なものは折り紙や工作、パズルやレゴです。
テレビやタブレットのゲームも内容により許容できますが視力の観点からはデメリットがあるので長時間の利用はおすすめできません
まとめ
子どもの集中力は一人で勝手に身につくものではありません。幼少期に親が関わることにより継続する能力が高まります。
まずは好きな遊びから「継続する」ことを目標にしましょう。その時に強制するような態度ではなく、促すアプローチをしましょう。
短時間の継続を繰り返すことで長時間の勉強に対応できる集中力が身につきます。