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カリタス小学校対策について その(2) 数の問題学習法

カリタス小学校では比較的数の問題が頻出しています。今回は数の分野のペーパーテストへの向き合い方と家庭での学習方法をまとめてみました。数に関する問題は感覚的に「難しい」「しんどい」と思う気持ちを抱きやすい分野でもあります。

カリタス小学校では比較的数の問題が頻出しています。
今回は数の分野のペーパーテストへの向き合い方と家庭での学習方法をまとめてみました。
数に関する問題は感覚的に「難しい」「しんどい」と思う気持ちを抱きやすい分野でもあります。
特に数字を計算するわけではないのに、数感覚を身に付けていない間に、数量問題を多くこなしすぎて、習熟度が低くなってしまうと、直接的にそれが苦手意識へとつながっていくのです。
何とか克服できるように声がけをしてあげてください。

目次

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同じ数のものを探す問題

これはカリタス小学校に限らず、ほとんどの小学校で出される問題です。
片方が黒い点で描かれていてもう一方は動物やモノが描かれていることが多いのです。
同じような数が並べてありますが、正しい数同士を線で結ぶのが設問になります。
数を数えるのが早い子の場合には、数えた数を小さくプリントに書いて、同じ数字同士を結べば簡単という合理的なやり方もあります。
塾によっては斜線を引きながら、一つのマス目に書かれている数をカウントして数をチェックさせるという方法を取らせています。

少し冷静になればわかるのですが、例えばマス目が5つ書かれている者同士を同じ数で結ぶ場合には、5つ目のマス目はカウントしなくても余っている者同士を線で結べば答えは出ますよね?このあたりのテクニックを教えるのが塾の務めなのです。

ポイントは数の少ないものから手掛けること

最初から●の数の多いものをカウントするのは、たいへんな作業です。
そこは目視をして数の少ないマス目の部分を数えて同じ数であれば線で結べば良いのです。
必ずしも一番上のマス目から数えないといけないという約束事はありません。
その際には、一度数えたものには、斜線を入れる方が同じものを間違って数えずに済みます。
一つのルールとしては左上から右下へ数えていくということを統一しておくと、良いでしょう。

鍛錬を積むと5のかたまり、6のかたまりという形で覚えられようになります。
さいころの面のように、数を、一つのかたまりで覚えるのも数感覚の一つです。
これにはペーパー問題を何枚も解いて、何よりも数のかたまりの感覚を身に付けることが先決と言えるでしょう。

 


数の比較の場合

数の比較というのも、数問題の中では定番です。
そして、ペーパーテストの中に描かれている絵は、正直なところ紛らわしい絵同士であることがほとんどです。
そこで、1対応1という方法で、数をカウントしたものは斜線で消すことを忘れないように覚えておきます。
すると、線を引かずに余った方が多く描かれていたということになります。
そして、ここまでで安心してしまい気を抜くと正答にはたどり着けないのです。

必ず設問の中には、数の比較の問題で多かった分の数を〇で書きましょうという指示があるのです。
数字で書くのではなくあくまでも、〇で書きましょうというところが、指示の出し方の特徴です。
この指示を最後まで守ることができて、正答できることをまずは目標にしてください。
数の問題というのは、一度躓いてしまうとアレルギーを持ちやすい分野です。
そこで、親はおさらいを一緒にしながら、子供にはモチベーションの上がるような言葉がけを心がけてください。


時間切れになる恐れも!

ゆっくりと慎重にペーパーテストと向き合うのは、とても良いことです。
几帳面な性格の子供ならば、なおさらきちんと数えたいと思うのも無理のないことです。
それでもやはり、小学校受験でのスピード感というのは無視できない部分でもあります。
スピーディーに且つ正答率を上げるというのは5歳児程度の子供には、なかなかの高みです。
それでも小学校受験のペーパーテストに求められる部分はそこでもあります。
何がひつようか?となると、やはり限られた時間の中で、確実に数をカウントして数量感覚を身に付けるほかありません。
それには相当量の問題を解いて、数の問題を自分のものにしなくてはいけません。

 

自宅では砂時計などを子供の見える場所に置いて、時間を意識させながら問題を解く練習というのも、効果的です。
数の問題は、どれだけ演習を積んだによって大きく飛躍できる場合が多いので、諦めずにコツコツと演習を続ける必要があります。

 


全部で10になるためにはいくつ必要?

こちらも小学校受験の数問題では頻出されている分野の問題です。
マス目の右側が空欄になっていて、左側に、リンゴなどの絵が描かれています。
設問は次のような形です。

りんごの数が全部で10個になるようにするにはあと、いくつ必要ですか?



リンゴの数が「5」ならば10-5=5個という答えが四則計算では算出できますが、小学校受験でここまでの技量をともめているわけではありません。
このような問題を暗算で解いてしまうのは、特別な訓練をしている子供だけです。
一般的には塾で教えられる回答法がありますので、おさらいしておきましょう。


リンゴの数を正確に数える

最初に描かれているリンゴの数をカウントします。
それが5個であれば、空欄のマス目の方に5の次の数から〇を欠きながら10になるようにするのです。
素早くカウントする場合には、鉛筆の先で小さく●を入れても構いません。
その子供の運筆力にもよりますが、わかりやすい方法で回答していくと良いでしょう。

ペーパー問題で演習をするのも良いのですが、おはじきなどを使って同じような設問を親が出して、あといくつで10個になるか?という問題を子供と一緒に検証するのも、身につく方法です。
少しでもきっかけがわかりだすと、子供は得意になって数の問題にも意欲的に取り組むようになります。

 


数の分配問題に慣れるコツ

必ず割り切れる数のリンゴが描かれていて(例えば9)子供3人で分ける場合には、いくつずつになりますか?という問題も頻出しています。
ここでも9÷3=3という答え方をするのではありません。
この時にも、子供は鉛筆を使って、絵に書き込みをしながら、分配していく数を導き出す方法で考えていきます。
子供の人数分〇△□という簡単な記号でリンゴに書き込んでいきます。
そうすると必然的に〇△□の印が3つずつ入ることになりますよね?これが幼児に一番わかりやすい分配の教え方です。

特にこの種類の問題は、毎日必ず解いておくようにしてください。
慌てると問題の解き方自体を忘れてしまう場合が多いからです。
数への理解というのは、数に慣れるということに匹敵するのです。
そのためには、一定量以上の分量をペーパーテストでこなして、実物で数の操作をして、数の感覚を身に付けることに意欲を向けなければいけません。
一番難しいとされているのが、この数の分配問題です。
カリタス小学校では、数の問題が違った角度から出されることが多いので、根気よく、毎日少しずつ問題を解くなど、こまめな準備が功を奏します。
苦手意識を持たせてしまうのは、間違ったときに親が塾の先生同様に強く叱責してしまうことです。
ある程度、塾に任せている部分は任せて、自宅ではサポートをするような形で教えることが理想的です。


小学校受験での数感覚は計算ではない

あといくつ足りないか?同じ数はどれか?という問題などについては、計算が出来るだけでは、即座に解くことができません。
数感覚と言う言葉がありますが実際には、数の感覚をつかむということに、かかっているのです。
数の出入りや、数の増減というものをイメージできる柔軟さが求められるというわけです。
そのために、ペーパー学習をしながら、実物を使って数を操作してみるというのも、とても効果的な学習方法なのです。
子供の場合には、実物からの理解の方が早く、視覚的にものを覚えると、定着した知識は抜けていくことがありません。

家庭の中でもお手伝いをさせて、数感覚を身に付ける訓練を自然に積めることが理想的です。
例えば、毎日の食事時間には配膳を手伝って、家族の数だけコップを並べる場合や、わざと足りない数を渡して、子供に足りない分量はいくつか?を答えさせるような問題を、実物を使ってやり取りすることもできるのです。
数量の問題となると、イメージ的には、すべてペーパー上の問題か?というイメージがありますが実際のところ、ものを使って説明をする方が楽な場合も多いのです。
子供もその分、しっかりと理解をしてくれるはずです。
数の増減、比較、分配については必ずペーパーテストと連動させて実物で確認をさせることを忘れないようにしてください。
それが確実に点数獲得につながる方法なのです。

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