洗足学園小学校のモットーを知る

何事も自分で考えて行動することや自分の夢を持って粘り強く頑張れる子を理想像としています。そして人のためになることを進んで行えることも、学園としては最終的にモットーとしています。この学校としての目標をまずは、親が理解をして学校と共に子供を育てるという姿勢を持つことが大事です。

ペーパーテスト

かなり思考力を重視した内容になっています。このペーパーテスト対策としては塾などで、過去問などを分析した結果、オリジナルのペーパーテストなどを作っているようなところで鍛錬を積むべきです。筆記用具はHBの鉛筆を使用します。普段から鉛筆に慣れていない場合には、早急に鉛筆の運筆がスムーズになるように工夫をしておくべきでしょう。

例年、同じような分野からの出題になりますが、基本的には考えるタイプの問題が多く出題される傾向があります。やはり相当量の演習を積んだ状態で受験に望むことが求められていることを知っておいてください。

┃ペーパーテスト内容について

所要時間は15分から20分です。この時間の中で9枚程度のペーパーテストが実施されます。ボリューム的には多めだと思います。

〇お話の記憶
〇道徳
〇なぞなぞ
〇積み木の数と四方観察
〇つりあい
〇折り紙展開
〇推理・思考

中学受験を視野に入れている家庭の人が集まる小学校です。それだけにハイレベルなペーパーテスト内容になると考えておいてください。幼稚園児としての実力というよりも、将来的に中学受験を考えているということで、学校側は考査します。そういう意味でも、ペーパー力が試されると考えておいてください。学校の方針も親が理解をしたうえで、受験に臨んでください。

集団テスト

絵画表現、作成、行動観察が行われます。いずれの考査についても、最後まで諦めずに、努力をしているかどうか？という点が課題にあります。
集団で行うテストにも慣れておく必要があります。いきなり、集団テストの場に行くと、緊張をしてしまい自分の実力が出せないというタイプの子供も多いからです。

行動観察

「タワーつくり」など、年度によって様々な課題が与えられます。ルールを守って常に協調性を持ち節度ある態度で子供同士が接しているかどうか？という点が考査対象になります。

運動

・線の上を歩行する
・ケンケンで前に進む
・足じゃんけん
・サーキットゲーム

すべての運動には指示があります。この指示を正しく理解したうえで、自信を持って機敏に動けることが理想的です。その力を身に付けるためには、やはりある程度の練習が必要です。塾などの集団授業の一環で運動の練習を行うことで、待つ姿勢や実技に向き合う姿勢などを学べます。

┃制作

色塗りや自分を描くという課題があります。また巧緻性については紐を通す課題やちょうちょ結びなどを行います。洗足学園小学校では巧緻性の対策もしっかりと行いましょう。個別テストなどで見られる部分ですので、何事も丁寧に行う癖をつけることが必要です。指定された結び方=ちょうちょ結びは、何回も練習をしてようやく出来るようになる分野です。実際に、洗足学園小学校で使われる紐の長さや太さは予想できませんので、様々な紐で練習をするようにしてください。何事も慎重に準備をするようにしておいてください。

子供の場合、一度できたからと言っても、すぐに忘れてしまう場合があります。毎朝、何回かずつちょうちょ結びの練習をするなど、習慣化しておくと無理なく覚えられるはずです。紐通しも同じように、夜寝る前に何回か遊び感覚で行うだけでも、指先はかなり鍛えられるのです。

面接

親子面接は事前に行われます。その上でペーパーテスト等の出来栄えが加点されて総合判断されるのです。個別口頭試問の練習を行う際には、自分がこれまで経験してきたことについて自分の言葉で表現をすることが肝心です。

父親に質問

志望理由について教えてください
中学受験についてどのように考えていますか？

子供に質問

あなたが受験をするこの学校の名前を言ってください
自分の好きな色は何色？
好きな色の理由は何ですか？
お父さんとお母さんの好きな色は何色ですか？

母親に質問

普段から通っている塾の名前は？

受験の合否はあくまでも子供の学力と総合評価

子供の学力というのは幼稚園児として何を基準にするのか？と悩まれる方も多いのですが、やはり塾などに通って、いろんな角度から子供の可能性や能力を推し量り、受験に耐えうるだけの精神力を養うこともとても重要です。
いわゆるペーパー難関校と言われている小学校ですので、多くの子供がしっかりとした準備を経て受験に臨みます。
ほとんど学力の差はないと言われています。あとは個別テストや集団テストなどの出来栄えが合否を分けます。

幅広い範囲の学習を事前に準備をして、本番に臨むことが一番の理想です。洗足学園小学校に的を絞った受験準備をする際には、総合力を養えるように準備を十分に行ってください。
過去問も多めに準備をして、塾での学習と並行して家庭で1日数枚ずつ取り組むなど、家庭での管理も肝心になってきます。ただ、受験のために邁進するというのは幼稚園児にはまだまだハードルの高い問題です。
それよりも気分転換の外出などもはさみつつ、子供と共に本番までの時間を悔いなく過ごすことが大切なのです。
過去問ばかりにとらわれて、一つの分野ばかりに特化してしまうと、それ以外の分野が疎かになってしまいます。
そこを十分に考えたうえで、しっかりと対策を行いましょう。