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聖心女子学院初等科への合格対策

聖心女子学院初等科の受験内容は、とても幅が広くペーパーテストから始まり面接までの内容は、すべてにおいて完璧にこなさなければ、なかなか合格圏内に入れません。女子小学校という独特の環境は非常に落ち着き躾の行き届いた空間です。

聖心女子学院初等科の受験内容は、とても幅が広くペーパーテストから始まり面接までの内容は、すべてにおいて完璧にこなさなければ、なかなか合格圏内に入れません。女子小学校という独特の環境は非常に落ち着き躾の行き届いた空間です。
その環境下で学ぶということを前提に、慎重な考査が行われますので万全の態勢で臨んでください。

目次

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教育方針を深く学ぶ姿勢

聖心女子学院初等科を目指す際には、親が建学の精神やキリスト教の価値観を十分に捉えながら学校の教育方針を受け入れることが肝心です。
皇室にも所縁が深い、聖心女学院の初等科は、女の子の親にとって一度は志望してみたいと考える小学校です。
その分、十分な準備期間を設けて、合格圏内に入れるような力を育む必要もあるのです。
例年の倍率もかなり高く5倍を超えている年度が多いのも、人気の背景にあります。

ミッション系の女子校が求めるものは何か?ということを、とことん追求したうえで、塾などでも対策を講じています。

┃学校説明会には必ず出席をすること

その理由は、学校説明会では聖心女子学院初等科が企画をするイベント(お遊び会)への参加が求められます。
願書の中に、学校が企画したイベントへの参加感想を述べる部分があります。
ほぼ専願で志望するご家庭ばかりですので、学校主催のイベントは毎年盛況です。お遊び会という一見、受験にはかかわらないようなイベントが実施されますが、こちらもお受験の一環として、子供にはそれなりの服装をさせて参加するように心がけてください。


ペーパーを重視する小学校

ペーパーテストの内容は、カトリック系女子校らしく内容がしっかりと多岐にわたり内容の濃い出題範囲となっています。
お話の記憶や記憶、条件迷路、言語、数量、推理そして常識などが出題されます。多くの問題を解いて、まずは簡単なミスを減らすことを目標にしてください。どうしても習熟度を高めようとするばかりに、多くの分野のペーパーをこなして対策をしがちです。
それもとても大切ですが、丁寧に質問の意図を汲み取ってスピードを持って回答できることが望ましいことでしょう。

そのためには、早い時期から志望校として聖心女子学院初等科を視野に入れて対策を始めることが懸命だと思われます。ただペーパーテストを黙々と解くということよりも、内容をしっかりと把握して、解き方までも習得していることが求められます。


┃カンニング防止??

聖心女子学院初等科では、すべての子供の解答プリントの解答欄の位置が違う場合があります。決してカンニングをするしない?ということではなく周りの人の解答に気を取られることなく最後まで自分の力で取り組めるかどうか?が指標になります。これは学校側の意地悪でも何でもありません。それだけフェアなやり方です。

 

┃頻出問題は必ず押さえておく

〇数の問題は10以上の数をカウントできるように

問題の内容をしっかりと聞き入って、問題用紙に言われた数を答えるという出題があります。答えの数を自分で書き込むことが求められるのです。結果的に、頭で計算をしたものを解答するという形です。10から12程度の数の操作を頭の中で行えるように訓練をしておいてください。おはじきなどを使って、頻繁に数の操作の練習や分配についても慣れておくと数感覚も育ち、正答率を上げることにも役立ちます。

 

〇お話の記憶はとにかく話をよく聞くこと

その場で聞いているお話の内容を頭の中にイメージできることが絶対に必要です。ただ聴いているだけでは、次の質問に答えることはできません。誰がいつどこで?という内容は瞬時に理解できるようにしておいてください。そのためにも家庭学習の際には、読み聞かせを頻繁に行い、読む側は、お話の内容に沿った簡単な質問をするなど、言葉のキャッチボールを行いつつ、しっかりと話の内容を記憶できているかどうか?を確認をしながら進めてください。

 

┃多くの分野に精通しておくこと

ペーパーテストの分野は幅広く、得意不得意が出ないように満遍なく学習をするようにしてください。重ね図形や鏡図形などは、日々の学習の中でも特に鍛錬を積んでほしい部分です。図形の問題についても実物のパズルや積み木などを使いながら知識として定着するように、努力をしてください。そのためにある程度のボリュームをこなさないといけません。

多くの分野のペーパーを解くということですので、1年以上の時間をかけて、学習をして塾にも通い、しっかりと実力をつけて本番に臨むようにしてください。すべての問題を丁寧に解くためには基礎能力が必要です。何を聞かれているのか、わからない状態では絶対に進歩はありません。そこをきちんと押さえて、子供にも理解させたうえで、しっかりと対策をしてください。

 

┃運動

模倣体操では指示されたとおりの運動が求められます。ここでもきちんと、指示を聞けているかどうか?がポイントになります。

 

┃行動観察

絵画や自由遊びが課せられます。特に女子校ということで女の子らしい丁寧さを求められます。普段からものを乱暴に扱うようなタイプの子供には、注意が必要です。正しいお箸使いができているかどうか?そして机を拭くときにはどんなふうに拭けば良いのか?ということも普段の生活の中で教え込んでおいてください。服の脱ぎ着も自分で出来るようにしておくことが当たり前のようですが必要になります。

エプロンやスモックの脱着は、特に何度も練習をさせて丁寧にたためるようにもしておいてください。エプロンの蝶結びは、案外と難しくなかなかできない子も多いのですが、小学校受験を意識した時点で、練習を始めておくとよいでしょう。

 

┃お友達の関わり方

ゲームや課題で遊びながら、その子供がどんなふうに他者に接していくのか?を試験官はチェックをしています。おもちゃを乱暴に扱っていないか、片付けるときには丁寧にできているか?子供同士で何かを相談するときには、どんな物腰で話しかけているのか?などはカトリック系の女子校では特に重んじる点です。

 

┃運動テスト

聖心女子学院初等科では模倣ダンスなどの課題があります。身体表現というのは自分で考えて体を動かすというよりも、正確に真似をして踊ることが目標です。お手本に集中をして、即座に模倣することが求められます。
これにもかなりの準備が必要です。塾などで何度も模倣の練習をして、妙に緊張をしないように、努力をしてください。

他の人が課題に取り組んでいるときに、どのように待機しているか?というところも、細かく見られています。
これは最初にお約束として試験官の方からお話があります。そのお約束通りに静かに正座をして待つなど、守れるように集中力を切らさないように本番に挑めると一番望ましいでしょう。


面接対策

聖心女子学院初等科では、面接で親子関係の在り方についての質問が多く寄せられます。家庭での躾や親子での時間の過ごし方など、細かな内容に渡り、質問が及ぶ場合があります。そのためには聖心女子学院初等科の教育方針や学風などを十分に精査したうえで、自分の家庭の教育方針についても、学校側に寄り添うような形で意見が述べられれば良いと思います。

所要時間はおおよそ10分程度です。まずは子供への質問から始まります。よく質問される内容としては

〇自分の名前と幼稚園の名前を教えてください。

〇幼稚園で楽しいことは何ですか?

〇習い事は何をしていますか?

〇ここまで(面接の場所まで)来るまでの間、お父さんお母さんとどんな話をしてきましたか?

 

このような質問が想定されます。そして母親父親に対してもそれぞれ、似たような質問内容ですが、違った問いかけをされるのが特徴です。

〇これまでの躾で一番気をつけていることは何ですか?

〇子供を褒める時はどんな時ですか?

〇子供が今一番、興味を持っているものは何ですか?

 

父親に対しても面接の場では次のような質問がありました。

〇今、お父様が頑張っていることをお子様の前で話してみてください。

〇躾の中で一番大切にしていることは何ですか?

 

なかなか面接の内容的にも一朝一夕には答えが出てこないような内容も含まれています。特に父親に対しての質問の中で今頑張っていることを子供の前で語るという内容について、臨機応変に仕事についての内容や、自分自身の生きざまのような内容にまで触れて簡潔にまとめて話す必要もあるのです。


聖心女子学院初等科が求める子供とは?

自分の意見を告げつつもお友達の意見も聞けるという臨機応変な思考を持てることがまずは大切です。そして物を大事に扱うという気持ちを持つことです。試験本番では先生の話されることに集中をして静かに聴くことが基本中の基本です。

行動観察のときには、子供らしく遊べることも重要です。そして、何かを譲らないといけないときには、潔く譲るという気持ちを持つことも大切なのです。これから聖心女子学院で学ぶにあたり、大切なことを受験準備中に身に付けられるかどうか?が合否に大きくかかわるのです。

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