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幼稚園受験における父親の存在とは

幼稚園の受験シーズンになると、母親は子供の身の回りのお世話や受験の準備などのために慌ただしく動き回る家庭が多くあります。 幼稚園受験前の2歳~3歳の時期は、親子の信頼関係を築く時期でもあります。仕事で忙しい父親も育児に参加をする事で、子供とのコミュニケーションが深まり、父親の頼もしさにも気づくでしょう。

子供にとって父親の存在は、母親の存在同様に大きいものです。
可能な限り、父親も育児や幼稚園受験に関われるようにしたいものですよね。

目次
▼ 仕事で忙しい父親だからこそ限りある時間の中で育児に参加
▼ 父親と一緒に過ごす時間が子供の興味を広げる
▼ 家庭の中での父親のポジション
▼ 父親・母親との関わりで育つ子供の情緒
▼ 子供に真剣に向き合うからこそ家庭での教育方針を考える
▼ 幼稚園受験は家族全員で乗り越えるもの
▼ さいごに
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仕事で忙しい父親だからこそ限りある時間の中で育児に参加

仕事のため普段はほとんど育児に参加できないというのは、働き盛りの父親の言い分です。
それはどの家庭も同じです。
ただ、幼稚園受験での面接では、父親にも普段のお子様の様子を尋ねる質問があります。
休日に何をして遊んでいますか?と聞かれたときに、すんなりと答えられることが何よりも求められます。
言葉が通じない赤ちゃんの時期から、お子様の目を見て何かと話しかけるような習慣を持っている父親は、わずかな時間でも子供と関わろうとするものです。
そこが肝心なのです。

幼稚園受験に限らずに、父親が担う家庭での役割というものは大きなものです。
いつまでも赤ちゃんと思っていたお子様が2歳、3歳と成長をしたときに、言葉が通じて意思の疎通ができるようになった瞬間には感激をするほど嬉しいものですよね。
その感動を父親にもぜひとも、感じ取ってもらいたいものです。



幼稚園受験を乗り越えるための父親としての役割

父子が一緒に過ごす時間は、家庭生活の中でも特別なものです。
例えば、お子様と一緒にお風呂に入る曜日を決めておくことも良い過ごし方です。
仕事がどうしても遅くなる日は仕方がありません。
それでも土曜日や日曜日には、父親とお風呂に入ってお話をする。
なかなか子供とのふれあいの時間が作れない父親にはおすすめの方法ですよ。
その時間を、この機会に持ってみませんか?

そのほかに、絵本を読む役割を父親が担当している家庭もあります。
いつもは、母親が絵本を読んで寝かしつけるのですが、たまに父親が代わって絵本を読み聞かせると、またお子様にとっては新鮮な体験として受け止められるものです。
このように、コツコツと父親が育児に参加することは、幼稚園受験においても重要なポイントなのです。

父親と一緒に過ごす時間が子供の興味を広げる

父親の性格にもよるかもしれませんが、子供と父親の遊びは、近所の公園などの外遊びがおすすめです。
実際、父子で安全に楽しめる外遊びを共有するご家庭も多いのです。
公園に着くまでに、近所の方との挨拶や道路の歩き方などのルールを子供は父親から学べるからです。
父親と公園の遊具で遊び、草花を眺めて街並みを散歩することは、子供にとってはすべてが新鮮な体験です。
そのときに、父親は徹底的に聞き役に回り、何か音がしたら「なんの音だろうね?」と子供に問いかけてみるのです。
そして、遊具で遊ぶときにも「できるかな?」とお子様に声をかけて意欲を促すということを試してみてください。
ささいな会話が、子供の考える力や好奇心を育んでくれます。
何も難しいことではありません。

きっとお子様にとっては、父親との時間が楽しくて仕方がないはずです。
そして、父親としても家庭の中で見る子供の表情とはまた違う一面を見ることになります。
家の中では暴れん坊でも、外の世界に出ると緊張をするお子さんもいます。
子供の細かな感情の変化を見極めてあげられる父親でいたいものですよね。

また、父親と母親とでは、視点も子供との接し方も異なるものです。
普段、母親と接しているお子様は、父親との時間を過ごすことで新たな気づきを得ることもあります。
気づきを得た子供は、自ら考える力や行動する力が育てられます。
それが、周りへの興味を広めることにつながっていくでしょう。

家庭の中での父親のポジション

最近は、働く女性の社会進出によって男女が平等に扱われる時代になりました。
それを子育ての場面でそのまま表面化させるのはいかがなものでしょうか?
というのも、子育てには必ず家庭の中にストッパー的な存在の人が必要なのです。
それはガミガミと叱る役割ということではありません。
どうしてもいうことを聞かない時期というものがお子様にはあるのです。

母親が育児に疲れてしまうと幼稚園受験どころではなくなります。
そこであえて、幼稚園受験を見据えた家庭教育の一環として、ご両親で育児の役割を分けて考えてはどうでしょうか?
何かお子さまがルール違反をした場合や、強く母親に反抗をしたときに、父親の出番が回ってくるのです。



「お父さんがダメと言ったらだめ!」という慣例

父親は、いつの時代も家庭の象徴です。
家の中で一番の存在であるということを、お子様にも認識させてください。
父親には、家庭の中で社会の基準になってもらうのです。
それは父親の権威を見せつけるという意味だけではありません。
家の中で少しだけ怖い人がいることは、お子様の情緒面でもプラスになることが多いのです。
母親が甘やかす分、父親には辛口の叱り方をしてもらうということです。
してはいけないこと、守らなければいけないルールは家庭の中で徹底的に教え込みましょう。

父親は、子供と出かけた公園で、その場にいたお子様に迷惑をかけるようなルール違反をした場合には、目を見て「ダメでしょ!」と一言叱責する立場でありたいものです。
せっかくお出かけをしてきたのに、自分のルール違反によって公園遊びが中断されるという事を体験します。
叱られたという残念な体験を通じて「ルール違反」を理解させるのです。
その時に傍にいるのが父親であれば、良い意味でお子様にとってのストッパー役を担えているということになります。

父親・母親との関わりで育つ子供の情緒

お子様は家庭生活の中で母親と父親の存在をきちんと理解するようになります。

  • 父親はどんなふうに自分に接してくれる立場の人なのか?
  • 母親は普段、自分のお世話をどのようにしてくれているのか?

ということが3歳にもなると徐々に理解できるようになるものです。

幼児教室に通うときにも同伴するのが、父親というご家庭もあります。
母親に手を引かれて来る日と、父親が積極的に幼児教室へ同伴をする日の両方を設けることが幼稚園受験には必要なことです。
親子の関わりによって子供は、「大切にされている」、「愛されている」という気持ちで情緒が安定し、親子の信頼関係が深まっていくことにつながります。



父親も育児で成長をする

仕事一辺倒の父親も、時間の合間で育児に参加をする。
そして、幼稚園受験を一緒に乗り越えようとする姿勢を持つことは、必ずお子様に伝わります。
また、お子様のお世話や教育に積極的に関わっていることで、面接の場面でも自然な言葉が出て来るものです。

子供との触れ合いを通して自分の中にあるお子様への特別な感情に気づかされる場面も多々あるはずです。
育児に参加をしているはずが、自分が学ぶ部分も多いというのが育児の醍醐味です。
幼くして幼稚園受験に臨むお子様を支える立場として、受験の準備期間中はご自分の中では「ミッション」だと理解して、様々な角度から育児参加をすることが一番良い方法です。

子供に真剣に向き合うからこそ家庭での教育方針を考える

お子様をしつける立場だからこそ、「どんな子供に育ってほしいのか?」と考えることはありませんか。
どのような子供に育ってほしいのか、そのためにはどのようなしつけをすればいいのかと考えることは、親として真剣に子供を育てている証拠です。
ここで注意して欲しいことは、父親、母親ともに家庭での教育方針を一致させることです。
父親は良いと言ったが、母親は反対しているというような状態では、子供は混乱しかねませんよね。
そのような場合には、夫婦で「我が家の教育方針」について話し合いをする必要があります。
家庭での教育方針が固まってくると、どのような幼稚園に入園させたいのか おのずと見えてきます。
また、願書を書く段階においても、迷うことなく父親の気持ちを記せるはずです。
幼稚園によっては面接で質問される「幼稚園行事などへの保護者の参加」についても、休日や余暇の時間は積極的に幼稚園行事に参加をしたいと自らが思える瞬間を大事にしてくださいね。

幼稚園受験は家族全員で乗り越えるもの

母親だけに育児や受験関連の行事を丸投げしているような父親は、幼稚園受験には向いていないと言わざるを得ません。
やはり、子供の目線で物事を考え、将来についても真摯に持論を持っている父親でこそ幼稚園受験の意味があります。
面接官もそんな父親の真価をすぐに見抜くのです。
一度しかない幼稚園時期をより良い時間にするためにも家族一丸となって幼稚園受験に向き合える父親は、立派な父親です。

お子様が3歳を迎える時期というのは、性格面や行動面でも変化が見られやすい時期でもあります。
この成長の過程を母親と一緒に見守れる父親でありたいものですよね。
そして、お子様の可能性を限りなく広げるためのきっかけとなるのが父親であることを、認識していただきたいと思います。

さいごに

子供は、「自分は愛されている」「いつも親がいるから安心する」という気持ちから自己肯定感が育まれ、情緒が安定してきます。
他人を思いやる行動やお手伝いをしてくれた際には、褒めてあげましょう。
褒められることで、子供は自信をつけていきます。
しかし、ルール違反や他人に迷惑をかけることをした時には、きちんと理由を伝えて注意してあげてくださいね。
何度も注意を繰り返すことによって子供は徐々に理解ができるようになっていきます。
子供をしつけながらお受験の準備は大変なことです。
こんな時だからこそ、お子様のお受験に向けて夫婦で一致団結して乗り越えましょう。

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