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小学校受験の出題「お話の記憶」が苦手にならないように家庭でできること

幼児期の子供は、絵本などの読み聞かせによって人の話を聞こうとする力や言葉を使う力が育てられます。親が読み聞かせをしている間、子供は親の言葉を集中して聞かなければ話の内容が理解できません。お受験では、人の話を聞くことは大切なことなんです。試験官や先生の指示に従うテストも中にはあります。また、学校生活で先生の話を聞けずに困るのはお子さんですよ。


小学校受験を控える年齢のお子様に「お話の記憶」の訓練をするのは、なかなか難しいことです。
受験対応として、いきなり受験塾でその分野を伸ばすのは、実のところ厳しいことです。
「お話の記憶」は、お子様が話の内容をすべてを記憶するという意味ではないのです。
では、「何を試されているのか?」という出題意図を、お子様が理解することから始めてください。
「この問題で答えるべきことはこれ!」という学習を積むことで、出題範囲の中に必ず入っているお話の記憶を網羅できるようになるのです。

目次
▼ 乳幼児期からの「絵本の読み聞かせ」が子供の脳を活性化させる
▼ 人の話を聞く力は「集中力」「想像力」を養う
▼ 子供の記憶を高める親子の会話のポイント
▼ お話の感想を自分の言葉で表現する重要性
▼ 読み聞かせで身の周りに関心を持たせ語彙力を高める
▼ 人の話を聞く力は「お話の記憶」「指示行動」対策につながる
▼ さいごに
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乳幼児期からの「絵本の読み聞かせ」が子供の脳を活性化させる

乳幼児の頃から「絵本の読み聞かせ」をするということは、大きな糧になります。
ただ、子供が寝ぐずりするので本を読むという目的だけではなく、お子様の脳を活性化させるためにも読み聞かせは今一度見直すべきことなのです。
子供は、親が読み聞かせる絵本の内容を一生懸命理解しようとします。
わからない言葉が出できたときにも「それなあに?」と積極的に聞こうとするお子様は優秀です。
そのうえ、センスがあることに気づかされます。

小学校受験に受かる子というのは才覚があるというよりも、センスがある子だと私は感じております。
講師時代にも多数の幼稚園児と一緒に小学校受験の準備を進めてきましたが概して志望校に合格できたのは、センスのある子勘の鋭い子でした。
このセンスや勘を培うのが、読み聞かせなのです。



親が読む本を後から真似をする

親は絵本の内容をあらかじめ知っているわけです。
「今読み聞かせたい本はこれ!」とお子様が興味を持っているものを密かに把握しておく、
絵本の読み聞かせにおいても、お子様にとって非常にタイムリーな内容であることが望ましいのです。
興味があること(例えば動物、幼稚園)などを題材にしたものであれば、すぐに物語の中に飛び込んでくれるからです。
そこから創造力を高める旅に出るのです。

読んでもらっているフレーズを真似するということは、言語に人一倍興味を示している証拠です。
言語を覚えるセンスというのは、読み手側がタイミングよく適切な質問を投げかけることから始まります。

  • 「今出てきた子供の名前は何だった?」
  • 「何色のお洋服来ていたかな?」
  • 「さっき出てきた動物の名前は何だった?」

という風に随時、質問をしていくのです。
読み聞かせをしながら質問をする。
これも家庭でできる教育の一つです。
恐らく どの家庭も小学校受験を考える前から読み聞かせを徹底していたという場合も多いはずです。
つまり、賢い子に育てたいと考えた時点でまずは絵本の読み聞かせを始めるからです。

人の話を聞く力は「集中力」を養う

「お話の記憶」を突破するためには、人の話に聞き入るというテクニックが必要です。
絵本の読み聞かせでは、話を聞く以上に感受性や想像力を働かせながら絵本の内容を把握していく力が必要になります。
そのためには、途切れない集中力を養うほかないのです。

本を読むときに、お子様に声をかけておいてください。
「今から本を読むので誰が出てきたか?どんなことがあったのか?を覚えておいてね。」
お子様はこの声掛けによって、食い入るように絵本を眺めるはずです。
子供いうのは、目的意識にスイッチが入ると思いのほか力を出せるものです。
あとから聞かれたことにたくさん答えようという 意欲に火がつくのです。
この習慣が、小学校受験で力に変わっていくのです。





子供の記憶を高める親子の会話のポイント

お子様が記憶力を身に着けると、案外 昔のことまで覚えられるようになります。
そのためには訓練が必要です。
塾でも十分に対応してくれますが、自宅での訓練も欠かせないようにしてください。
常にお子様に答えさせるような簡単な質問を準備して、口頭で元気に応えられるようにしつけていきましょう。

例えば、公園に散歩に出た後や、お花をたくさん見せた後に「何色のお花が咲いていた?」と聞くのです。
このように幼児期には、目に映るものすべてが教材になるのです。
親の声掛け一つで、お子様の記憶力を高めることにも繋がっていくわけです。

お話の感想を自分の言葉で表現する重要性

本を読み終わった後に大事なことは、お子様に自由な感想を語ってもらうことです。
「何が面白ったのか?」「どこか感動したのか?」ということを自分の言葉で表現できるということは貴重なことです。
自分の思い描いたことを言葉に発するだけで、その子の持つ世界観がわかります。
的外れな答えをするようであれば、まだまだ人の話、本の内容を耳から理解できていないということになります。

小学校受験では「お話の記憶」は大きなポイントです。
小学校受験の場合には、テープから流れる音声に答える方式の場合もあります。
その設問に対して、すぐに回答する必要があるのです。
ここでは話を聞く力が欠けていることで、周りの子と大きな差を生んでしまう結果になるのです。

読み聞かせで身の周りに関心を持たせ語彙力を高める

お受験で出題される「お話の記憶」では、頭の中で理解できても自分の言葉で伝えることができなければ意味がありません。
つまり語彙力ごいりょくがここではポイントになります。
4歳児、5歳児になっても言葉がスムーズに出ないという子もいます。
それはシャイであるということはなく、単に言葉が遅いという判断になります。

ご両親の時間が許す限り、実体験を積ませてください。
特に「読み聞かせ」は、お子様の成長や経験に連動する時がきます。
例えば、絵本の中に出てきた動物を、実際に動物園で見ることはお子様にとってみれば、リアルな世界を手に入れることになるのです。
そして、動物の名前を覚え その動物に対しての関心を持つようになります。
そして、それが知識へと繋がっていくのです。



お話を理解するためには集中力が必要

「お話の記憶」で求められるのは話を丸覚えすることではありません。
話の内容を理解して、登場していた人やモノに対して率直な感想を持てることです。
お話の記憶を左右するのは何よりも集中力です。
5分から10分間の集中力が高い子というのは、受験テクニックをいち早く手に入れられるタイプの子です。

テープでお話が流れた後に質問が飛び交います。
物事の順番や登場人物の特徴などはその時点で記憶されていないと、回答できないものになってしまいます。
小学校受験では「お話の記憶」という項目になりますが、実際には「集中力がどれだけのものか?」ということをチェックしていると考えておいてください。



人の話を聞く力は「お話の記憶」「指示行動」対策につながる

家庭での「読み聞かせ」は、その子の能力開発につながります。
そして、短い絵本の中の世界観をつかむことに役立ちます。
流行しているスマホゲームや最新ゲーム機を触っていても物覚えの速い子に育てる要素は見つからないのです。
平面的的なセンスだけでは、「お話の記憶」をマスターできません。

物覚えというのも一つの才能です。
読み聞かせの中で読み手の声に集中さえできていれば、お話の記憶にも素早く対応できるセンスが育ちます。
これは驚くほど的確に表面化することです。



お話の記憶は やがて指示行動につながる

小学校受験では、「面接」や「行動観察」という科目があります。
いずれも小学校受験では外せない部分です。
まずは、家庭で絵本の読み聞かせを日々行い、本の内容に関する質問を随所に盛り込んでみてください。
集中力さえ養えていれば、どんな質問にも努力をして答えようとするはずです。
「わからない」と答えている間は変化がないと判断しておきましょう。

お話の記憶をクリアできると次は、行動観察に移ります。
人の話が聞けるというのは小学校受験においては絶対的に必要なことです。

  人の話を聞く力は、

  • 人の話を脳で理解する
  • 感情を言葉で表現する

ためにも必要な力です。
人の話を理解し、「今何を聞かれているのか?」「次は何をすればよいのか?」という受け身の姿勢で お子様が真摯に問題に臨めていたとすれば 大いにありがたいものです。

さいごに

お受験では、「お話の記憶」に得意・不得意の差が出やすいものです。
子どもは、「読み聞かせ」を習慣付けることで、語彙力だけではなく集中力も鍛えられます。
絵本などの読み聞かせをすることは、親子の時間だけではなくお子様の脳を活性化させるためにも効果的な方法です。
あくまでも お子様が楽しみながら取り組めることがポイントとなります。
楽しいことはどんどんしたくなるものです。
お子様のやる気を育みながら絵本の読み聞かせを習慣づけましょう。

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