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小学校受験の面接「掘り下げ質問」対策!テンポ良く回答し合格を勝ち取るために出来る準備とは?

小学校の面接では、願書に書かれた内容をもとに面接官がさらにその内容を掘り下げた質問をしてくる可能性が高いことを踏まえておいてください。何を聞かれても即答できるような状態に整えておくことをお勧めします。家庭の教育方針や子育てについて苦労したことなどについて詳しく聞き取られる質問があります。

嘘偽りのない内容を願書に書くことから考えていただきたいのです。
良い家庭と思われたいがために、嘘や大げさなことを並べても結果的には何の意味もありません。
結果的に、掘り下げた質問にご両親揃って、しどろもどろ・・ということも十分にあり得るからです。

目次
▼ 子供に聞かれる難しい質問をクリアするためには事前に自分で考えさせることがポイント!
▼ 父親・母親の面接対策!願書の内容を掘り下げ質問される可能性が高い!
▼ 面接官が聞きたいのは受験生である子供の本音
▼ 難しい質問を答えるためにも親は日頃から教育問題に興味をもつのが鉄則!
▼ お子さんへの質問の数よりも親御さんへの質問に重きを置く
▼ さいごに
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子供に聞かれる難しい質問をクリアするためには事前に自分で考えさせることがポイント!

例えば、小学校受験を考え始めた段階では お子さんの年齢は4歳程度です。
まだ自分の将来などにも興味もなく、ただ幼稚園と自宅を往復している生活をしています。
なぜ小学校受験をしようと決めたのか、自分の口から説明ができるでしょうか?
もちろん、塾では難しい質問や面接についても、捻りの入った質問などを想定して練習をします。
「それを応用できるかどうか?」は受験考査当日のその子の運次第という面もあります。

例えば次のような質問はかなり掘り下げた質問だと思います。

「どうしてこの小学校に入ろうと思うのですか?」

これに対して

「お父さんとお母さんが入りなさいと言ったからです」

と模擬面接で答えた子供を覚えています。
即座に指導を入れましたが、この回答は、模範解答にはなっていません。
「なぜその小学校に入りたいか?」という質問をしているのですから、お子さんは小学校のことを答えなければいけないのです。



志望小学校には何度も足を運ぶ

私立小学校や国立小学校には、大きなグラウンドがある、校舎や美しい建築物があるなど、それぞれに特徴やセールスポイントがあります。
学校説明会では、必ずその学校が力を入れていることを語っているはずです。
担当者が語る内容を、父親・母親は録音をして何度も聞くのも一つの手です。

ご両親はその内容を、お子さんにわかりやすく伝えてあげていただきたいのです。
志望校に合格できればどんな学習ができるのか?
どんな設備が志望校である小学校には備えられているのか。
子供に志望校のことを話すことで、お子さんなりに自分の中でイメージとしてく膨らむのです。

  お子さんの模範解答としては

「小学校に入ったらお友達と一緒に○○のお勉強をたくさんしたいと思います。
 だから、○○小学校に入りたいと思います。」

それでよいのです。
志望校へ入学後、自分がしたいことや学びたいことを具体的に自分の言葉で表現できる力がある子は、その時点で合格圏内なのです。

父親・母親の面接対策!願書の内容を掘り下げ質問される可能性が高い!

子育てについての内容を願書に書いた場合、さらにそこから掘り下げた面接内容が展開されます。
面接官は、父親・母親が どのような考えをもっているのかを、詳しく聞き取りたいと感じた場合に行われる質問です。

「お子さんの家庭教育の中で最も配慮されていることはなんでしょうか?」

この質問は意外と難しい問題です。
気を付けていることは人を傷つけないことや、約束を破らない等々の倫理的なことです。
これを答えるよりもさらに、我が家だけのルールのようなものがあればぜひ、披露していただきたいと思います。

過去に模擬面接の場面で同じような質問をしたときに、ご両親がニコニコしながら次のように回答した場面がとても印象的で今も覚えています。

「どれだけ忙しくしていても週に何回かは家族揃って夕飯を囲む日を大事にしています。
その日あったことをお互いに話して家族の間で共有するようにしています。」

完璧な回答で、ご両親がお仕事をされている家庭でしたが家庭生活を大事に守ろうとする姿勢と、お子様を囲んで夕飯を食べる時間の有意義さを切実に伝えてくださったことに好感を持ちました。

面接官が聞きたいのは受験生である子供の本音

小学校受験の面接では、受験生である子どもに対して

  • 心の中で思い描いていることは、どんなことなのか?
  • 自分自身の考えはどういうものなのか?

ということを面接官は、少しでも引き出そうとしているわけです。
お子さんはそこで、自由にハキハキと答えられることが必要です。
そうすることで、快活で聡明な印象を即座に与えることができるのです。
つまり、質問された内容に対してどれだけ具体性を持たせて話せるのかが子供の利発度を測る一つの指標になるからです。

その小学校に入学することで「付属の大学までエスカレーター方式で入学できるので楽だから」などと父親や母親が普段から口にしていると、面接の場面でその内容を子供は語ってしまいます。
子供というのは親の普段の生活を映し出す鏡のような存在です。
それよりも大事なのは、志望校に入れたらどんなことができるのか、ということや志望校の設備や特徴的な授業なども多いという具体的な内容を子どもに知らせてあげてほしいのです。
そして、心から「志望校に入りたい!」と思えることが、絶対に必要なことなのです。



両親に対しても聞き取りたいのは家庭環境

面接で家庭環境について問われた際には、早期教育に力を入れていることを披露しても良いのですが、先ほど紹介したように、家庭生活の中で大事にしていることをそのまま話すことで具体的に面接官に家庭の雰囲気が伝わります。
明らかに受験向けに取り繕ったような回答を語るには真実味が欠けてしまいます。
家庭での様子が想像しやすい返答をするのがいいでしょう。
それは、家庭生活で大事にしてる習慣を実行していることや、ありふれた内容でも良いのです。

お子さんを交えて常に家族単位で行動をしている旨を、面接官に伝えることも高評価につながります。
その中で、子どもがお手伝いをしていることや、子どもの自主性を促すためにしていることを、さらに具体的に述べることができれば良いでしょう。

難しい質問を答えるためにも親は日頃から教育問題に興味をもつのが鉄則!

「現代の教育に関してどのようなお考えをお持ちですか?」

という質問は時の流れに沿ったものですが、ゆとり教育から現在の教育改革についての知識がないとなかなか答えられないことです。
ご両親の面接対策としては、教育に関する論議に対しては興味をもっておくことです。
新聞のコラムやテレビ番組などにも関心を寄せて、常に お子さんの教育問題の在り方については持論を展開できるようにしておきたいものです。
そして肝心なのは、なぜ、公立小学校という道を選ばずに「受験」を経て私立小学校や国立小学校への道を選んだのかということを明確に語れることです。
ここまできちんと親御さんが語れるだけで、ほぼ合格圏内だと思っても過言ではありません。

子どもの将来を長い目で見つめて、現代の教育に対してもご自分の考えを持つようにすることがポイントです。
そうすることで、面接官の心証も随分とよくなるわけです。



私立小学校が目指す教育への理解を示す

公立小学校にはない志望校である私立小学校の魅力をきちんと語れることが必要です。
心の教育という部分にも触れて、美しいものを見て感動する心や、多くの体験を経て、年齢相応の情緒を育てられる小学校だと拝察しているという部分を強調すればよいでしょう。
つまりその小学校の「セールスポイント」をなぞることが肝心なのです。

子供への質問の数よりも父親や母親への質問に重きを置く

小学校受験ではお子さんによっては1年近くの間、塾などに通い十分な鍛錬を積んで本番に備えるものです。
特に面接の演習というのは、事細かく何度も行います。
そこで、子供が要領を得て、「どのように回答すればよいのか?」という自分なりの方法まで会得するように特訓をします。

ただお父さん・お母さんの場合はどうでしょうか?
意外な質問が飛んできた場合でも、うろたえずにしっかりと回答していただきたいのです。
持論でも良いのです。
的を得ていればそれで十分な回答です。
回答の土台にその志望校の学校理念に触れる発言があればあるほど、さらに印象はよくなるものです。
決して親ベースの考え方を押し付けるのではなく、お子さんを囲んでお子さんの将来を見据えたスタンスでの回答を心がけてください。



一つの質問には15秒で回答をする

マナー教室などでよく教えられるのは、ひとつの質問に対しては15秒から30秒以内の内容にして回答すれば印象が良いということです。
長々と回答をするよりも、的確にその質問に答えられれば一番良いわけです。
長すぎず短すぎずという間隔を秒数に例えると15秒から30秒ということになるのです。
あくまでも目安ですので、心得ておいてください。

さいごに

面接では、受験生である子供に向けても、父親や母親に対しても面接官は掘り下げた質問をしてきます。
それに対して自分の持つ知識を駆使して誠意ある回答をすることが面接では求められます。
常に真摯な態度で臨みましょう!
新聞記事や時事に対しては、特にアンテナを張り巡らせるように心がけましょう。
教育論や学校の話題などに精通していると、何を聞かれても困らずに済むわけです。

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