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思わぬ落とし穴!小学校受験の面接で注意すること

面接は、質問に対して自分の言葉でわかりやすく明確に答えることが基本です。父親と母親とでは、子供やお受験小学校に対する知識や熱意に差が出やすいものです。受験する小学校で子供を学ばせたいという熱意を、夫婦で共有し、家庭でのしつけや教育を一緒に行うことも大切です。働き盛りで仕事に忙しいお父さんにも、子供との時間を大切にして欲しいものです。


小学校受験の「面接」にはとても比重が置かれていることをご存じですか?
私は、お受験専門の施設で長年講師を務めておりましたので、繰り返し行われる面接の練習にも度々講師として携わりました。
今回は、その経験から得た「面接の重要性」についてまとめてみました。
小学校受験の必勝要素として「面接」はポイントの高いものであることを必ず認識しておいてください。
合否を分けると考えても良いくらいです。

目次
▼ 知っておくべき小学校受験の面接で行われる子供への質問とは?
▼ 自立性を高める子供が自分の考えを述べる大切さ
▼ 父親・母親がお受験面接に向けて注意するべき必要なこと
▼ 受験する学校側が知りたいことは入学してほしい家庭の雰囲気
▼ まとめ
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知っておくべき小学校受験の面接で行われる子供への質問とは?

自分の名前や年齢、そして住所と電話番号は必ず口頭で言えるようにしておいてください。
学校側は何を見ているのかと言いますと、「その子が小学校入学後に、集団生活を送る上で何ら問題がないかどうか?」という点なのです。
面接の場で、落ち着きがない場合や、聞かれている事に答えられない場合には、かなりの減点になります。
過度の緊張のために質問に答えられないという場合は、ある程度は勘案してもらえます。
それ以外の場合には面接の場面での失敗ということになります。

例えば次のような場合です。

失敗例
面接官:「今日はここまでどうやって来ましたか?」
こども:「今日はオムライスを食べました」

このように、聞かれていることを理解できず、勝手に言いたいことを話してしまうような場合です。
既に質問の意図を理解できていないという判断になります。
5歳児にもなれば、相手が話していることを的確に理解をし、きちんと答えられる能力はあるはずです。
もしくは面接の訓練を積んでいない場合の失敗例となります。
まずは、このような状態にならないように、親としても面接の訓練をしっかりとおこなっておきたいものですよね。



質問の答えは一つだけでは終わらない

面接官によっては、一つの質問に対して掘り下げた質問を重ねて来る場合があります。
例えば次に様なパターンです。

面接官:「好きな遊びはなんですか?」
こども:「ボール遊びです。」
面接官:「ボール遊びはどんなところが面白いと思いますか?」

というように、会話のキャッチボールを試される場面もあるわけです。
このときに子供が臨機応変に対応できれば、とても満足ができるものです。
「なぜ楽しいのか?」という質問に対しての理由と相手を納得させるような説明ができるかどうかになります。
これは普段から両親との会話の中で、「言葉のキャッチボールを楽しんでいるかどうか?」にかかってきます。
週に何度か通う、幼児教室は受験塾だけでは補いない問題もあります。
間違ってもここで、親が助け舟をだすようなことはしないでください
依頼心の強い子供ということに判定されかねません。

自立性を高める子供が自分の考えを述べる大切さ

恥ずかしがり屋のお子様や、緊張をしやすいお子様の場合には、面接時についつい目線を外すことや親に助けを求めるような視線を配る場合もあります。
これはかなりマイナスの印象を与えてしまいます。
面接の場面では、姿勢を正して真っ直ぐ相手を見て自分の考えを話すことが好印象へとつながります
言葉に詰まったとしても、一生懸命に応えようとする態度を、学校側は求めているのです。

自分の考えを自分の言葉で伝えることは5歳児には難易度が高いことかもしれません。
それでも小学校受験ではすべての受験生がその準備をぬかりなく行ってきているわけです。
それだけ洗練された準備を経て本番に挑んでいるのだということを親にも子供にも、理解をしていただきたいと思います。
ある程度、家庭の中でも面接や質疑応答の練習はできますが、如何せん親が面接官役をしても、そこには緊張感が生まれません。
だからこそ、受験塾や幼児教室の力を借りる必要性もあるのです。



親は口出しを決してしない

どんな場面でも我が子可愛さに、ついつい口を出す親がいます。
子供の回答を促すような仕草や 誘導するようなアドバイスは、面接の場面では必要ありません。
「決まった答えを丸暗記しているだけ」という印象を与えてしまうからです。
親と考えた答えをそのまま答えるのではなく、瞬時に自分の考えも述べられるような状態が望ましいのです。

過干渉な親というのは、正直なところ見苦しいものです。
過保護な親から育てられた子供の能力には限界すら感じてしまいます。
まずは面接の場面でも、子供自身が「自分が答える」という姿勢を示せるように十分な準備をしておきましょう。

父親・母親がお受験面接に向けて注意するべき必要なこと

親子面接の場合には当然、母親父親にも質問が及びます。
学校側としても、

  • 「親の教育方針はどのようなものなのか?」
  • 「家庭でどのように育てているのか?」

を知るチャンスになるのです。
「親御さんの教育に対しての価値観が学校の運営側と相違ないかどうか?」そこを確認するための面接でもあるからです。

「子どもをその小学校に入れたいと考える両親の熱意はいかほどのものか?」これは短い時間の会話の中でも、感じ取れるものなのです。
家庭環境は、子供の小学校受験の合否に大きく関わります。
嘘偽りのない自分たちの教育方針や日々実践している家庭での教育を、そのまま語れることが理想です。
子育てにおいて親としての信念がある限り、それは面接の場面では形として表面化するものです。



父親への質問の重要性

父親は「にわか育児」をしている場合も多々あります。
普段はほとんどの受験準備を母親に丸投げをしている状態にもかかわらず、面接の場面ではそこを曲げて積極的に育児参加をしていると言ってしまう場合がそうです。
また、小学校受験に対して、消極的な態度は印象を悪くします。
また受験自体に100%賛同できないような心境で、受験の準備期間を過ごしていた父親は、必ず母親との意識に相違が出ているのです。

両親揃って同じ方向を向いていない状態での面接程、中身の薄いものになりがちです。
両親揃って熱心であることが一番望ましい形です。
それなのに、父親の方が今一つ、小学校受験に対しての知識が薄い場合には、マイナス要因となってしまいます。
一番いけないパターンとしては、面接官が質問をしていることに対してご両親で違う回答をする場合です。
これでは、両親が共同で受験準備をしてきたということが嘘になってしまうのです。
最悪の場合には不合格という結果を招きかねません。
父親は、小学校受験に対しての情報をきちんと持ち合わせ、子供の将来的なビジョンを母親と共有しておくべきです。



母親への質問での失敗例もある

母親は熱心に面接の練習を受けて本番に臨んでいる場合がほとんどです。
だからこそ、熱がこもりすぎてついつい、子供や父親への質問に介入してしまう場合が多いのです。
「私が代わりにお答えします。」というようなスタンスは必要ありません。
聞かれている人が的確に答えることが面接の本筋です。
母親としての教育理念や聞かれていることに答える以外は、口を出さないように徹底することが求められます。

受験する学校側が知りたいことは入学してほしい家庭の雰囲気

どの小学校でも、子供に対して10項目程度の質問を準備しています。
標準的な質問に加えて応用を絡めたような質問の場合にも、子供が一生懸命に答えようとする態度をきちんと面接官に示せるようにしておきたいものです。
普段から丁寧な言葉遣いをしつけておくことは、基本中の基本です。
俗語や怠惰な言い回しをしないようにしてください。

親に対しても同じことが言えます。
ある程度の質問には答える準備があっても、いきなり難しいことを聞かれた場合にも誠実に回答してください。
例えばこのような質問です。

試験官:「あなた家庭の自慢は何ですか?」

とても難しい質問ですが、面接官が聞きたいのは家庭の雰囲気なのです。
普段から気を付けていることをそのまま答える方がずっと印象が良いのです。
日々忙しくても手作り料理にこだわっている場合には、「家族の夕飯は常に手作りが基本です。全員でテーブルを囲むことが自慢です。」この回答で間違いないはずです。
小学校受験については本当に、面接がウエイトを占めています。
どうか親子面接の練習を積んでおいてください。



さいごに

お受験では、親子面接を行う幼稚園や小学校が多くあります。
面接では、家庭の様子やお受験に対する家族の熱意が伝わりやすいものです。
お子様が面接の雰囲気にのまれて緊張するようでは印象も良くありません。
少しでも面接に慣れるようにお受験塾などでの練習を心がけてくださいね。
家族で一致団結をして面接を乗り越えましょう。

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