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小学校3年生の「国語」と「算数」の力を伸ばす親の関わり方

小3になると低学年と比べ、授業の内容も難しくなります。小学校3年生から学力の差が開いてくるとも言われています。親としては、子供の勉強をサポートしたいものですよね。この頃から塾通いを始めるお子さんもいます。塾にも種類がありますので目的に合った塾を選んでくださいね。家庭では、国語や算数の力を伸ばすためにも親の関わりが重要になります。

今回は、小学校3年生での国語と算数に焦点を当て、つまづきやすいところを紹介します。
また、日常生活を通して子供の国語や算数の力を伸ばすポイントも見てみましょう。

目次
▼ 低学年の頃より複雑になる!小学校3年生の国語と算数の学習内容
▼ 要注意!小学校3年生の国語と算数でつまずくところ
▼ 小学校3年生は塾へ通わせた方がいいの?
▼ 子供の「国語」と「算数」の力を伸ばす親の関わり方のポイント
▼ さいごに
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低学年の頃より複雑になる!小学校3年生の国語と算数の学習内容

低学年では基礎的な内容が中心だった国語と算数は、3年生になると抽象度が増して複雑になってきます。
算数については計算が正確にできるというだけではなく、国語の授業で学んだ文章を読み取る力が求められてくるのです。



国語の学習内容

3年生では、物語文や説明文の他に短歌俳句慣用句ことわざについても学びます。
また、修飾語や指示語、接続語の使い方を学習するとともに、作文の中でも使えるようになるのが大切です。

漢字の読み書きについては、新たに200字が加わります。
1・2年生で240字を学習しているので、全部で440字の漢字を使いこなせるようになることが必要です。
ローマ字の読み書きを学習するのも 3年生です。



算数の学習内容

計算領域では割り切れる割り算の計算に加えて、余りのある割り算も学習します。
図形領域では、四角形とともにについても理解すべき内容です。

また、長さ重さを測定したり、グラフを作成する技能も身につけていきます。
単位換算の学習では、2年生で学んだセンチメートルやミリメートルに加えて、メートルやキロメートルなどの長さの単位も加わります。

要注意!小学校3年生の国語と算数でつまずくところ

3年生は「9歳の壁」という言葉に象徴されるように、学習面生活面での大きな転換期です。
特に国語や算数では抽象的な思考が苦手な子供は「壁」を乗り越えられず、学習面でつまずいてしまいます。



論理的な読み取りでつまずく3年生の国語

3年生になると、長文が増えてきます。
説明文も多く、文章を論理的に読み取ることができずにつまずいてしまう子供が多いのが特徴です。
文章を読み取る力は、短期間で身につくものではありません。
読解力が苦手な子供は、国語だけではなく、算数や理科・社会の成績にも大きく影響します。

漢字の読み書きについても、できる子とできない子がはっきりしてきます。
量の多さもありますが、それ以上に画数が多い漢字が増えてミスが目立ってきます。





筆算と図形でつまずく3年生の算数

かけ算や割り算の筆算は、特につまずきやすいところです。
「206×35」のように、空位のある筆算でつまずいてしまう子が多くいます。

図形の学習では、三角定規コンパスをうまく使えずに正確な作図ができない子供も多くいます。
また、時間と距離の計算や数量の関係を図や式を用いて問題を解く学習も苦手な子供が多いようです。

算数は、積み上げの教科です。
ほんの少しのつまずきでも、そのままにしておくと学年が進んでからでは取り返しがつかなくなってしまいます。



小学校3年生は塾へ通わせた方がいいの?

3年生の子供をもつ母親や父親の中には、を検討し始める人は多いのではないでしょう?
さまざまな調査で、小学生3年生でも約3割が塾に通っているという結果が報告されています。



塾の種類

塾には、

  • 「進学塾」
    …中学受験のための塾

  • 「学習塾」
    …学校の授業をサポートする塾

との2つがあります。

中学受験を目指すのであれば、学校の勉強だけではなかなか合格できないでしょう。
進学塾では学力別にクラスを編成し、受験に合わせた高度な内容で授業を行っています。
志望校に合わせた受験テクニックを学ぶこともできます。

一方、学習塾は学校の授業を補うことが目的です。
あくまでも学校の授業内容に沿って行い、定期テスト対策を扱うところもあります。



塾に通うメリット

塾に通うメリットは、基礎学力が向上することです。
進学塾であれば、受験という共通の目標をもった子供たちが集まってくるので、お互いに切磋琢磨して学習意欲を高めることもできます。

また、学習習慣を身につけるためにも塾に通うことは効果的です。
学校から帰ってのんびりと過ごしている子供と塾に通っている子供とでは、その後の学力に大きな差が出てくるでしょう。

ただし、母親や父親の強い願いだけで進学塾に無理に通わせても、子供はますます勉強嫌いになってしまいます。
そのようなときには、学習塾で苦手な教科を補いながら進学塾に通うという方法もあります。



中学受験を考えるなら、3年生の後半から

もし我が子の中学受験を考えているのであれば、3年生の2月頃から進学塾に通うことをおすすめします。
なぜかと言いますと、多くの進学塾では 中学受験のカリキュラム3年生の2月にスタートさせているからです。

早い時期に塾に通うことで、受験に必要な知識とスキルを無理なく身につけていくことができます。
高学年になってからでは、受験対策のカリキュラムに無理が生じやすくなります。
また、高学年になると塾の時間が長くなるので、3年生のうちから慣らしていった方がよいでしょう。

子供の「国語」と「算数」の力を伸ばす親の関わり方のポイント

小学校 3年生の学習では、読解力や表現力、論理的思考力など これからのすべての教科の基礎となる内容を学びます。
高学年になってからつまずかないようにするためにも、お母さんやお父さんの積極的な関わりが大切です。



親子で話し合い、勉強のおもしろさに気づかせよう!

低学年までの子供は、比較的 母親や父親から言われたとおりに勉強をします。
親に褒められたいという気持ちが強いので、素直に家庭学習をする子供が多いようです。

ところが、3年生になるとそうはいきません。
自我が目覚め、大人の言うことを素直には聞かなくなります
だからこそ、低学年のとき以上に親子で話し合い、勉強のおもしろさに気づかせてあげましょう。
ときには子供の教科書やノートを開き、今我が子がどのような勉強をしているのかどこでつまずいているのかを知ることが大切です。

「勉強しなさい!」という言葉かけではなく、親子で進路について話し合っている子供は学習意欲が高いという調査結果もあります。
自分の将来の目標や進路について話をするのは、3年生で早すぎるということはありません。



読み解く力をつけよう!

国語の学力を高めるためには、3年生のときにこそ読み解く力を身につけさせたいものです。
書かれてある内容を理解する力が身につけば、その後の国語の学力は大きくアップします。

子供の読み解く力をつけるためには、とにかく多くの文章を読ませることです。
毎日の音読はもちろん、子供が興味を引きそうな本を数多く用意をしてあげてください。
休日に親子で図書館に出かけるのもよいでしょう。

また、読書に苦手意識のある子供なら、読み聞かせが効果的です。
毎日10分の読み聞かせだけでも、国語の学力向上に結びついていくでしょう。







生活の中で「図形」「分ける」の経験をたっぷりと!

算数の力を伸ばしたければ、生活経験学習を結びつけてあげましょう。
例えば、お菓子の箱があれば子供と一緒に切り開いてみてください。
立体の辺や面、頂点などの関係に気付き、展開図がはっきりとイメージできるようになります。
小さい頃から生活の中で図形に親しんだ子供は、中学受験や高校受験で図形問題に強くなるはずです。

また、いくつかの物を分けるという感覚が身についた子供は、割り算の学習が得意になります。
この「分ける」という感覚は、生活の中で身につくものです。
お菓子を分けるときに「何枚ずつに分けられるかな?」と声かけをすることでイメージに繋がり、その後学ぶ数の構成や分数、割合を理解するのに役立っていきます。

さいごに

小学校3年生になると、低学年に比べ 新たに学ぶ教科も出てきます。
家庭や塾など学校外での学習の必要性がますます大切になってくる頃です。
親が子供の勉強をみる際には、答えを教えるのではなく子供が分からないところを察してあげてヒントを与えてください。
そして、お子さんには、問題が解けたという達成感を味あわせてあげてくださいね。
子供が机に向かう際に大切なことは、「やる気」です。
達成感を感じることで、勉強も楽しくなり やる気も向上します。
勉強をすることの楽しさが分かると「学習意欲」も増すものです。

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