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【小学校2年生の国語・算数】勉強嫌いにならないためにも親が伸ばす子供の力

小学校二年生になると、1年生の頃より学習内容が複雑になっていきます。科目によっては得意・不得意が出てくる頃と言っても過言ではありません。この時期は、不得意科目を作らないようにするためにも家庭での復習が重要となっていきます。家庭学習の時間は学年×10分が目安です。なので、小学校2年生の場合は20分が目安となります。

小学2年生で学習する国語・算数の内容を見てみましょう。
また、つまづきやすいポイントを紹介します。
苦手意識を持たせないように、なぜ間違えたのかヒントをあげながら解ける喜びを体感させましょう。
きっとやる気もアップしてくるはずですよ。

目次
▼ 小学校2年生の「国語」の学習内容
▼ 小学校2年生の「算数」の学習内容
▼ 2学期以降は要注意!小学校2年生の国語と算数でつまずくところ
▼ 子供の国語と算数の力を伸ばす親の関わり方のポイント
▼ さいごに
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小学校2年生の「国語」の学習内容

学習範囲が広がり、理解の仕方についても個人差がはっきりと出てくるのが2年生です。
国語の漢字や文章の読み取りについては、1年生のときと比べて急激に難しくなってきます。



読む文章が長くなり、ジャンルも広がる

物語文や説明文などの文章が長くなり、内容も複雑になります。
「順序」に気をつけて読む活動が中心になり、昔話や神話などの読み取りも加わってさまざまなタイプの文章に触れていきます。



コミュニケーション力が重視

コミュニケーション力の育成がスタートするのも2年生の特徴です。
自分の考えや思いを相手に確実に伝わるように書いたり話したりする活動が重視されていきます。

ポイントは、自分がしたこと、見たこと、感じたことなどを自分の言葉で説明することです。
家庭での会話や経験、読書量が豊富な子供は、豊かな言葉を使ってコミュニケーションをすることができます。



漢字は1年生のときの2倍

2年生で習う漢字は160字。
1年生で覚える漢字の何と2倍もの量を覚えなければなりません。
また、画数も多く、複雑な字形の漢字も増えてきます。
ですから、春休みのうちに1年生で習った漢字をしっかりと復習して、確実に覚えておいた方がよいでしょう。



小学校2年生の「算数」の学習内容

2年生は、算数の基礎となる学習が本格的に始まります。
筆算やかけ算九九、単位換算、図形や分数の学習も加わってきます。



筆算

計算では、3桁までの繰り上がりや繰り下がりのある足し算や引き算を学習します。
このとき、筆算を使って計算する力を身につけるのが2年生の学習です。



かけ算九九

かけ算九九は、3年生以降もずっと使っていく とても大切な学習です。
繰り返し練習し、確実に暗唱できるようにしましょう。
ただ単に暗唱するのではなく、九九の仕組みを理解することも大切です。



単位換算

2年生では、長さかさ時間の学習が始まります。
メートルやセンチメートル、ミリメートルの関係や、リットルとデシリットル、ミリリットルの関係についても学習します。

単位換算は、面積や体積、速さなど今後の算数学習につながる大切なものです。
2年生の段階で仕組みをしっかり理解できていないと、算数が苦手な子供に育ってしまいます。



図形

三角形や四角形などの図形の定義を学びます。
直角の概念も勉強し、長方形や正方形、直角三角形などの図形の名称も覚えなければなりません。



分数

分数の基礎を学ぶのも2年生です。「1」に対して半分が1/2、その半分が1/4というところまでが学習の範囲です。
分数の概念についてはなかなか実感できず、つまずく子供も多くいます。



2学期以降は要注意!小学校2年生の国語と算数でつまずくところ

2年生は、2学期以降から学習内容が急激に難しくなります。
漢字やかけ算九九、単位換算などつまずくところも子供によって異なってきます。
でも、どれもこれからの学習の基礎となる大切なものばかりです。
子供がどこでつまずいているのかをしっかりと見守り、苦手意識を持たせないようにすることが大切です。



国語でつまずくところは「読解力」と「漢字」

国語でつまずきやすいところは、何といっても文章の読み取りです。
時間や事柄の順序に従って文章を読み解いていく力が求められるからです。
1年生のときのように1度読んだだけでは理解できない複雑な文章も増えてきます。
また、登場人物の気持ちを豊かに想像できるかどうかで、国語の学力に差が出てきます。

漢字の読み書きは、家庭学習で繰り返し練習しているかどうかがポイントです。
「園」や「歌」などの画数の多い漢字は間違いやすく、横棒を書き忘れる間違いが目立ってきます。
書き順や「へん」と「つくり」など、漢字の決まりを身につけて1画1画を正しく覚えることが大切です。



算数でつまずくところは「単位換算」と「かけ算九九」

2年生にとって、長さやかさの単位は子供たちの生活とは関係が少ない単位です。
定規の使い方に慣れていない子供であれば、正確な測定ができないケースも見られます。
また、「1m=100cm」「1L=10dL」などが理解できていないと、長さやかさの計算でつまずいてしまいます。

かけ算九九もつまずきやすい学習の一つです。
特に、7の段や8の段はつまずきやすく、そのままにしておくと3年生以降の学習に大きく影響していきます。



子供の国語と算数の力を伸ばす親の関わり方のポイント

小学校 2年生の国語や算数の学習は、1年生のときと比べて格段に難しくなります。
母親や父親がつまずきやすいポイントを知った上で、積極的に関わってあげましょう。



親子の会話でコミュニケーション能力を上げる

国語の力を伸ばすためには、家庭での会話が重要になります。
自分の気持ちを、自分の知っている言葉を使って伝えれるのか、相手の気持ちを理解できるのかと親子の会話を通して子供の会話への理解の深さを知ることができます。
家庭では、一日の出来事を話し合うことや 本の読み聞かせをしたりなど効果があります。
親子のコミュニケーションを通して、子供の会話力や感性が育まれるのです。



物の単位や日付は正しく使いましょう!

「一」から「十」までの漢数字については、1年生で学びます。
でも、2年生になっても「七日」を「なのか」と読めない子供がいます。
ですから、カレンダーの日付の読み方をご家庭でも正しく使うことをおすすめします。
「今日は八日(ようか)だね。」と日頃から子供に教えてあげれば、日付の正しい読み方を生活の中で身につけていきます。

また、日本語には独自の単位があります。
箸なら「1膳」、靴であれば「1足」、牛や馬なら「1頭」など、正しい単位を使って子供に教えてあげましょう。
子供にわかりづらいからといって、どのようなものでも「1個、2個」と使ってしまうと、正しい単位を知らずに育ってしまいます。

日付に関する問題は、中学入試でも出題されることがあります。
「~日目」と「~日後」の区別がわからずに間違えてしまうことがあるのです。
算数でも国語でも、日常生活の中での親子の会話がとても大切なんですよ。



算数は実物や生活と結びつけて!

算数の長さやかさの単位は、実物を子供に示すと頭の中でイメージすることができて理解が深まります。
長さの単位であれば、11cm4mmから8mmを引くという問題の場合、実際に11cm4mmの紐を用意して8mmを切ることにより、理解が深まります。
かさの学習であれば、コップや水筒、やかん、計量カップを使って繰り返し操作をしてみてください。

また、「時間」の概念は目に見えないだけに子供にはなかなか理解できません。
家庭では「6時」「3時半」のような読み方だけではなく、「6時の15分前になったら炊飯器のスイッチを入れてね。」などの表現も意識的に使うようにしてください。
また、「10分間」というイメージも子供には理解が難しいようです。
「10分」ではなく「10分間」と「間」の言葉を使うことで、生活の中で身につけさせてあげましょう。



かけ算九九は楽しく覚えられる工夫を!

かけ算九九は、2年生の10月頃から学習するのが一般的です。
かけ算九九を暗唱できるようにするためには、反復練習が必要です。
ただし、機械的な練習だけではなかなか身につきません。
九九の仕組みを知った上で、楽しく覚えられるようにママやパパが工夫をしてあげましょう。

例えば、お風呂に入ったときに親子で九九を唱えるのもよいでしょう。
また、計算ゲームソフトやタブレットで学習するという方法もあります。
かけ算九九の暗唱をストレスなくできるようにするためには、夏休みから始めるのもよいでしょう。

さいごに

小学校2年生で習う内容は、これからの学習を進めていく上での基礎と言っても過言ではりません。
この時期につまずけば、苦手意識を持つ可能性も高くなります。
そのためにもお子さんには、家庭学習を習慣づけさせましょう。

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