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早生まれの子供に小学校受験が不利にならないように親としてできる事!

早生まれの子供には、「お受験」はデメリットになるのではないかと考えてしまうのも親心です。確かに幼児期は月齢によって運動能力や語彙力、思考力や社会性などに差が出やすいのは確かなことです。月齢が低いからこそ、お受験本番が近づいても能力は伸びるものです。低月齢のお子様のお受験に向けて、親子で早めの受験準備に取り組むことが大切になります。

幼児期の早生まれというと学力などに大きな差を生むと懸念される場合もあります。
小学校受験を考え始めているご家庭にとっても、お子さんが早生まれの場合には、「どうなのか?」と心配になってしまうことでしょう。
それでも最近の小学校受験の動向を見ていると、早生まれの子に考慮をして 月例別の試験を課している学校も少なくはないのです。
例えば、誕生日順にグループを作って行動観察を行うなどの配慮がそれにあたります。
早生まれのお子さんのお受験についてみてみましょう。

目次
▼ 【早めの受験準備がおすすめ!】早生まれをデメリットと考えないで親子で努力をすることが大切
▼ 子どもの月齢に考慮した入学考査を実施する小学校もある
▼ 月齢配慮だからといって安心は禁物!試験当日に向けて子供の自立心を育む大切さ
▼ 早生まれだからこそ努力は必要!今の段階での遅れは必ず追いつくと信じる!
▼ 月齢を気にしすぎないで!「子供の資質」が志望校選びのポイント
▼ 早めの受験準備で子供は受験への自覚も出てくる!目的がある子供は意欲も増す!
▼ さいごに
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【早めの受験準備がおすすめ!】早生まれをデメリットと考えないで親子で努力をすることが大切

子供が早生まれだからと言って、お受験の準備で何も引けを取ることはありません。
確かに、小学校の入学前に早生まれの子に比べると4月生まれの子どもの方がなんでもできるというイメージが強いものです。
お子さんの生まれた月によって、成長の差は著しい部分もあります。
子供の小学校受験を、早生まれと言う理由で父親や母親が諦めるのではなく、小学校受験の準備を早めるなどの対策を取ることでいくらでも対処ができるのです。

確かに、5歳という年齢で早生まれと遅生まれの差は どの位あるのかと考えてしまいます。
親の気持ちとすればそのハンディをなくしてあげたいと考えるのは当然の気持ちです。
早生まれの分、親御さんが黒子になって立ち回れると、そのハンディは自然に埋まるものです。
お子さんの成長が追い付かないと嘆く前に、今できることをどんどん進めれば良いのです



早生まれの子どものお受験対策として早めに準備をするのも一つの手段

入学考査では、早生まれのお子さんに対して、他のお子さんと同じような試験を課すのはどうしても、月齢の差があるぶん不公平が生まれるわけです。
そこは小学校側も強く意識をして臨んでいます。
つまり、学校側が生まれ月別のグループ分けをするなどして入学考査を進めることは、とても必要な配慮です。
月齢に応じた問題レベルの上げ下げなども、微妙に小学校側が行っているのです。

ただ小学校側の配慮に頼るのではなく、早生まれということを念頭に置いて早い時期から幼児教室に通いだし、受験塾に移行するという方法を考えるのも一つの手段です。
親としては、少しでも早い時期に、周りの子供との月齢のギャップを埋めてあげたいと思うものです。
そこを常に意識しながら、受験準備を進められると より良い結果につなげることが可能になるのです。

実際に年子を育てているご家庭でありましたが、下のお子さんは一つ年上のクラスのお子さんと良く遊ぶと言われていました。
力では上のお子さんに少し負けますが、足の速さはほぼ同じとお聞きしました。
折り紙やハサミに触れる時期も上の子の影響で早く、同年齢のお子様と比べると工作がしっかり作れるようです。
つまり、早生まれのお子さんでも早めに努力をする事で他の月齢のお子さんと引けを取らないくらい習得することも可能なんです。
お子さんが頑張って努力をしている際には、たくさん褒めてやる気をアップさせることがポイントですよ。

子どもの月齢に考慮した入学考査を実施する小学校もある

小学校受験を考えたときに、早生まれの子供の考慮をしてほしいと親としては思うものです。
確かに、早生まれの場合には、何かと遅れをとってしまいがちです。
受験考査のある小学校には月齢考慮をされている小学校もあります。
入学考査時に月齢考慮のある試験体制で、お子さんは受験に挑むのが理想ではあります。
しかし、全ての小学校に月齢に伴う配慮があるとは限りません。
志望校の中に、月齢配慮のある小学校が含まれていない場合には、やはりかなり不利になることは間違いありません。

実際に生まれ月が半年から1年近くも差が出てしまうと、能力の差も当然出てしまうのです。
そこで、受験のある小学校によっては、子どもの月齢をもとに試験日を区切るなど特別な配慮があるのです。
あまりにも早生まれすぎて、体格や能力に差を感じている場合には、月齢の開きは埋められるのです。
月齢配慮というのは、あくまでも学校側の配慮であります。

実際に厳しい受験の世界では生まれつきはあくまでも必然的なことであり、考慮されるとしてもほんの一部と考えるべきでしょう。
できないことを嘆く前に、子供が少しでもできることを探すようにしてください。



行動観察では月齢の差が出やすい

同じ試験内容でも受験生である子どもの生まれた月によって結果は異なるものです。
特に行動観察の場面ではそのように言われているものです。
行動観察では、月齢が高い子の方が絶対的に主導権を握るわけです。
だからこそ月齢別の配慮が必要です。
但し、お子さんの本質は変わらないわけです。

完全に月齢別の配慮がある場合には、行動観察の場面で不利にならないようにと配点は考えられているものです。
ただ、口頭試問やペーパーテストの上では月齢配慮はありません
それをどう捉えるのかは、親御さんの気持ち次第です。
決して、小学校受験準備の進み具合については、早生まれを理由にしてはいけないということは言えるのです。

月齢配慮だからといって安心は禁物!試験当日に向けて子供の自立心を育む大切さ

お受験当日、早生まれのグループで試験を受けられるからと言って安心ということはありません。
受験の世界には安心という言葉は存在しないと常に考えておくべきでしょう。
お子さんが試験の当日どのような姿勢で臨むのか?ということだけが指標になるのです。
月齢配慮をしてもらえる数点を頼りに合否にまでたどり着けるかどうかは別問題だととらえておいてください。

あまりにも月齢考慮を前に出してしまうと、早生まれのお子さんが、お受験当日に感情をコントロールできずに手が付けられなくなる可能性もあるのです。
そうなってしまうと月齢配慮の意味が薄れてしまう可能性もあります。
月齢の低い子に対しての配慮は一応行いますが、実際には、試験は試験ですというスタンスを打ち出してもらえている方が、父親・母親としては やりやすいのではないでしょうか?
親が側にいると子供は、ついつい甘えが出てしますのが実情ではあります。
早生まれなりに少しずつ自立心を育てることが、子ども自身の感情コントロールする力自分で考えて実行する力を育んでいきます。

早生まれだからこそ努力は必要!今の段階での遅れは必ず追いつくと信じる!

例えば準備をしている今の段階でまだまだ4歳前後という場合には、早生まれの4歳と遅生まれの4歳とでは大きな差があります。
言語能力についても開きがあるのは当然です。
受験の本場に近づく段階で、今ほどの遅れや月齢の差があるとは必ずしも言い切れないわけです。

お受験の本番直前にお子さんが伸びを見せてくれる場合も大いにあります。
そこを期待してみてもよいのではないでしょうか?
志望校を選ぶ際に月齢考慮にばかりとらわれてしまうと、志望校選びにブレが出てしまうこともあります。
あくまでも

  • 入りたい小学校はどこなのか?
  • その小学校に入りたいという志望理由をしっかりと親が持ち合わせること

が、必要なのです。
そこを見落とさないようにしてください。



月齢の違いを認めて育てる

何をさせても、早生まれの子はおっとしていてワンテンポ遅れてしまうという感覚があります。
しかし、小学校の入学時には月齢の差も気にならなくなるものです。
それは自然の流れであり、ある程度 仕方のない問題と切り離して考えれば良いのです。

  • 慶應義塾幼稚舎
  • 日本女子大学 附属豊明小学校
  • 青山学院初等部
    など

上記小学校については月齢に応じた試験や配点はほんの一部の配慮と考えた方が良いでしょう。
それ以外は、やはりお子さんの資質を見られると考えておいてください。

  • 白百合学園小学校
  • 学習院初等科
  • 成城学園初等学校

こちらの上記3校については、早生まれであることを特に考慮しない試験内容を実施しています。
志望校によっては、月齢差に応じた試験が実施されないこともあります。
しかし、早生まれ対応がされないという事だけで諦めてしまうのはあまりにも残念なものです。

月齢を気にしすぎないで!「子供の資質」が志望校選びのポイント

お子さんの月齢について気にしすぎると、他のことが疎かになってしまいます。
そうならないためにも、まずは入学考査当日までの期間をきちんと想定し、悔いのないようにお子さんと受験準備を進めることの方が大切です。
親御さんが早生まれを苦にして、何事にも おどおどとしてしまうと、その姿勢はお子さんにダイレクトに伝わってしまうものです。
それではお受験準備を進める上で不利になってしまうわけです。

月齢考慮をしている小学校には、早生まれの月齢の子が殺到する可能性もあります。
そうなると余計に競争率が高まるばかりです。
月齢を気にしすぎて志望校が狭まるのは、もったいない話です。
そうならないためにも、まずはお子さんの資質を高めるように親御さんも努力をしてください。



脳の発達の進度はその子次第

月齢の差によって、体格の差が出るばかりではありません。
どうしても脳の発達の差が出てしまう場合があります。
毎日ペーパーテストの演習を少しずつ行うことで、確実に頭の中に浸透するタイプの脳と、まだまだ吸収が悪い脳があるのです。

お子さんの能力はまだまだ伸び盛りです。
しかし、遅生まれの子どもとの実力の差が明らかに出てしまう場合には、ペーパーテストが課せられない小学校を選ぶのも一つの手段です。
また、難易度の高めの出題を頻繁にするような小学校を選ぶのは避けた方が無難という選択も出来るでしょう。
お子さんにとって何が一番有利なのかを親として考えることも必要です。

早めの受験準備で子供は受験への自覚も出てくる!目的がある子供は意欲も増す!

志望校側からすると、願書を見ればその子が早生まれであることはすぐにわかります。
そのうえで受験本番までにどのような準備を経て、今この場に立っているのか?ということに重きを置きます。
親の方が、早生まれであることを気にしすぎて、最悪の場合にはお子さんの能力を卑下することが一番よくないパターンなのです。

親子で早生まれであることのハンディを考えることは一切捨ててみてください。
そうする事で、お受験本番に向けて親子揃って努力を惜しまなくなるのです。
同じ5歳児としての平均的な配点を考慮すると、多少、早生まれである子には配慮が期待できます。
但しそれがすべてではないことを最初にわかっておいていただきたいのです。



ライバルが多くなるのを覚悟しておく

月齢配慮をする小学校には志願者がそれなりに多く集まることをきちんと理解しておきましょう。
そして、あくまでも実力主義の世界と捉えて、早生まれ対策として、早めに何事も対策を講じる必要性を考えておきましょう。
早生まれであることをハンディ―に捉えずそして、加点などにも甘えず、他の受験生と一律に自分の子供も受験生であることを自覚する親御さんであるべきです。

月齢考慮の一切ないお受験でも何も諦める必要はありません。
とにかくここで必要なのは、お子さんの受験への自覚とモチベーションの維持です。
それ以外の部分では、何も憶するものはありません。
とにかく前向きに打ち込む姿勢をきちんと小学校側に見せることができれば、早生まれ以外のお子さんと同等に勝負でできるのです。

さいごに

「早生まれは、不利である」と考えずに、小学校受験に真摯に向き合いましょう。
その姿勢はお子さんにも必ず伝わるものです。
そこから最初の第一歩を踏み出せれば何の問題もありません。
能力の差は数点の差であるととらえて、自分の子供の早生まれのハンディを親が勝手に決めつけない姿勢も重要です。

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