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子どもへお手伝いを積極的に行わせるべき理由

お受験の面接では「家ではお手伝いをしてますか?」っと尋ねられることがあります。子供は、お手伝いを繰り返すうちに、どのように工夫すれば要領よくできるのか試行錯誤を行うようになってきます。また、任せられたお手伝いを責任を持ってやり抜く力を育みます。子供はお手伝いが好きなんです。子供のやる気を刺激してお手伝いを習慣づけましょう。


お手伝いは家庭によってかなりの差があるようですね。
何故お手伝いは必要なのでしょうか?
どんな進め方をすれば、積極的にお手伝いをする子どもに育つでしょうか?

目次
▼ どれくらいお手伝いしている?
▼ 家庭で自然にお手伝いする学年別にルールを決める
▼ 手伝いしたくなる方法
▼ 子供が手伝いたくないと嫌がるときはどうする?
▼ お手伝い嫌いにならない注意
▼ さいごに
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家庭環境によりお手伝いに対する意識が異なる

お手伝いをどのように認識しているかは家庭によってまちまちです。
例えば家で商売をしている家庭などは、両親が忙しくて子どもが夕飯の買い物に行ったり、洗濯物を取り込んだりするのが常になり、それをお手伝いと認識していないこともあります。
また、専業主婦(夫)の家庭では、あえて教育のために子どもにお手伝いを課しているようです。
前者の場合は、やらなければ家族が困るわけですから必然的にやらざるを得ません。
子どもというよりは家族の一員としての役目を果たしているわけです。
それに対して、後者は子どもがお手伝いをしなくても、日々の生活はスムーズにできますが、ある程度の年齢になれば、家族の一員として何か家族のために働くこと「お手伝い」と呼んでいるのです。
お手伝いは子どもの自立を促すものであると言えます。

子どもの成長に合わせてお手伝い内容を決める

子どもの成長に応じて課すお手伝いについて見てみましょう。
たくさんの子どもがいる家庭なら、年上の兄姉は「年下の弟妹の世話をすること」こそお手伝いの第一歩ですし、年下の弟妹は「年上の兄姉をお手本にマネをしながらお手伝い」ができるようになるので、親は特に何も指示しなくてもよかったのです。
しかし、最近の少子化によって、1人っ子や2人兄弟姉妹の家庭が増えているため、親が考えてお手伝いをさせることが必要とされています。
お手伝いのルールとして大切なのは、簡単なことでも日々の暮らしで持続できることを課すことです。
例えば、1人で靴を履いて外に出られる年になれば、玄関まで朝刊を取りに行く飼い犬にご飯を持って行くなどができるようになるでしょう。
もう少しカラダが大きくなって、重いものを持てるようになればジョウロに水を入れて植木に水をあげる食事をテーブルに運ぶなどができるようになるでしょう。
ベランダの洗濯物を取り込む・お風呂掃除をする・洗い物をする・おつかいに行くなどは危険を伴うこともあるので、親が判断して課さなければなりません

「お手伝い」で育まれる子どもの成長

子どもがお手伝いをしたくなるためにまず親が考えるべきことは、自分がしたくないことは子どももしたくないということです。
親が楽しんでしている家事は子どもにもわかるものです。
親がまず家事は楽しいものである、家族のために働くことは楽しいものであると感じさせることが大事です。
楽しいことを子どもと共有することからお手伝いを始めることです。
楽しいことなら続けることも可能になります。
また、褒めること、感謝することも忘れてはいけません。
「褒めて伸びる」とよく言いますが、褒められればまた褒めてもらいたいと思うものです。
感謝して喜んでもらえれば、また喜ばせたいと思うものです。
子どもにとって褒められること、感謝されることはやる気の向上にもつながります。
お手伝いをする事で、子どもにどのような効果があるのかまとめてみました。

【お手伝いと子どもの成長】

  • 自立につながる
    お手伝いをする事で、自分の身の回りのこともできるようになっていきます。
    生活するための基礎が身についていきます。

  • 思いやる心が生まれる
    普段からお手伝いをしていると、「机拭きしようか?」など自然とお手伝いができるようになる。
    相手がどういう行動をとるのか予測し、気をきかせて 自分は何ができるのか考える。

  • 考える力を育てる
    もっと上手にできるにはどうするのか考えるようになってきます。
    たとえ、お手伝いに失敗しても叱らないで下さいね。
    次のステップアップにつながります。

  • 自信につながる
    お手伝いでは「できた!」っという達成感を味わえます。
    達成感を味わうことで子どもは、自分の力を信じ、自分で考えて行動ができるようになります。

  • 責任感が育つ
    お手伝いを任せられることで、子どもは責任をもって成し遂げようと頑張ります。

  • 親子の絆が深くなる
    子どもにお手伝いをしてもらうことで時間や手間がかかりますが、親子の時間はその分増えます。
    見守られていることで子どもは安心してお手伝いをします。
    たまには、親がお手本を見せながらすると上達も早くなります。

子供が手伝いたくないと嫌がるときはどうする?

もちろん体調が悪かったり忙しかったりしてできない日もあるでしょう。
そんな時に無理強いすることはありませんが、基本は毎日できるようにしたいものです。

言葉で言ってわかる年齢なら、話をしましょう。
子どものお手伝いと親のしごとや家事は同じだということです。
お父さんやお母さんが、仕事をしなかったり食事を作らなかったりしたら、どうかということを子どもに考えさせましょう。
家族にはそれぞれの役割があります。
たとえ子どもでもそれは同じです。
それがわかれば、何故お手伝いが必要なのか納得できるでしょう。

言葉で分からない年齢なら、嫌がるときは一旦やめてみたり、一緒にするのもいいでしょう。
幼い子どもが嫌がることを無理強いしては、トラウマになってお手伝いをしなくなるかもしれません。
子どもが、お手伝いを嫌いにならないようにしましょう。

お手伝い嫌いにならない注意

先にも書きましたが、子どもがお手伝い嫌いにならないようにするにはいくつかの注意点があります。

  • あまり難しいお手伝いを課さない
    能力より難しいことをするのは苦痛以外の何物でもありません。
    年齢や能力に応じたお手伝いを子どもの生活の中、無理のなり範囲でさせることが大切です。

  • 「お手伝いする=家族を喜ばせる」と理解させる
    お手伝いをすることが当たり前だという雰囲気を作らないように心がけてくださいね。
    子どもが自主的にする気持ちが大切なんです。
    たとえ毎日のことであっても、小さなお手伝いであっても、「ありがとう」と感謝されることやパパやママの笑顔がお手伝いのご褒美となることを忘れないでください。

  • 子どもの気持ちを尊重しましょう
    子どもがお手伝い嫌いになりそうなときには、無理強いせずに子どもの気持ちを尊重しましょう。
    子どもにとって、イヤな思い出や体験はいつまでも尾を引くものです。
    お手伝い嫌いになりそうになったら、一度見直すことが大切です。

以上3点に気をつけて、子どもが家族の一員であることを実感できるようなお手伝いをさせることで、社会性が育ち自立にもつながるはずです。

さいごに

テーブル拭きや食後の皿を台所に持っていくなど幼くてもできる事はあります。
お手伝いをする際の注意点やポイントを子供なりに学んでいきます。
子どもの成長に合わせて、少しずつできる事を増やしてあげてくださいね。
例えば部屋の掃除を任せるようになると、どのようにしようかっと考え、計画性を持って実行できるようになって行きます。
子どもが大人になってからの生活力を育てる為にもお手伝いは大切なことです。
何度も話しておりますが、お手伝いの後には「ありがとう」など感謝の言葉をかけてあげてくださいね。
お手伝いをする事で子供の自立を促します。
お受験では、「行動観察など」自分で考えて行動することも必要になります。
是非、幼いうちからお手伝いを習慣づけてくださいね。

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