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【実例紹介】習っていた「お稽古事」は小学校受験のためにやめる?続ける?

受験準備期間中は、志望校の受験に向けて塾に通うお子さんが多いものです。子供を受験勉強に集中させるためにも今まで通っていた習い事はやめる方がいいのか悩みますよね。お子さんによっては、お稽古事がストレス発散となって受験準備をスムーズな方向に転換させるパターンもあります。しかし、受験準備との両立は厳しい可能性があります。

今回は、受験準備を始める前から習っていたお稽古事についてまとめてみました。
お子さんの時間管理は親御さんがされていると言っても過言ではありません。
志望校に合格するためにも、お稽古事との付き合い方のヒントになればと思います。

目次
▼ お稽古事と小学校受験の準備は両立できるの?
▼ 受験塾とお稽古事の両立が難しいタイプの子供とは?
▼ お稽古事を楽しむ余裕がない!そんな時期は休むのがおすすめ
▼ 塾の方針によっては受験準備に集中!お稽古事に理解を示さない場合もある
▼ さいごに
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お稽古事と小学校受験の準備は両立できるの?

親御さんによっては、とにかく受験本番が過ぎるまでは全面的にお稽古事を一旦やめて、次のシーズンまで封印するという方もいます。
受験準備期間中「お稽古事」への考え方は、ご家庭によってそれぞれ異なります。
塾によっては受験が終わるまでの間、お稽古事は控えたほうがよいというアドバイスをされる場合もあるようです。
これも、考え方次第なのですが、お子さんが楽しんでお稽古事に通い、受験の準備にも意欲的であれば何ら制約をする必要はないと考えます

お稽古事を続けたお子さんの受験準備期間中の様子を、実際に 2パターンを見聞きしてきましたのでご紹介します。



お稽古も塾も自然に通い国立小学校に見事合格!

親御さんが見事な立ち回りでお稽古事も休まずに平常通りの過ごし方をされたパターンを紹介します。
そのご家庭のお子さんは、お稽古事のイベントにも参加をしながら小学校受験を勝ち抜いたのです。
お母さんにこれまでのご苦労について お話を聞いたときに即座にお答えになったのが、
「うちの子、受験の塾も、ピアノも両方大好きなんです。」
この言葉でした。

国立小学校を目指し 年中の後半から準備に取り掛かりましたが、その間に大好きなピアノ教室にも通い、発表会にも出たと報告を受けました。
どこまで器用に何でもこなせる子なのかと感動をしたものです。
きっと、親御さんの時間の使い方声のかけ方が上手で、お子さんも自分の気持ちの向け方をきちんとわきまえているタイプの子だったのでしょう。

元々はピアノ教室にだけに通っていたお子さんでしたので、気分転換にピアノ教室だけは続けていました。
お稽古事は塾での勉強からかけ離れているのでお子さんにはオアシスです。
楽しみでもあり達成感を試せる場所でもあるピアノ教室は、受験勉強と併用することが十分に可能であったことを見事に証明してくれました。
お子さんの器用さと、親御さんの肩に力を入れない教育方針が見事に花開いたパターンだったとも思います。



優等生だったお子さんが反乱を起こし始めたパターン

そのお子さんは、いかにも私立小学校に向いているというタイプの子でした。
それでも、年中の最後のシーズンから徐々に、塾に来ても乱暴な態度を取るようになりました。
塾でのお勉強がうまくいかないときにはかんしゃくを起こします。
そして気に入らないと、鉛筆を投げる始末でした。
徐々に塾に通うことが嫌になり、お稽古事の場所でも小さな反乱を起こしていると聞きました。

原因は、小学校受験準備に疲れていることが言えます。
何をやってもどちらも中途半端になってしまうこの子には、お稽古事にまで気持ちを向ける余裕は全くなかったようです。
このような場合のお子さんには、常に親御さんが傍について励ましながら、お子さんが求めていることに少しでも気づいてあげることが大切です。
良い意味で機嫌を取りモチベーションが上がるような言葉がけが必要であることは知っておいてください。
お子さんのやる気を高めるためにも、その頑張りを認めて褒めてあげてください。
問題がなかなか解けないときには、「一緒にしてみようか!」っと答えを導くヒントを出すのも効果的です。
受験準備は、お子さんの気持ちしだいで進み具合も違います。
そのためにも、お子さんのモチベーションを高めて、受験準備を進めて欲しいのです。

受験塾とお稽古事の両立が難しいタイプの子供とは?

小学校受験本番が終わるまでは全てお稽古事は休む方針の家庭では、事前にそのお稽古事の責任者の方に事情を話します。
そして、当面、お休みをすることを打診して然るべき手続きを取っておきます。
真面目すぎて無理が効かないタイプのお子さんには受験準備とお稽古事の同時並行は難しいことに気づいてあげてください。
たいていの場合、体調も不安定になりやすく様々なことに影響を受けやすい子だと思います。

ここで無理をさせて何も手につかないという結果にならないように、今 頑張ることの数を減らしてあげてください
お稽古事が気分転換にならないタイプのお子さんだと思います。
受験準備期間中は、お子さんの心身のコンディションを重視しておきましょう。
その方が、塾とお稽古事を併用するよりも受験の準備に集中できるはずです。



何事も通例にこだわらないこと

「しんどいことは辞めれば良い」という考え方を常に持っていると、お子さんの気持ちの中でも「これだけは」という部分がそぎ落とされてしまうのです。
適当に何事もまんべんなく出来る年齢でもありません。
親御さんは、お稽古事を続けるお子さんのメンタルに向き合うことも時には必要です。
みんなが辞めたから自分も辞めるという判断は必要ありません。

まずは、自分のお子さんにとってお稽古事の存在はどの程度なのかを考えましょう。
そして、お子さんの気分転換とは何でしょうか?
お友達とひたすら遊ぶことを喜びと感じているお子さんには、お稽古事は二の次なのかもしれません。
それよりも、自分の遊びに興じることや一つのことに集中する方が向いているという場合もあるのです。
我が子の事に限定して考えれば良いのです。
それ以外の選択を考える必要はありません。
周りに合わせる必要もどこにもないのです。

お稽古事を楽しむ余裕がない!そんな時期は休むのがおすすめ

子供をお稽古事に通わせることに一抹の不安負担を感じる場合は、受験準備に一本化した方が無難です。
親は、受験準備のために志望校の情報収集などに力をつくすものです。
小学校受験の様々な行事に参加をしていくうちに、親としての心のゆとりをなくしていませんか?
そうなるとお稽古事どころではなくなるのは無理のないことです。
少しでも親がそう考える以上、お子さんが純粋にお稽古事に通うのは厳しくなります。

それでも、受験準備を進める結果、時間が無く お稽古事をやめるきっかけになったとしても、受験が終わった時期に復帰もできます。
あまり深刻に考えないようにし、現状を踏まえて選択した事を信じてください。
お稽古事は、お子さんの成長を親として楽しみながら見守ることに意味があるのです。
それが出来ないと判断したときには、お稽古事を お休みをしても良いのではないでしょうか?



受験に向いていると言われるお稽古事もある

お受験の願書に、「習い事」などについて記載できる欄があります。
幼い頃からそのお稽古事を熱心に続けている場合には、堂々と書くべきでしょう。
何事も継続こそが力になります。
それを考えたときに、長年続けているお稽古事の存在に改めて感謝の気持ちを持つようになります。
そして誇らしくも感じられるわけです。
実際に、忍耐鍛錬も、お稽古事から学んだというお子さんも多いのです。
お稽古事と塾とは役割が違います。
だからこそ、受験準備期間中に お稽古事を休むことに疑問を持つ親御さんもいるのです。
そこだけを切り取ってみると、なかなか答えが出てこない問題でもあります。
ただ、お子さんが好きで続けているお稽古事の場合には無理やりに遮断する必要はなさそうです。
その場合は、本番直前の一時期だけ回数を減らすなどの配慮すれば良いのではないでしょうか?
体力をつける、度胸をつける、受験以外の時間を楽しめる、という意味でもお稽古事の存在は完全に打ち消す必要がない場合もあります。

塾の方針によっては受験準備に集中!お稽古事に理解を示さない場合もある

お子さんが通う受験塾が常にタイトなカリキュラムであるならば、お稽古事が難しくなる場合も多いのです。
塾側も今は受験に専念をして欲しいという内容を示す可能性も高いからです。
ただ、それは個人情報ですし塾の立場で侵害できるものでもありません。
その塾の理想として、受験への準備期間中は勉強に集中するためにも お稽古事をやめて欲しいのです。

発表会があるバレエやピアノについては、どうしても日々の練習が必要になります。
実際にその練習時間さえ取れなくなることは間違いありません。
家で練習をする時間も取れない場合には、既に両立が出来なくなっていると判断できます。
徐々にすべてのことに結果が伴わなくなるとお稽古事にも熱が入らなくなるものです。
受験のストレス解消になる場合を除けば、お稽古事をお休みをする方が無難とも言えるのです。



難関校受験の場合はお稽古事は休むが無難

お子さんがお稽古事に通うことで受験準備によい結果をもたらす場合もあります。
その場合は、お稽古事がよいストレス発散となりモチベーションが保たれていると考えられます。
きっと、やる気を持って受験準備に取り組むことができる事でしょう。
しかし、受験する小学校にもよりますが、かなりの難関校を目指すという場合には、数カ月はお休みをする方が安全だと思われます。

年長の夏以降は様々な模擬テストが目白押しになります。
難関校は必ずと言ってもいいほどに不合格者を多く出します。
そこを考えてみてください。
お子さんがどうしても続けたいという以上、親御さんは頑張れば良いと思うはずです。
それでも、物理的に無理になる場合にはお子さんが続けたいと言っても「休会」という形を選んだ方が安全です。
そして、お子さんには「お受験が終われば復帰しようね」と約束をしておけば良いのです。
中には、お稽古事を休むことで 何となく調子を崩す幼稚園児もいます。
それこそ、お子さんのスケジュールの中に組み込まれているお稽古事の時間が抜け落ちることへのストレスかもしれません。
こればかりは完璧な答えが出ないのも否めない部分です。

さいごに

お子さんの時間の過ごし方の決定権は、親御さんにあります。
特に小学校受験を控える身であれば尚のことです。
実際には、受験準備の忙しさや塾に通うことがピークに達する時には2ヶ月ほどお稽古事を休むお子さんが多いのです。
そして、3ヶ月目からの復帰がよくあるパターンだと知っておいてください。
年長の夏休み明けから秋の終わりの時期までは、お稽古事を優先するのを少し控えた方が安全だと思います。

小学校受験は合格発表を持って終了します。
お稽古事は小学校に入ってからでも続けられます。
この比重をよく考えて行動してください。
それが何よりもの選択になります。

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