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2歳児、3歳児の脳を育てる「家庭でできる教育」と幼稚園・保育園への「入園までに身につけさせたいこと」

2歳、3歳の子供は、自分でしたいことが徐々に増える時期です。自分の思うようにできなかったり、自分の意思が伝わらないと、暴れる泣くという行動に出てしまう子供が多い時期でもありイヤイヤ期とも言われています。自分の意思を伝える為に必要な言葉をたくさん身につけさせたいものですよね。そのためにも親子の会話や絵本の読み聞かせがポイントになります。


脳は3歳までに約80%が完成すると言われています。
この時期には、色々な経験をさせて五感を刺激させてあげましょう。
また、考える力をつけさせることで主体性も育まれます。
この時期におすすめの家庭でできる教育や幼稚園・保育園への入園に向けて家庭で取り組める事を紹介します。

目次
▼ 脳の8割が完成する2~3歳児!脳の発達に環境や経験が影響する
▼ 「イヤイヤ」は子供の自我が芽生え始めたサイン
▼ 言葉の力を育てる為には 親子の会話や絵本の読み聞かせがポイント!
▼ お絵描きなどの子供が好きな遊びの中で右脳を育てよう!
▼ 幼稚園や保育園の入園に向けた準備を始めよう
▼ さいごに
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脳の8割が完成する2~3歳児!脳の発達に環境や経験が影響する

生まれてすぐの赤ちゃんの脳は、成人の30%程度の重さです。
それが、3歳までには約80%の重さにまで発達します。
また、脳の発達は環境や経験によっても大きく影響をしてくるのが特徴です。



神経細胞のつながりによって頭の善し悪しが決まる!

私たち人間は、140億個ほどの神経細胞を持って誕生します。
誰もがほぼ同じ数の神経細胞を持って生まれてくるのに、その後、どうして頭の善し悪しが出てしまうのでしょうか?

その違いは、神経細胞の繋がりにあるそうです。
それぞれの神経細胞の先には情報の出し入れをする突起があります。
この突起の接合部分を「シナプス」と言います。
神経細胞どうしの情報が繰り返されるとシナプスは、より一層強化されていきます。
このシナプスの強化の仕方が、頭の善し悪しに関係しているようです。
一生のうちでシナプスの数が一番増える時期3歳頃だといわれています。



脳の発達は環境や経験によって変わってくる!

脳の発達に大きく影響を与えるシナプスを強化するには、環境づくりが何よりも大切です。
子供が夢中になる環境をつくることで、才能を伸ばしていくための脳の基礎を築いていけるのです。

脳の発達を促すポイントは「自由さ」「親の愛情」です。
動く自由により、子供は脳をフル回転させていきます。
さらに、ママやパパの愛情あふれる働きかけが赤ちゃんのシナプスを最も活発化させるともいわれています。

「イヤイヤ」は子供の自我が芽生え始めたサイン

2歳前後になると「イヤイヤ期」がやってくるのが一般的です。
子供の「イヤイヤ」は、自我が芽生え始めた親へのサインだと考えた方がよいでしょう。



これって、イヤイヤ期?

イヤイヤ期は、期間や内容に個人差があります。
早い赤ちゃんであれば1歳前後から、遅い赤ちゃんであれば、4歳頃まで続くケースもあります。
さらには、ママやパパが気づかずにイヤイヤ期が過ぎてしまう赤ちゃんもいるようです。

イヤイヤ期で見られる行動としては、公園に遊びに出かけて帰るのを嫌がったりある日突然歯磨きを嫌がったりすることがあります。
また、友達のおもちゃを取ろうとしたり できないようなことでも自分でやりたがったりするのもイヤイヤ期に見られる行動です。



イヤイヤ期の原因って何?

イヤイヤ期が起こる原因は、脳の前頭前野が十分に発達していないためだと考えられています。
この前頭前野は、欲求や衝動などをコントロールする働きがある脳の領域です。

自我が芽生え始め、自己主張ができるまで成長した2~3歳児だからこそ見られる行動で、自己が成長している証だといえるでしょう。

言葉の力を育てる為には 親子の会話や絵本の読み聞かせがポイント!

2歳~3歳頃の赤ちゃんは、母親や父親の「助け」が必要な段階から「支える」子育てへと移行する時期です。
語彙数も増え、会話も滑らかになってくる大切な時期でもあります。
言葉の力を育てるために、しっかりと支えてあげましょう。



正しい日本語を使えるように意識させよう!

幼児期の言葉の発達には個人差がありますが、2歳頃になると単語をいくつか使って会話ができる子もいます。
単語を話せるようになってくると、助詞も使えるようになり正しい日本語を使えるようにもなってくるのも2歳児の特徴です。
さらに、3歳くらいになると「○○くんは意地悪だから嫌い!」のように、因果関係のある話ができるようになってきます。

言葉の力を育てる大切な時期だからこそ、正しい日本語を使えるように意識させてあげましょう。
言葉の訓練は、焦らずゆっくりと「支える」ことが大切です。
小学校低学年頃まで時間をかけて関わってあげましょう。



自分の気持ちを言葉で説明させよう!

この時期は、自分の気持ちを言葉で説明させることも大切です。
たとえ不十分な内容であったとしても、自分の気持ちを言葉で説明しようとすると、欲求や衝動などをコントロールする前頭前野が発達します。
子供の話は、たくさん聞くように心がけましょう。
子供が話したくても話せる機会がないと、自分の考えを言葉で伝えるのが苦手になる可能性があります。

子供に言葉の使い方や間違いを教えてあげるのは大切なことです。
しかし、熱心になりすぎて子供を叱るようなことは避けてください。
子供が萎縮して、親の側で伸び伸びと過ごせなくなりかねません。
楽しく子供が言葉を吸収できるように子供の意見に同調したりゆっくり話しかけてあげてくださいね。



絵本の読み聞かせで言葉を広げてあげましょう!

言葉を多く覚える2~3歳児には、絵本の読み聞かせ言葉の獲得のためには効果的です。
さまざまなジャンルの絵本を読んであげてください。
簡単なストーリーの絵本であれば、繰り返し読み聞かせのおねだりをしてくるものです。
お気に入りの絵本を暗唱する子供もいるんですよ。



お絵描きなどの子供が好きな遊びの中で右脳を育てよう!

2~3歳児は、創造力を育てる大切な時期でもあります。
この創造力は、右脳の働きによって作り出されるものです。



お絵描きは右脳を育ててくれます

2歳を過ぎた頃から、直線や円を描けるようになってきます。
画用紙などを用意して、伸び伸びとお絵描きをさせてあげましょう。
クレヨンが一般的ですが、手や指に絵の具をつけて絵を描かせると右脳のトレーニングには最高です。

絵を描かせるときのポイントは、子供の感性を大切にすることです。
子供の発達段階を考えずに必要以上に口出しすると、絵に対する興味が薄れて大切な「育ち」の場を奪うことになってしまいます。



手遊びで記憶力や観察力が養われます

2歳を過ぎた頃から、ママの真似をするのが大好きになってきます。
ですから、ママとの遊びの中に「手遊び」を入れてみてはいかがでしょうか?
この時期に手遊びをすることで、記憶力観察力を養うことができます。



繰り返しの遊びで「違い」を理解する力が育ちます

2~3歳頃の子供は、同じ遊びを何度も繰り返すことがあります。
その遊びに付き合うママやパパは大変ですが、この「繰り返し」が脳の発達にはとても有効なんですよ。
同じ遊びを繰り返すことによって、子供は「違い」を理解していきます。
小さいときに繰り返しの遊びを多く経験した子供は、「正誤」や「類似」を区別できる力を身につけていきます。

幼稚園や保育園の入園に向けた準備を始めよう

子供にとって、幼稚園や保育園での生活は脳を育てる重要な場です。
育ちの大きなチャンスを生かすためにも、入園に向けて準備を少しずつ始めましょう。



ママは子離れをしよう!

幼稚園や保育園への通園は、ママやパパとしばらく離れて生活する初めての経験です。
必要以上に不安な思いをさせないためには、母子分離を丁寧に進めましょう。

2~3歳児の中には、一瞬でもママが見えなくなると泣いてしまう子もいます。
母親は、子供のそばから離れる場を意図的に作っていきましょう。
そのときは、必ず戻ってくることを事前に伝えることが大切です。
母子分離は、自尊感情を育てる基礎になります。



園生活に慣れるために

「明日から幼稚園(保育園)よ」っと言われ急に環境が変わってしまうと子供は戸惑うものです。
可能であれば、通園予定の幼稚園や保育園に何度か足を運んでおきましょう
子育て支援や公開行事が行われる幼稚園や保育園が多くあります。
園で楽しく遊んでいる子供たちの姿を見たり園までの道のりに慣れることで、入園後の生活がイメージできるようになります。
散歩の途中に園の様子を見るだけでも効果はありますよ。
幼稚園や保育園は、楽しいという印象を持って登園するようになると親としても安心ですよね。



自分でできる事を増やしましょう

幼稚園や保育園は、社会生活の始まりです。
園生活がスムーズにスタートできるためにも、一人でできることを増やしていきましょう。
自分の事が自分でできるようになると、自立にもつながっていきます。
入園前に一人でできるようにするものとしては、服を着たり脱いだりすることと、スプーンや箸の使い方、一人で排せつできる力などです。
家庭での我が子の様子を観察して、できることとできないことを見分けた上で、できることを一つずつ増やしていきましょう。



入園迄に子供に身につけさせたい事

幼稚園や保育園の入園までに子供に身につけさせたいことは、どんなことでしょうか。
上記項目にも記載されていますが、主な事項を一覧にまとめてみました。

  • 早寝早起きの習慣をつける
    入園までに生活リズムを整えておきましょう。
    朝ごはんを食べて、元気いっぱいに登園!
    日中にたくさん活動をさせましょう。

  • 挨拶ができる
    挨拶は、人と接する上での基本的マナーです。
    お友達とのコミュニケーションにもつながりつながります。

  • 自分の氏名を言える
    フルネームで自分の名前を言えますか?
    園にはと同じ名前の子もいるかもしれません。
    氏名を呼ばれた際には、返事をしましょう。

  • 自分の意見を言える・人の話を聞ける
    話す・聞くは、コミュニケーションの基礎!
    親子の会話は子供の語彙力を伸ばします。
    絵本の読み聞かせ等で聞く力を育みましょう。

  • 手洗い・うがい
    帰宅時の手洗い・うがいで風邪など予防。
    手洗い後の手拭も身につけさせてくださいね。

  • トイレが一人でできる
    和式と様式のどちらも練習しておきましょう。
    男の子は、立ってできるようしましょう。
    トイレトレーニングは、子供の成長によって差があります。
    一人でできなくても「トイレに行きたい」意思を周りの大人に伝えることができるといいでしょう。

  • 服を脱ぐ・畳むができる
    衣類の着脱が一人でできるように練習です。
    ボタンの服がなくとも、ボタン掛けの練習を少しずつ進めておきましょう。

  • 靴を履けるか
    庭園へ出たり、お散歩に出かけたり、帰宅時など靴を履く事は意外と多いのです。
    靴の脱ぎ履きが自分でできると安心です。
    靴を脱いだ後はきちんとそろえる事ができると、ものを大切に扱う心も育まれていきますよ。

  • 箸やスプーン・フォークを使えるか
    正しい箸の持ち方をマスターする為にも、間違った持ち方をした際にはすぐに教えましょう。
    昼食が弁当の場合には、弁当箱に慣れておくのもポイントです。

  • 食べ物の好き・嫌いを減らす
    食べ物の好き嫌いが多いと子供も大変です。
    少しでも好き嫌いを減らせるように好きなメニューに混ぜたりして克服させましょう。

  • お片づけができる
    自分のものをきちんと自分の棚やカバンに片づけできるようにしつけましょう。
    片づけができれば、どこに何があるのか把握ができ、必要な際にはすぐに使うことができます。

など入園前までに子供に身につけさせたいことは多々あることです。
集団生活の中では、可能な限り 自分の身の回りの事は一人でできるようにしておきましょう。



さいごに

2~3歳児は、自我が芽生え自立へつながる大切な時期でもあります。
また、自分で考えて色々とできるようになってくる年頃です。
お絵かきや歌や運動能力など目に見えて上達しているのが分かるでしょう。
幼稚園受験を予定しているお子さんも入園前までに一人でできる事を増やすことがポイントになります。
日々の生活の中で少しずつ子供の自立を促してくださいね。

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