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小学校受験科目「個別テスト」を乗り越える為に必要な力を家庭で育むおすすめトレーニング方法

小学校受験ではペーパーテストと並行して「個別テスト」というものが行われます。 個別という言葉通り、受験生のお子さんと試験官が1対1で行うテストです。 ペーパーテストと違って、人と相対するということに慣れていないと、課題を解く以前に、緊張が先走り 力を発揮できないこともあるのです。

個別テストの実践的な練習は自宅でも行えますが、親が相手では正直なところ、緊張感に欠けてしまうのです。
出来れば家族以外の第三者に手伝ってもらって様々な設問を投げかけて練習をすることをお勧めします。
それが叶わない場合には、お受験塾に通い個別テスト対策を徹底することの方が、効率よくその手段をお子さんが会得してくれます。

お子さんが個別テストを乗り越えるためには、語彙力や丁寧な話し方を身につけさせることが必要になります。
今回は、家庭でもできる個別テスト対策を紹介します。

目次
▼ 「個別テスト」とは、どのような考査なの?
▼ 個別テストでは敬語が基本!お受験では親も敬語をマスターしておくことが前提
▼ 「お話作り」は日頃の鍛錬で力をつける!家庭でできるおすすめのトレーニング方法
▼ 個別テストで緊張をしないように「絵本の読み聞かせ」などで子供の「語威力」を高める!
▼ 日常生活での会話が 第一印象をよくする「話し方」のトレーニングになる
▼ さいごに
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「個別テスト」とは、どのような考査なの?

最初にドアをノックして試験官の待つ場所まで一礼してから進みます。
ここで緊張を迎えてしまうと、その先の課題に取り組むことに至りません。
ここをまず克服してください。
そして、試験官から提示される課題に取り組んでいきます。
個別対策をしっかりと行っておく方が良い私立小学校は関東では以下の通りです。

  • 青山学院初等部
  • 学習院初等科
  • 田園調布雙葉学園小学校
  • 桐朋学園小学校、桐朋小学校
  • 白百合学園小学校 など

上記の私立小学校などが、個別テストでの状態を評価に加えて総合的な判断の材料にするそうです。

たとえば次のような問題が提示されます。

調理器具を見せられて「これは何をするものですか?」という簡単な質問です。



もしも、その道具の名前や用途がわからない場合でも何か言葉を発することが肝心なのです。
「お料理に使う何かだと思います」という回答でも減点にはならないのです。
一生懸命自分の持てる語彙の中で答えようとしている姿勢が試験官に伝わればそれで上出来なのです。



自分で物語を作るという回答

子供の言葉や表現力を試されるお話作りの問題には、どのような問題があるのかみてみましょう。

一枚の絵を見せられて例えば「母親と女の子が台所にいる」という状況から、次のお話を自分のオリジナルで語るという課題です。



「これからお料理を一緒に作ろうとしている」という回答が正解なのですが、そこから「お子さんのイマジネーションがどれだけ膨らんでいるのか?」を試験官は知りたいのです。
そして、語彙力と表現力がどの程度あるのかを知るためにもこの個別テストを通じて個々のお子さんの能力を確かめているわけです。

個別テストでは敬語が基本!お受験では親も敬語をマスターしておくことが前提

小学校受験の個別テストでは、目上の面接官に対しての子供の話し方もポイントになります。

いわゆる「タメ口」で「わからない」「もう一回教えて」などと平気で質問をオウム返しするようなタイプのお子さんの印象はどうしても悪くなります。
それよりも必ず試験官に対しては敬語を使うこと=目上の人には敬語を使う、これを徹底させることがまずは肝心です。
そこからわからないことについては素直に「わかりません」「もう一度質問をおしえてください」などと聞ける勇気も評価されるのです。

試験官の質問に対して、質問の意図を捉えて的確に回答をするということも、準備としては必要になるのです。
それには、お子さんの自信が伴っていないとどうすることもできません。
すべての話し言葉を敬語で返答し、わからないことも敬語で質問をする。
この最低限のマナーを守り個別テストを進めることがまずは最低ラインです。
そのためには、親もきちんと敬語を話せることが前提となります。


「お話作り」は日頃の鍛錬で力をつける!家庭でできるおすすめのトレーニング方法


出典:楽天ブックス

お子様との会話の中で、できるだけ子供に長く話させるトレーニングがあります。
これは受験対策にも繋がりますので、誘導質問を通して お子さんに自由に語らせてみてください。
最初は、「大きくなったらどんな人になりたい?」 「どんなお仕事をしたい?」という質問からスタートをしてお子さんの答えを待ちます。
その答えに対しまた質問を進めるのです。

「どうしてそう思うの?」などとさらに深く質問をぶつけてみるのです。
そうすることで、お子さんは深く回答をしようと努力します
この繰り返しがお話作りに繋がっていくわけです。

建設的なものの言い方を身につける必要があります。
物事を端的に語るのではなく、ある程度は 話の筋道やつながりのある内容になるように上手に誘導していきます。
そうすることで、お子さんは「語る」ことに自信を持つようになります。
自分の言いたいことを的確に相手に伝える技術というものは、その場しのぎで身に付くものではありません。





「1日の報告」をしてもらうのもトレーニングにおすすめ

お子さんに幼稚園での出来事を、いろいろと質問してみてください。
もしかすると今日一日の中で哀しい出来事もあったかもしれません。
お友達と喧嘩をして残念な思いをしたかもしれません。
そのようなフリートークを上手にできるようになってほしいのです。
これが、先に控えている「個別テスト」に大いにつながっていきます。

講師時代にも何度も小学校受験の個別テスト練習を行いました。
やはり中にはおしゃべりな気質の子もいましたので、聞かれてもないことを必要ない場面でベラベラと語ることは、かなりのマイナスになることを感じたものです。
ただ、お子さんは自分の伝えたいことがあまにも多いと、関係のないことまで語りだしてしまうという脱線傾向があります。
これは上手に軌道修正をしながら、聞かれていることに答えるトレーニングを積むことが大事です。
これは回数を重ねて慣れるほかありません。

個別テストで緊張をしないように「絵本の読み聞かせ」などで子供の「語威力」を高める!

自分の言いたいことがあっても語彙力が乏しいと、人に何かを伝えることが難しいのです。
子供は、そのことでジレンマになり、緊張状態に陥りやすくなります。
スラスラと言いたいことが伝えられていれば、そのようなストレスも少なくて済むのです。
やはり小学校受験に向き合う子供を持つ親としては、子供の語彙量をアップさせる訓練が必要になります。
そのために、まずは親が現代俗語を多く使わないようにすることです。
擬態語や擬音語で日本語を話すような家庭の中では正しい語彙力は育ちません。
要するに、親が正しい日本語を使うことが大前提になります。

幼稚園生の場合には、家庭生活絵本の読み聞かせの中でしか「語彙力」を育てることができません。
本が好きな子というのは、言葉の発達に長けています。
だからこそ、絵本や読書の習慣を早くから付けるべきというのは、語彙力と関連性があるからこそ提唱されていることなのです。







子供の語彙力アップに親子の会話も効果的!

小学校受験科目の一つである「個別テスト」対策のためにも、日常生活を見直すことが重要になってきます。
家庭の中でも自分のことや幼稚園のことなどをよく話してくれる子供は、自然に語彙力を高める能力を持っています。
普段から親が寡黙な場合には、お子さんも言葉数の少ないタイプに育ちがちです。
そこをあえて意識することでお子さんの語彙力を高める手伝いをするのです。
すなわち、親との会話をたくさんする事で、お子さんが様々な言葉を発せられるように仕向けるのです。
まずはここから始めてみてください。

第一印象をよくする「話し方」を身につけるためにも日常生活での会話がトレーニングになる

個別テスト対策として

  • 目上の人に敬語を使うこと
  • わからない時には黙り込まない など

日常生活を過ごす上でも必要となるルールを決めて、お子さんに教え込みましょう。

そして、頑張って話すことを努力することが、「個別テスト」には必要なテクニックです。
それでも心配な場合には、塾の個別テスト対策の体験を受講し、今後の対策の役に立てれば良いでしょう。
また、早めに対策を行うことは、お子さんが苦手意識を持つことなく取り組むためにも効果的です。
少しでも心に余裕ができると「個別テスト」もスムーズに乗り切ることができるからです。
小学校受験はどの出題範囲も、万全の準備が合否を分けます。
そこを親としては強く意識をしましょう。

さいごに

お子さんの「言葉づかい」や「語彙力」を高めるように日々トレーニングを重ねることは、お受験だけではなく学校生活の中でも大切になります。
自分の気持ちを伝えるためにも言葉は必要なものです。
お子さんが話をしている時には、最後まで話を聞いてあげてくださいね。
親子の会話は、子供の会話力を伸ばすだけではなく、コミュニケーションの時間でもあります。
時間がある時には、親子の会話を楽しむように心がけてくださいね。

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