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【お受験の心得】小学校受験を考える前に知って欲しいこと

小学校受験の準備は、父親・母親ともに受験を控えた子供と一緒に進めていくことが大切になります。親子のコミュニケーションを深めることによって、お子様の人間性も豊かになります。 小学校受験では、子供の資質(社会のルールの理解、考える力や協調性など)や家庭での教育方針を重視するお受験小学校が多くあります。

小学校受験の準備はいつから始めた方が良いのでしょうか?
それは、赤ちゃんが生まれた時からスタート地点に立っていると言っても過言ではないかもしれません。

今回は、お受験を考える前に家庭で気をつけて欲しいポイントをまとめました。

   

目次
▼ 幼稚園や小学校のお受験は、父親・母親・子供の姿勢がみられる
▼ 家庭での「しつけ」がお受験につながる
▼ お父さんも お母さんも力を合わせて、お子さんのお受験を乗り越える
▼ 子供にストレスを抱えさせない
▼ 小学校受験のために幼児教室に通うなら幼稚園がベスト
▼ さいごに
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幼稚園や小学校のお受験は、父親・母親・子供の姿勢がみられる

中学受験高校受験は、いわゆるペーパーテストのため、一般にいう「学習塾」に通われて受験し、自分の学力を示すことで合否が決まる試験です。
それに対して、「小学校受験」は、学校によってはノンペーパーテストであったり、行動観察や体操テスト、絵画・制作テストなど、はっきりと「できた」「できなかった」の手応えが感じにくい試験です。
「これだけ勉強しておけば大丈夫」という合格ラインがわからないために、どのような受験対策をしておけばよいのか、何をもって正解なのかが 未だ不透明な部分が多いのが特徴です。

受験のために、その場しのぎで覚えさせた知識や行動では難しいかもしれません。
それは子供を取り巻く「家庭環境」が、如実に合否結果として表れるからです。
小学校受験で大切なことは、学習塾で頭に知識を詰め込むといったものではなく、子供の考える力を育むことです。
考える力を身につけるためにも幼い頃からの「家庭での学び」が重要になります。

家庭での「しつけ」がお受験につながる

有名受験教室に通うお子さんには、しばしばこのような光景を見ることができます。
たとえば、塾帰りに、お友達の家族とランチを食べにレストランに入りました。
自分が頼んだメニューが来るまで、しばらくお友達や他のお母さんと一緒に歓談します。
お食事が運ばれてきたら、見事にナイフ、フォークを使って食べます。
その後、お母さんたちが自分たちのおしゃべりに夢中になってしまいました。
その時、食事が終わった子供たちはどうするのでしょうか。
子供たちは、ナプキンでお口を拭いた後、塾のカバンから、スケッチブックを取り出し、静かに絵を描き始めました。
子供たちは、お母さん達のお話しの邪魔にならないように、自ら行動を始めたのです。

一見すると、「なんて子供らしくない」と思われるかもしれません。
しかし、彼ら(彼女ら)は、これが嫌みなく自然体で行える子供たちなのです。
親の目が自分に向いていないからといって、お店で騒いだり、ゲームに興じたりはしません。
自分もおしゃべりに加わるときは、相手のお話しによく耳を傾けます。
また、自分がお話しの邪魔をしてはいけないと感じた時は、絵を描いたり、本を読んだり、折り紙を折り始めるなど、その場によって相応しい行動ができることを身に付けた子供たちなのです。
もし、自分の子供がこんなふうだったら、きっと自慢のお子さんでしょう。
このようなことが、受験半年前や一年前から覚えられますか?
受験では、日頃から家庭でどのような生活をしているか、あるいは、親の姿がどのようであるかまで、審査にあたるプロの先生方は簡単に見抜くことができるのです。
もしも、自分のお子さんが、実際に試験を受けているところを見ることができたなら、愕然とする親御さんもいらっしゃるかも知れません。



しつけることで、子供は学習し対応する力が身に付く

子供は日々、様々なことを家庭から学んでいきます。
具体的には、

  • あいさつがきちんとできる。
  • 自分で着替えができ、洋服を畳める。
  • 使ったおもちゃを片付けることができる。
  • お盆に水の入ったグラスをこぼさずに運べる。
  • ショートケーキに巻いてあるビニールを正しく外して食べれる。
  • 1人分しかないクレヨンや色エンピツをお友達とうまく共同で使える。
  • 目上の人に対して言葉使いが変えられる。
  • おしゃべりをしてはいけないなど、幼稚園の先生の指示を守れる。
  • 家庭で、お手伝いをしている。
  • 自分が思ったことを言葉で説明できる。
  • 並んで待つことができる。
  • 雑巾を絞り、拭くことができる。
  • バスや電車に乗った時、静かにしていられるなどのルールを守れる。

このように、どのような場面に置かれても対応できるしつけお勉強だと思われます。
そして、身についた家庭での教育が受験で成果を発揮すると言うわけです。



お父さんも お母さんも力を合わせて、お子さんのお受験を乗り越える

日頃から、子供の習い事など教育に関しては、母親が中心になっている家庭が多く、「受験のときだけ協力して」というのは、父親からしたら、戸惑うのも仕方がありません。
しかし、家族の大黒柱である父親の存在大きいものです。
受験をもとに、お子さんの教育将来を真剣に考えてもらう大切なチャンスなのです。
何も特別なことでなく、お子さんとキャッチボールをしてみたり、一緒にご飯を食べるなど、常にお子さんの側にいる、応援しているという気持ちが伝わるだけで、十分にお父さんの存在はお子さんの元気の元になることでしょう。

子供にストレスを抱えさせない

小学校受験においては、ほとんどの子供は自分のために頑張っているわけではなさそうです。
お父さん、特にお母さんのために、お母さんに喜んでもらいたくて、頑張っている子供たちが多いのです。
通学している園でお友達との間でも問題を抱えている事もあります。
それプラス、受験という未知の世界で戦っている子供にとって、受験のストレスは相当なものだと察します。
そういう時こそ、家族の力が試されるのでしょう。
たとえば、親が子供の頃に勉強を頑張ったことや、悔しかったことなどの思い出話を聞かせてあげることで、「自分だけではない、お父さんもお母さんも頑張ってきたんだ」と、子供は勇気づけられ、試練を乗り超えることができるかもしれません。
習い事の行き帰りでも、ギュッと手を握ってあげたら、その思いは伝わるはずです。

親子の会話などを通して、お子様に安心感を与え、親子の信頼関係を深めることが大切です。
小学校受験では、学力よりも子供自身の資質家庭環境を重視するお受験小学校が多くあります。
お子様の頑張りには、「○○ができたんだね。よく頑張ったね。」っと褒めてあげることで、自信を持って物事に取り組めるようになります。

小学校受験のために幼児教室に通うなら幼稚園がベスト

小学校受験では、子供が通っているのが保育園か幼稚園かの違いで合否に差が出るのではないかと気になりますよね。
原則的に、どちらの園に通われていても合否に関係はないと言われています。
ただ、お受験教室は、幼稚園終了時に合わせて時間が組まれているところが多く、保育園では授業時間に間に合わない場合もあります。
受験に強い幼稚園だと評判が良い園もありますが、要は、ハサミを使えたり、絵や工作を指導する時間があったり、お弁当袋をきちんと結べる「しつけ」や「礼儀」など、家庭でも少しの気配りがあれば教えることが可能な内容もあります。
他にも、先生の指示を一度で覚え、行動ができるように、家でお母さんが言ったことをやっているか、短いお話を聞かせて、どんな内容だったかを聞き取り、話せるといった集中力も養いたいものです。
保育園の中では、ただの託児所としての機能しかないところがありますので、その点だけ見ると、幼児教育を謳っている幼稚園が受験では人気があるようです。

さいごに

残念なことに、受験の際、父親が頼りないと判断して、いわゆる「レンタルお父さん」を雇って面接に臨むご家庭もあります。
また、受験願書は字がきれいな方が良いとのことで、他人に代筆を任せたり、請け負うバイトもあります。

しかし、小学校受験とは、家族が向き合い話合い協力し合うことが一番の目的とも考えられています。
特に面接では、家庭内で互いの信頼関係が築かれているかを見るとも言われています。
家族が同じ目標に向かって協力し合い、頑張ることは、合否よりも大切なことを学ぶ機会かもしれません。
受験とは、子供のためだけでなく、父親・母親、家族みんなが成長できる機会でもあるのでしょう。

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