お受験準備は小学校入学後を見据えて

暁星小学校は水準の高い教育を受けられるということが一番のセールスポイントです。
エスカレーター式に中学にも上がれると思うのは甘い考え方です。
入試が終わって入学してからも、常に競争心を持って同じクラスの仲間と切磋琢磨を繰り返しながら、知らない間に競争心を身に着けているような男子小学校です。
入試を経て入学をした後も、さらに暁星小学校独自のカリキュラムは、高レベルで充実した学習プログラムが組まれています。
そこを見据えて、入学後も勤勉に勉強に励める子供が、受験性として歓迎されるのです。

競争社会を知らない子供にとっては小学生時代から周りと切磋琢磨しながら向学心を磨き上げることに意義を感じるようになります。
これらが、暁星小学校の人気の秘密です。
実際に、親は入学後の子供の生活や将来までを見据えた受験校選びをするべきです。
特に暁星小学校は男子校ということもあって、一般的な共学校とは違う趣があります。
学校説明会にも参加をして、まずは暁星小学校の教育方針を親が理解をすることが肝心です。
入学してからも勉強三昧というのが在校生から聞こえる声です。
またそれが当たり前のことと、教育を受けるので、子供たちは将来を見据えて黙々と学習姿勢を保ち次なる目標に向けて研磨を積んでいるのです。

暁星小学校の考査方法

まずは一次考査でペーパーテストと運動考査があります。
そして二次考査では行動観察や巧緻性、などが行われ広い範囲のことが随時問われることになっています。

１．ペーパーテスト

〇図形
〇数量
〇言語
〇常識
〇推理
〇お話の記憶
〇思考

２．行動観察
３．指示行動
４．運動テスト
５．絵画工作
６．リトミック

このような内容で、テストは進んでいきます。
これを見る限り、高いのは「お話の記憶」と、毎年出題される立体図形などから出される問題です。
これは、とにかくペーパーテストの習熟度によります。
あらゆる範囲のペーパーテストを、そつなくこなせるように、十分な期間をかけて知識を定着させてください。

スピードを持って解くペーパーテスト

限られた時間の中で多くのペーパーテストを解くことには、訓練が必要です。
時間をいつまで掛けても良いという指示はありません。
むしろ、瞬時にスピーカー音声から聞こえてくる設問に反応をしなければいけません。
塾に通うことで、このスピード感や、そのコツは伝授してもらえます。
独学だけで暁星小学校対応をするのは、実質的には厳しいのでは？と感じます。

また暁星小学校での聞き取り問題は、さらに難易度がまします。
その理由は問題自体が工夫されているからです。
集中をしてきていないと、出題されていることが何かがわからなくなるのです。
優しくわかりやすい出題方法ではないことを、覚えておいてください。
例えば、わざと紛らわしい言い回しで子供がミスを起こしそうな出題方法をしているのです。
ここで試されるのはいかに集中が出来ているのか？と言うことに尽きます。

暁星小学校の行動観察について

2時間以上の時間をかけて集団テストや面接、そして父親と子供のカードゲームが行われた年もありました。
集団テストでは、行進や模倣体操や動物模倣などが出題傾向にあります。
運動はジグザグジャンプや片足でケンケンをしたりボールを投げて手を叩きそのままキャッチするというような、難しい運動も課せられます。
ボールを使った運動としてはジグザグドリブルやボール投げが多く出題されます。

ここで大きなポイントとして、運動や巧緻性のテストの前には先生から詳しい説明があります。
ここを聞き逃してはいけません。
なによりも、ほかの子供が実技をしている間に、どの程度指示を守り静かに待てるのか？がもう一つの考査内容です。
指示を出したにも関わらず、大きな声を出す場合には、かなり厳しい評価になってしまいます。

面接対策について

親として、厳しい環境の中で過ごさせる小学生時代をどう考えるのか？
なぜ自分の子供を暁星小学校に進学させたいと考えているのか？

をはっきりと親の意識の中で確立させておくべきです。
典型的な進学校としての暁星小学校に入学をする適性があるかどうか？は、これまでの子育てを通して、親がまずは判断をします。
それを経て初めて願書を出して受験に臨むわけです。
面接時に、暁星小学校に入学させようとしている理由を聞かれたときには、具体的に学校の教育方針やキリスト教に照らして教えなどを共に、共感できることを言葉にする必要があります。

「社会的な価値のある人格形成」というものを、教育方針の一つに掲げている学校です。
まずはここを親が受け止めて、自分たちの言葉で表現しなければいけません。
小学生時代を通して、暁星小学校での学校生活を親として支援していくという確固たる信念を、面接時には伝えましょう。
そこを、面接官は厳しい目で考査していると考えておいてください。

具体的に聞かれる内容とは？

面接は同じ時間帯に並行して5部屋同時に行われる場合もあります。
特に父親に対しての質問には、慎重に答えるようにしてください。

〇親として子供の手本となるべき行動はどのようなことだと思われますか？
〇宗教教育は家庭に入っても問題はないでしょうか？
〇もしも学校から子供がいじめに遭っていると連絡が入った場合にはどうされますか？

暁星小学校二次対策として

手先の巧緻性は最初から鍛えておいてください。
たとば運筆の遅い子というのはどれだけのふりになります。
まずは自分の意志通りに早く手を動かせるように努力をしておいてください。
日常的に折り紙制作や、ふろしき包みの練習なども良い経験になります。
紐結びや紐通し、ハサミ使いが上手になることも必要です。
とにかく守備範囲を少しでも広げておくことが、得策です。
男子校だからと言ってペーパーばかりが結果を生むものでもありません。
むしろ総合的にバランスよく何事に対しても精通している子供が合格を勝ち取ります。

ペーパー対策＋行動観察・個別対策

暁星小学校を受験する場合には、かなりの時間をかけて準備をしなければ、すべての分野を定着させることは困難です。
比較的早い段階から志望校として決めている子供の場合には、年少のころから通塾をしているというのも、珍しくありません。
塾に行く場合には、暁星小学校に多くの合格者を出している塾をおススメします。
効率よく学習を進めるコツを必ず教えてくれます。
そして、キャリアの長い塾であれば、合格するような子供のパターンを熟知しているはずです。

暁星小学校に相応しいタイプの子供とは？

宗教色の強い男子校であることや文武両道という教育目標を掲げる小学校です。
当たり前に身に着けておくべきしつけは、幼い頃から徹底されている家庭の子供が多いように感じます。
脱いだものはたたむ、出したおもちゃは片づけるという基本姿勢が自然な所作として行えるには、見事なことです。
男子であっても、これからん世の中で生き抜くためには品性を兼ね備えることが必ず必要です。
相手への思いやりや優しい心配りが出来るかどうか？と言うことも行動観察などで細かくチェックされているのです。

短い時間に大量のペーパーテストに対応する処理能力と瞬発力を伸ばしつつ、当たり前の常識にこだわった行動が出来るように訓練をする必要があるのです。
家庭の中で、出来る限り子供に所作には注意をして言葉遣いなども粗野にならないように、心がけてください。
これは家庭環境さえしっかりとしていれば何の問題もない話です。
そして塾に滞在するときにも机の中に椅子をしまってから立つなど、細かな点を注意しながら、受験対策をしてくれるような塾が望ましいと言えます。
磨くべき部分が多い、暁星小学校受験に柔軟に対応できるように、親もお受験の最中は、子供のために出来る限り、尽力をしてあげてください。
それだけの準備や支援が必要な難関校であることは確かなことです。