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お子さんの「諦める癖」は早期に改善するべき

お受験の勉強を続ける中で一番のポイントは何事も自分で考えるという習慣の有無です。何もかもを親任せにしていると、絶対に自分で考える脳は育ちません。それはどんな英才教育を受けたとしても、家庭での生活でしか育てない考える力というものがあります。今回は何事も一旦自分で考えることができるようになるための、ポイントをまとめてみました。

お受験の勉強を続ける中で一番のポイントは何事も自分で考えるという習慣の有無です。
何もかもを親任せにしていると、絶対に自分で考える脳は育ちません。
それはどんな英才教育を受けたとしても、家庭での生活でしか育てない考える力というものがあります。
今回は何事も一旦自分で考えることができるようになるための、ポイントをまとめてみました。

目次

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すぐに諦めるのも悪い習慣

自分にとって興味のないものには、一切の頑張りを見せないタイプのお子さんもいます。
これは幼稚園や保育園でも、協調性のなさや、すぐに諦めてしまうタイプのお子さんという印象になってしまうのです。
これがお受験準備の際には裏目に出ることを知っておいてください。
つまりすぐに諦めてしまう能力しか備わっていないことになります。
まだまだ幼いお子さんというのは、磨けば光る可能性の塊です。
自分にとって面白いかどうか?ではないわけです。
お受験では、わからないことでも、一度は考えてみようという気持ちが必要です。
そこであっさりと諦めないように、「もう少し頑張ってみよう」と思える能力を磨き上げていただきたいと思います。

ここで必要なのは親の適切な言葉がけです。
嫌なことはすぐに投げ出せばよいという考えを持ち続けると脳がすぐに諦めてしまいます。
これは悪い習慣です。
何とか、お子さんをそこで頑張れるように仕向けるためには、親として、何でも諦めることはよくないこと!とまずは理解することから始めてください。
つまり考える癖という習慣が必要になってくるわけです。

課題を見るだけで「できない」と思わせない工夫を

お子さんがよく口にする言葉としては

「無理」
「できない」
「知らない」
「やめた」


という後ろ向きの言葉です。
実際に諦める思考が先行してしまうと、諦める脳に育ってしまいます。
長い人生、考えてみると何事もすぐに諦めるというのは、実に残念な習慣です。
これをやめさせるために親が出来ることが何でしょうか?例えば、一人で洋服を着替える際にも、一度チャレンジをして出来なければすぐに「できない」を連発するのはよくあることです。
ここで、叱りつけることや、諦めることを選択するのは間違いです。

親は「どうすればできるようになるか」という考える癖を付けさせるために、手ほどきをしてあげなければいけません。
いきなり手取り足取り教えるのでは意味がありません。
「片方ずつ手や腕を通してみようか?」と、あくまでもお子さんに考えさせる部分を残してあげることが秘訣です。
つまりやり方の一部を手引きしてあげることが大事なのです。

 


失敗したくないと考えさせないために

お子さんの中には自分を守るために、最初から無理なことに手出しをしないという、防衛心の強い子がいます。
つまり臆病で失敗を恐れるという気質のタイプです。
ここは何とかその殻を破って突き進んでいただくことが重要です。
まずは一から考えるという習慣を何とか身に付けさせてください。
お受験ではその場面は多々訪れるものです。
そして、失敗は誰にでも起こりうることであり、何も悪いことではないと、きちんと教えてあげてください。
頭ごなしに「○○しなさい」という言い方はお子さんにとってはマイナスにしかなりません。


親の過干渉がお子さんの能力を潰してしまう

最悪の場合には、あまりにも上から目線で親が言葉を掛け過ぎたために、お受験の面接で次のような質疑応答が行われたという例があります。

「小学校に入学したら何をしたいですか?」


という面接官のお決まりの質問に対して

「わかりません」


と答えてしまうわけです。
そして何故お受験をしたのか?という質問に及んだ際には、一番残念な言葉を口にします。

「ママ(パパ)に言われたからです。」


 

これでは本末転倒です。
そこに自分の考える力は全く働いていないということになるわけです。
どれだけペーパーテストが出来たとしても、そこに自分の考える力が備わっていないと応用は利きません。
それが現実です。

 


自分で頑張れる脳力をもつためにできることは?

まずは何かのことに一定時間取り組める集中力を身に付けさせてください。
これはお受験関連のお勉強でも良いですし、遊びの一部であっても良いのです。
パズルや塗り絵などについても一気に取り組むという勢いと集中力を養っておけば、自然に物事に対して、考える力が育まれます。
投げ出すということは、物事を中断することを意味します。
せめて一つのことに取り組める時間を保てるように習慣づけてください。
この時間がお子さんの能力を大幅に改善していきます。

物事への執着心というのは、何とか頑張ってみようという気持ちを育て、頑張れる脳を育むきっかけになります。
そして、物事に対しての興味を持たせる意味でも重要なポイントです。
いろんなことに普段から興味を示すお子さんは、その分脳の力も柔軟です。
どのような方向性でもこれから鍛えようによっては、伸びていくわけです。
そのためにできることは何でしょうか?ここで親も一緒にお子さんの興味を煽るような言葉がけが必要になります。


見聞きしたことすべての興味を示してみる

感動したことや、人の話などに対して「すごいね~」「きれいだね~」などと、お子さん目線で言葉がけをしてみてください。
お子さんは親の口調に似た言い方をするようになるものです。
親が素直に見聞きしたものに共感や感動を口にしていると、お子さんも同じように感じるようになるのです。
そして、物事の興味のきっかけを親が作るということにも繋がります。
常に、いろんなことを考えられる能力をもつためには、どんなことに対しても常に全力で取り組むことが必要です。

「一生懸命」がお子さんの中で定着すると、きっといろんなことを考えられる能力が身に付き始めている時期に差し掛かったと言えます。
物事に対して一生懸命に考えながら取り組むという姿勢こそ、お子さんが持つべきものです。
これまで、何でもすぐに諦める癖がついていたお子さんにとっては、画期的な変化です。

 


お子さんに対して否定的な言葉を述べないこと

塾に通っていると、様々な親子の会話が見えてきます。
授業の態度が悪く講師に叱責された後に、また親が懇々と注意をするのは、よくあるパターンです。
ここで重要なのは、

「ダメ」
「無理」




という言葉を親が安易に使わないということです。
親が普段から使っている言葉に、お子さんは反応してしまうわけです。
そのうち、自分の言葉として否定語を連発するようにもなります。
まずは親がそのような後ろ向きの言葉を使わないように徹底してください。
何事も前向きに考えるような親であれば、お子さんの中にも、前向きな姿勢は必ず伝わっていきます。

そして、お子さんが興味を持ちそうなことに対しては、共感をして、もっとよりよく知るためにはどうすれば良いのか?を一緒に考えてみれば良いのです。
お受験の世界でも積み木を使った空間の認識という単元があります。
これはペーパー上ではわかりにくいのですが、実際に積み木を組み立てて親子で一緒に観察をすればすぐに積み木の見えない面や数を認識できるようになります。
なによりも「考える体験」を増やすことが、柔軟に考える能力を養うきっかけになります。


お子さんの「やってみよう」を掘り起こす親の声掛け

何かに取り組んだ時に、最初は何もやり方がわからずに投げ出してしまうお子さんも実は多いのです。
そこで、「なんでできないの?」という声掛けではなくて、親もそのジレンマをぐっと堪えて「○○ちゃんなら絶対にできるよ」と声掛けをします。
そこで、お子さんの中にもスイッチが入るはずです。
これはお受験塾でも、よく行われているやる気を起こさせるための声掛けの一種です。

頑張って自分で考えられる脳は、否定的な言葉を日々浴びていると絶対に育ちません。
それよりも、興味や好奇心を奮い立たせるような言葉を常にかけて、お子さんのやる気を、自然に引き出せるほうが絶対に有利です。

 


自分で考える脳を作るために

常に親が積極的で行動的な場合には、お子さんもその姿を見て育ちます。
失敗も素直に認められる潔さも、親が身を持って示すべきでしょう。

そうすると、大人も失敗をするものだ、とお子さんは素直に受け止めます。
お子さんが失敗をしたときにも、それまでの頑張りを素直に褒めて次も頑張ろうという気持ちに、シフトしてあげましょう。
つまり親の言葉かけが大きなキーポイントになるのです。

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