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お金をかけずにこれで合格!堅実な家庭の共通点とは?

お受験となると、月に10万以上の経費をかけるのは当たり前!と思っている方もいますが、実際にお金をかけることだけがお受験を制する方法ではありません。今回は、具体的にお金をかけずにどのように受験準備期間を乗り切り、合格させることができたのか?という二つの家庭の事例をご紹介します。

お受験となると、月に10万以上の経費をかけるのは当たり前!と思っている方もいますが、実際にお金をかけることだけがお受験を制する方法ではありません。
今回は、具体的にお金をかけずにどのように受験準備期間を乗り切り、合格させることができたのか?という二つの家庭の事例をご紹介します。
いずれも、講師として指導に携わるうえで、見上げた親御さんの精神や効率の良さに脱帽せざるを得ない形でした。

目次

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国立小学校に通わせている親御さんのケース

国立小学校の場合には、受験する生徒さんの底力のようなものさえあれば、それほど、頻回にわたり通塾をする必要がないのでは?というのは講師としての見立てでした。
実際に、そのお子さんの場合にはなぜ、国立小学校を目指したのか?という理由については、当初は中学受験を考えておられました。
それでも地域の公立小学校の保護者間のトラブルや学校教育の在り方などを精査したときに、通える国立小学校があれば、是非ともそちらを志望したい!というのが大きな理由でした。

つまり教育熱心な親御さんですので周囲にも同じような価値観の方が集う小学校を探した結果、国立小学校にトライしてみたいという結論に至ったそうです。
私立小学校を目指す家庭の場合、専業主婦の母親がいれば年少の時期から通塾させることも、多いわけです。
それでも共働きのご家庭でしたので年中の時期から週に1回の通塾を続けてこられました。
確かに他の方よりも通塾の回数は少なめです。
それでも、過去問を熱心にお母さまがコピーを取り、ご自分なりに分析をし、お子さんに何度も解かせるように自宅でも指導をしてくださっていました。

自分でできることは自分でさせるという習慣

語彙を増やし生活力を身に付けるためにも、挨拶や家庭内でのルールも徹底されたと聞きました。
例えば言葉遣い一つにしても、単語だけを話して意味が通ると思われないように、話し言葉の中にも丁寧さを入れて随分と熱心に教え込まれたと聞きました。
何かを取ってもらいたいときにもお子さんは

「ジュース」
「おもちゃ」
と単語だけしか話さない場合が多いわけです。
それをどうしたいのか?欲しているのであれば「ください」までを話すことがマナーです。
そのあたりのことを家庭内で、徹底的に単語ではなく文章になる言葉で会話をしなさい、としつけたようです。

「ジュースをください。」
「おもちゃを取ってください。」


 

このように、単語で終結しない語彙力を育てることを、徹底されていました。
親御さんとしては見上げた見識の高さと、お子さんへの厳しさは、やがて合格という実を結んだのです。

 

塾だけではなかなか身に付かないことを親御さんがフォローする

挨拶をしっかり行うことや自分の洋服の脱ぎ着やおもちゃの片づけなどについいては厳しく教え込んだということでした。
これは、ごく当たり前のことです。
丁寧に言葉を話す習慣を持つことで、目上の人と対話する場合にも、そつなく、こなせるようになるからです。
生活力や日本語の力をしっかり会得することで、国立小学校への合格を見事に果たしたわけです。

結局、多くの経費をかけて週に何度も通塾することは合格により近づける方法の一つかもしれません。
そこに、全ての標準を合わせるのではなく、親子での会話や、季節の行事を家庭単位で楽しめるような時間を持つことは、お子さんの豊かな感性を育むことになるのです。
結果的に、お子さんにとっても有意義な時間を家庭の中で過ごし、得るものも多いということは週に1回の塾以外で学んだ大きな財産だったと思うのです。

 


教育熱心な親が多い国立小学校に入ってから

 

小学校受験準備期間というのは、通塾に明け暮れる方がほとんどです。
行き帰りだけで疲れ果てるというような声も聴きました。
そこをあえて週に1回に留め家庭内で教育をするという方針を選んだ方の場合には、塾の経費自体は月に3万円程度ということでした。
その後国立小学校のための講座を受けるなど、直前には、レギュラーの授業以外にも選択をされましたが、それでもワンクール3万円程度でした。
週に1回の通塾ということを尊重しないような塾では、非常にやりづらいパターンだと思います。
それでも、親御さんが信念を持って取り組まれていることには、非常に好感が持てました。
お受験の準備は経費をかけるだけがすべてではありません。
そこをよく親の方が心得ることで、合格への道筋は見えてくるわけです。

結果的に、国立小学校入学後には、行事の多さから親御さんが参加することも多く、ご夫婦で役割分担をしながら取り組んでおられました。


祖父母の協力を得て合格を得た家庭の場合

共働きの夫婦の場合には、お子さんを日中見守る立場の家族が必要です。
たとえば近所に住んでいる祖父母に、留守番の時間帯だけ手助けを得られるのであれば、祖父母世代から学ぶことも多々あるわけです。
現代の若い親御さんのように、何かとアクセクしているわけでもなく、気長にお子さんの遊びを見守りあたたかな言葉をかけられる年齢層です。
このような年齢層の大人と接することが出来るお子さんは、とても幸せです。

その理由は自然に身に付くお手伝いを教えてくれる場合や、親が言ってもなかなか治らないしつけの部分なども、祖父母の穏やかな口調での教えには従うなど、特別な空気感がそこには漂っているようです。
例えば国立小学校を目指すお子さんは、洗濯物をたたむという手先のことを家庭で学んだりします。
祖父母と過ごす時間の中で、「お手伝い」と称して洗濯物をたたむという習慣が身に付いた場合には、若い世代の両親と過ごしている時には得られない「生活力」が身に付くわけです。
これが、受験での振る舞いに直結すると考えても過言ではないわけです。


祖父母に預けている時間の中で学ぶこと

好きなことを好きなようにやらせてくれる、という格別な自由はお子さんにとってはプラスに働くものです。
国立小学校に通うお子さんは年齢よりも、ほんの少し大人びた雰囲気の子が多いことが特徴的です。
それは、自分のことが当たり前の自分でできているという自負から生まれる落ち着きです。
これは、普通に生活をしているだけでは身に付かない部分です。
普通の5歳児の場合には、依頼心の強さは当たり前です。
あえてそこをなんでも自分でできる風にしつけるのが、大切なことなのです。

祖父母はお手伝いの機会を多く設けてくれて丁寧な言葉で接してくれたという経験から、お子さんは本当に表情豊かで利発な印象のお子さんへと成長していかれました。
手先の遊びや指遊びなど、昔ながらの遊びを日常の中に取り入れるためには、中高年の手助けが必要です。
お留守番という中で、親御さんと世代の違う人と過ごすことは、情緒面でも大きな成長の先駆けともなるわけです。
祖父母という血のつながりのある親族の力を借りられるというのは、お受験の準備期間中には大きな糧になります。

 


必ずお金をかけたからと言って合格とは限らない

小学校受験の場合には、お子さんの年齢が低いということもありそのお子さんの性格に見合う方法で合格までの準備を進める必要があります。
例えば、幼い頃から、じっとすることが苦手な子というのがいます。
そのようなタイプの子にお金の時間をかけたとしても、なかなか収まらないのが現状です。
逆に何事も集中できるタイプの子の場合には、受験前の数カ月だけを準備に充てても合格を手にできる場合もあるのです。

その家庭が捻出した、教育費の中で何とかやりくりすることも大事なことです。
何に何を投資するか?ということが肝心です。
ひたすら、塾代に投資をして、お子さんは萎縮していないでしょうか?のびのびと、過ごせているでしょうか?そこをきちんと見極められる親であることも絶対に必要なことです。


お金をかけずに小学校受験は可能

御さんのメンタルが、塾に多く通わせなくても

ウチはウチと割り切れているかどうか?


がポイントになります。
お受験には個々のスタイルがあっても良いのです。
それでも、長いものに巻かれろ!という風評がどうしてもあります。
○○を受講していないと合格はできない!などという噂話を割り切れる強さを持ってください。
そうすることで又何か違ったものが見えてくるものです。

実際にはお金で買えないものが多いことにも気づいてください。
塾に通わない時間帯に、自然と多く知り合えれば、季節の問題にも敏感に反応できるようになります。
ここが大きなポイントと考えるべきです。
お金をかけることに麻痺してしまうのが、小学校受験の盲点でもあるのです。
そして、親御さんは周囲の親と合わせようと無理をしてしまいがちです。
それよりも、家庭でできることを増やして、塾でできない学びの場を設けることも、必要な受験準備と言えるのです。

 


お金をかけない教育法は必ずある

絵本の読み聞かせや、家庭の中で自立させることは親が促すべきことです。
考え方としてはお金をかける部分は否めませんが、十分に手をかけて育てるということです。
小学校受験の問題を、手書きで画用紙に作って親しみやすく、自宅で勉強をしている親御さんもいます。
日本語に長けるように、多くの会話を取り入れて家庭生活を営むことも重要です。

そして、大勢の人の中でも冷静に振舞える度胸も心得ていただきたいところです。
地域の子ども会や自治会の行事に、親子で進んで参加するなど、お金をかけなくても、いくらでも人に慣れるチャンスはあるのです。
その時に人の言うことを(指示)を守れることは、何よりも重要ポイントです。
小学校受験の塾は、一つのポイントとして通いおさらいと、新たな勉強については(家庭生活一般)は自宅で行うというのが理想的です。
塾に通うことで培える競争心は確かに大事です。
そこに、生活力が加わればまさしく、鬼に金棒状態なのです。

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