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早稲田実業学校初等部の説明会から得る受験対策について

早稲田実業学校初等部の倍率は例年10倍を超える人気です。2018年度の考査内容本年度もそれほど大きな変化はないようです。基本的にペーパーテスト、絵画作成、集団テストなどがメインになります。

早稲田実業学校初等部の倍率は例年10倍を超える人気です。
2018年度の考査内容本年度もそれほど大きな変化はないようです。
基本的にペーパーテスト、絵画作成、集団テストなどがメインになります。
早稲田大学までの進学を見据えて初等部を目指す親が多く、関東圏内では最難関校と呼ばれる小学校の一つです。

 

目次

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早稲田実業学校初等部が求める小学生とは?

自主性のある子で人とのコニュニケーションを円滑に取れるということが大前提になります。
そして人の話に集中をし、それを正確に聞き取り自分の頭の中で考えられることを理想としています。
何かを問われたときにも自己表現を伸びやかに出来る子であることが、早稲田が求める理想の小学生像です。
これらの内容を考査するためにペーパーテストや行動観察、個別テストが課せられるのです。

子供は十分な準備期間を持って早稲田実業学校初等部を志願するべきです。
倍率も高いことに加えて出題範囲も比較的広いので、しっかりと抜かりなく準備を進めてください。
何かにつけてハイレベルな問題が目立ちます。


ペーパーテスト対策

「お話の記憶」というのは、どの受験校でも頻出問題ですが、早稲田実業学校でも例年出題されています。
この単元の演習は完璧になるまで磨きをかけるべきです。
まずは、ペーパーテスト対策については家庭や塾で幅広い分野の演習を積むことが基本です。
実は早稲田のペーパーテストは難しい、という評判があります。
応用力がないと、なかなか解けないという捻りの効いた出題に対応できるように、しっかりと準備をしておいてください。

推理や思考という分野や図形、常識などは一般的な私立小学校の頻出問題と比べても難易度は高めであると言えます。
これをあきらめずに最後まで自分一人で解くという根性はスピード感だけでは補えないものです。
実際に大量のペーパーテストをこなしたとしても、最後まで正解にたどり着けないと意味がないのです。
結果的にはどの分野についても、深い理解度が求められるのです。

 

 

具体的にどんな分野が難しいのか?

ペーパーテストの問題のなかで、同図形発見という分野があります。
これはよほどの集中力がないと見落としてしまう問題です。
しかも、ほぼ似ているような図形が並ぶなかで、正解の同図形を探し当てるという難易度の高い問題です。
出題から解答までの時間が短く、処理能力まで問われる問題の出し方です。
図形、常識問題なども十分に演習を積んでおいてください。

巧緻性についても、早稲田独特の出題傾向があります。
巧緻性では、ちぎり絵に挑戦する年度もありました。
また課題に沿った絵画や指示されたとおりの制作なども毎年課せられています。
要するに出題する側が指定したものがすべてクリアできているかどうか?が問題点なのです。
絵画が完成した後は、その絵に基づいた簡単な質問が続きます。
子供らしい発想と無限の表現力がここでは試されるのです。

運動テストも細かな指示が特有

例えば「ケンケン」をしてください、言われたらすぐにできないければいけません。
後ろ向き歩きなどは、普段の生活の中では必要のない動きです。
それで出題する側は、何かの演習を積んでいないと行動に移せないような出題をする場合もあるのです。
試験管と同じ動きを再現することには、記憶力と反射神経が問われます。
これも5歳児という年齢では、まだまだ未熟でもおかしくない能力です。
あえてその部分に卓越した能力を持ち合わせている子供は強いのです。


一朝一夕の準備では遅すぎる印象も

早稲田実業学校への受験を考えたときには、年中のころから準備を初めても特に早すぎるということはありません。
正直なところかなり基礎力の高い子供が多く受験する学校であり人の話を聞き洩らさずに行動に移すことが出来るという、高いスペックが求められます。
自分で考えて自分で行動をするという力は、生活の中や集団生活の中で培われるものです。
家庭の中では、出来るだけ多くの生活体験が力になります。

育児を進めるうえで生活体験と言えば「お手伝い」です。
親として積極的に家庭生活の中で体験をさせて子供の中に暮らしというものが根付いていることが求められるのです。
それだけ親が熱心に子供の育児に励んでいることが、特に評価につながるというわけです。
どんなに両親が忙しいと言っても、早稲田実業学校を目指す場合には、家庭環境をきちんと見直し生活力や思考力に強い子供になれるように、しっかりとしつけなければいけません。


早稲田実業学校初等部での生活を見据えて・集団行動

初等部では集団生活の中でどの程度の自主性を持って学校生活を送ることができるのか?が評価されます。
そして協調性の有無も、集団生活の中では絶対に必要なものです。
何事も動じずに試験官に与えられた課題を黙々とこなせるかどうか?その基本的な部分が配点の対象となるのです。
手段の中で、どのように自分を生かせるのか?周囲のお友達とどのように向き合えるのか?がポイントになります。

例えば絵画や巧緻性の分野では、これまでの試験内容を考え合わせると、やはりお手本のものと同じものを作る場合に、どんな材料を使えば適切なのか?というのは演習を積まないと会得できないものです。

 

 

求めるのは人格のあるリーダーシップ

行動観察では、その幼児が早稲田に入学した後を想定して果たして学風に相応しい子かどうか?が考査されるのです。
早稲田実業学校では協調性や判断力のあるリーダーシップ性の有無をシビアに観察しています。
リーダーシップが取れるということは、相手の立場でどの程度まで物事を考えられるのか?ということに、繋がっていくからです。
偉そうな言葉を発するだけがリーダーではありません。
それは独りよがりであり、行動観察では低い評価になるのです。

わがままをゴリ押しするような態度を取り続ける子供は、かなり配点が厳しくなることに加えて、学校側からチェックを受けてしまうのです。
相手と相談をしながら遊べるかどうか?というのは子供には高いスキルです。
それには円滑なコミュニケーション能力が絶対に必要になってきます。
これらを総合的に判断します。
そして合否判定の一部に役立てるのが、早稲田実業学校の主眼なのです。
慶応幼稚舎の求める理想の子供像が華やかで社交性のある子供である場合、早稲田実業学校では堅実で地道にリーダーシップを発揮できる子供を理想としているのです。


早稲田実業学校では素早い反応がすべて

早稲田実業学校では言葉のやり取りにはクイックレスポンスが求められます。
数秒以内にすぐに言葉を返せるかどうか?というのは相当な訓練の賜物です。
語彙力や想像力とは子供によって大きな差が生まれる部分です。
言語能力に優れていることは、早稲田実業学校への合格率を高めます。
親子の会話、子供同士の会話すべてにおいて、本番に直結していることと認識しておいてください。
学力と生活力の両方に必要なのは言語力です。

言葉を多く知っているということは、それだけで利発さを発揮できます。
早稲田実業学校では指示を完璧に聞き分ける能力も必ず問われます。
総合的に考えてもすべての単元において、ほぼパーフェクトな子供が合格できると考えておいてください。

 

 

自分の頭で考える子供とは?

問題をすべて早く解くよりも、じっくりと課題に向き合い100%の正答率の子供の方が早稲田実業学校には向いていると言えるのです。
それは面接時などにも質問のときに、かなり自己表現を求められる質問も多いからです。
自分の頭で考えられるということは、何よりも強い力です。
どのような場面でも極限まで自己解決をしようとする能力が備わっている子供は将来的に頼もしいリーダーシップを取ります。
そこを小学校受験では大きく問われていると考えておきましょう。

早稲田実業初等部を目指す場合には早い時点で準備を始めて十分な対策を講じるようにすることをおススメします。
小学校入学後の生活や授業にどこまでついていけるのかが、問われている部分です。
他の志望校と比べるとやるべきことが多いのですが、目指すからには早稲田実業に対応できる塾を選んで努力を積んでください。

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