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中学お受験をしてよかったこと

お子様に私立中学校(または国立付属中学校)のお受験をお考えのご両親さま、これから書くことは我が子たちや そのお友だちが通ってきたお受験までの道、そして入学してからの中高6年間、卒業した今のことも含めて中学お受験はよかったのかどうか、お伝えいたします。

お子様に私立中学校(または国立付属中学校)のお受験をお考えのご両親さま、これから書くことは我が子たちやそのお友だちが通ってきたお受験までの道、そして入学してからの中高6年間、卒業した今のことも含めて中学お受験はよかったのかどうか、お伝えいたします。

 

目次

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いつから勉強を始めるの?

関東でいうと埼玉県の私立中学の入試は1月です。
千葉県も1月から始まりますが、東京都・神奈川県と同様2月に実施する中学校もあります。

大手の塾で受験のサポートを受けようとするのであれば、スタートは2月です。

受験する6年生を見送った塾の先生方は次の代の受験生のサポートに入ります。

学年は次第に低年齢化していて2年生の2月(次の春から3年生になるお子さん対象)で入塾説明会や体験入塾・統一テストなどをしてお子さん方の獲得に乗り出します。

中には3年生の2月、4年生の2月とご両親の考え方や、習い事との兼ね合いなど色々ですが、お受験を決めたのであれば、少なくとも3年生の2月(次の春から4年生になるおこさん)から入塾されることをお勧めします。

それには理由があって、入ったときに他のお子さんより知らないことがたくさんあると自信を失い、成績がなかなか伸びていかないケースが多いからです。

2年生の2月から始まっている塾に入塾をご希望なら、やはり足並みを揃えて、他のお子さんと同じ時期に入塾した方がいいでしょう。

子どもの順応性というものは素晴らしいもので、入塾してしまえばその中でお友だちもできますし、塾が楽しいとさえ思える子どもがほとんどです。

自分が知らなかったことを教えてくださる塾の先生の授業は学校の授業とは少し様子が違います。

学校の先生と塾の先生の違うところは、学校には勉強ができる子もそうでない子もいるので、どちらにも適応する授業をしますが、塾では成績順でクラスを決めているところが多く、そのお子さんのレベルに応じた勉強なので、学校の勉強では物足りなかったお子さんは特に塾の勉強が楽しいと感じるようです。

中学のお受験は保護者の協力なしにはできません。夜のお弁当や週末のテスト、本番の入試も2人3脚、3人4脚で頑張らなければなりません。


中学からお受験してよかったこと

私の娘のケースは少し変わっていて、仕事の都合で一足先に単身赴任していた主人を、中学から追いかけるということが決まっていました。

知らない街の公立中学で、お友だちができるかどうかもわからない。娘の心の中には中学生になる喜びどころか、不安でいっぱいだったと思います。

そんな時小学校でずっと仲良くしていたお友だちがお受験をするという話を聞き、

「そうだ。その手があった。」


と思いました。

娘と膝を突き合わせて話をしました。まだ、3年生の娘にこれから3年間も週に何日も夜まで塾に通うこと、土日もあまり遊べなくなること、大好きだったバトンを辞めなければならないこと。娘は真剣に私の話を聞いていました。

しかし、たった9歳の娘が、言った言葉は、

「私立の中学なら、ひとりぼっちにならない?」


という一言でした。

今までのお友だちがいない遠い学校で、小学校からの仲良しばかりが通う中学校に行く勇気が持てなかったのです。

その点、私立の中学なら、色々な場所からお子さんたちが集まってくるので、娘のように1人もお友だちがいないお子さんもたくさんいます。

新しいお友だちを作るチャンスのように感じたのでしょう。

そして、無事6年生の2月を迎え、娘は

「私ココがいい!」


と言って受験した中学校に合格しました。

その学校には小学校もありましたから、エスカレーターで上がってきたお子さんもクラスに数人いましたが、その他はみんな娘と同じ不安な気持ちを隠せずにいるお子さんばかりでした。

お隣・前後の席のお友だち、どんどん仲良しは増え、家に帰ってきてからもお友だちの話をしてくれる時間が長くなるばかりでした。

中高6年間を卒業して、何年になるでしょう。娘は今私立の教諭になりました。

公立の試験は受けませんでした。何故かというと、私立の中高は何かあって先生に会いたくなったら、いつでもあの校舎で待っていてくれると思えるから…私も生徒たちが巣立って、何かにぶつかったらいつでもココで待っていてあげたいと思うから…と、娘が通って大好きだった先生方と同じことをしてあげたいと思ったようでした。

公立の先生は3~6年くらいで転勤があります。お子さんたちが会いたいと思ってもなかなか叶わないです。しかし、私立ならその先生が先生を退職されるまでずっとその場所で待っていてくれます。

娘が私立の中高に通って感じたことは友達との強い絆。6年間同じ学び舎で過ごす日々は何物にも代えられない思い出になったでしょう。友情を育むのに6年間という時間は貴重な時間だったでしょう。娘にとって、今でも中高6年間のお友だちが一番のお友だちだと思います。

そしてもう1つは先生との絆。いつでも帰って来いよという卒業式の日の言葉がどれだけ救いになるか、進路の悩んだとき、人間関係、今でも頼ってもいいのだと思っています。

それに加えて、親の私の目から見た私立のメリットは、とてもシビアかもしれませんが、いろんな面での受け皿です。私立は経済的に…とおっしゃる保護者の方々も多数いらっしゃることでしょう。

しかし、わが子の将来を6年かけて一緒に考えてくださる学校側の誠意は素晴らしいものがありました。

塾に行かずに大学受験に臨んだ娘にとって、職員室の前にいれば、すべての先生が娘にとっては家庭教師のように、娘一人のために時間を割いて勉強を見てくださり、進路の相談に行けば、受けたい大学について、色々なものを駆使して娘に一番ふさわしいものを一緒に考えてくださいました。

塾でも同じようなことをしてくださると思いますが、その相談料は塾費用に組み込まれているのです。

英語が好きで留学をしたいけど…と思っても公立の場合は帰ってくるとき、その学年に帰ってくることができない場合が多いそうですが、私立は提携している留学先の場合は出席日数と見なしてくれたりする制度があるところもあるようです。

指定校の推薦もそれまでの先輩方が築き上げてくださっていたおかげで、山ほど来ます。

朝夕の講習の費用は数千円と塾費用の10分の1にも20分の1にも満たない金額で教えてくださいます。

その他、修学旅行先が海外や毎年スキーに行くなど授業料が高くなりそうとご心配になる保護者の皆さんもいらっしゃると思いますが、その経験を保護者がさせてあげようとしてもなかなかできません。学生時代の経験は必ず将来役に立つと私は思います。

また中高6年の場合、高校入試はほとんどの学校でよほど成績が足りないお子さんだけいけない学校もありますが、中高一貫校の場合は素行が特別悪くなければ上がれるところがほとんどです。

公立の場合は高校入試に失敗はできません。公立も私立も受からなければ、行くところはありません。それだけは回避したいと思ったとき、レベルを下げて受験させてしまいがちです。

下を見ると、今度高校を卒業した時の将来の道が細くなってしまいます。

 

しかし、デメリットがないわけではありません。
1つはやはり経済的には公立よりかなり高額になるかもしれません。これは否定できませんが、公立に行っても塾代はかかりますので、塾代を考えるとそうでもないです。

それから、いじめがあって、その学校に行きたくない場合は、せっかく合格して通っていても、不登校になったりすれば辞めることも考えなければ6年間は長すぎますね。

いじめや不登校についてはどこの学校でも起こり得ます。今から悩んでも仕方ありません。


まとめ

長いお話になってしまいました。最後まで読んでくださってありがとうございました。
私立中学のお受験についてご意見は色々あるでしょう。しかし、私は1ミリの後悔もしていません。いいことの方が断然多かったと言えます。
お子さんにあった学校選びをしてあげてくださいね。

そして、娘のことだけを書きましたが、それをずっと見続けていた息子も現在、姉の母校に通っています。

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