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慶応幼稚舎の受験傾向から読み取る「慶応幼稚舎のあれこれ」について

2020年度の小学校受験に向けて2019年の7月6日~7日にかけて学校説明会が行われました。これまで、多くの私立小学校が合同に開催される説明会にしか、参加されたことがなかった人も、おそらく慶応幼稚舎だけの説明会に参加することで、より一層学校の方針や、受験に際しての親の心得などがはっきりと伝わる内容でした。

2020年度の小学校受験に向けて2019年の7月6日~7日にかけて学校説明会が行われました。
これまで、多くの私立小学校が合同に開催される説明会にしか、参加されたことがなかった人も、おそらく慶応幼稚舎だけの説明会に参加することで、より一層学校の方針や、受験に際しての親の心得などがはっきりと伝わる内容でした。
但し、入学試験に関する内容の説明会ではないので、あくまでも建学の精神などを担当者が説明をするという機会として捉えるべきです。
まずは親としては受験内容を塾などから入手して把握しておくことが必要です。
そして学校説明会から受けた印象や建学の精神に対しての親としての考えをまとめておくことも大事です。

目次

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慶応幼稚舎に相応しい子供はどんな子?

慶応幼稚舎と言えば、非常にお堅いイメージを持つのですが実際には、教育にかなりの特徴があるのです。
福沢諭吉の精神のもと、独立自尊、共生他尊という精神を幼稚舎に入学してからは学びます。
なぜ慶応幼稚舎にはペーパーテストがないのか?ということの答えは、この建学の精神に集約されていると思われます。
子供同士が自分に磨きを掛けながら相手のことも思いやれる広い視野を持てることを目標としているのです。
簡単に言えば、大切なのは学力だけではなく、個人の創造性という考え方に基づいています。

つまり、自分の頭の中で考え行動をすることが慶応幼稚舎では多くなるのです。
その上秩序を守れる子供であることは重要視されます。
その上運動重視の教育という部分に親が賛同することが肝心です。
そこで問われるのが行動観察の中身なのです。
自分の意見を相手に伝えることができるかどうか?そして他人を思いやることが出来るのか?と言う点を考査されるのです。

どうやって高める?子供の創造性

例えば絵画一つを例に挙げても、何かを模写するということよりも高いレベルのものを求められます。
子供が自分の頭に浮かんだものを絵に表現するということです。
これは大人が課せられてもなかなかむつかしい高度な問題だと思います。
結局はモノをたくさんしっていることや、普段から頭の中に想像力を高めるだけのスペックがないと、対応しきれないという問題もあるのです。
融通が利かない子供というのは、実際には慶応幼稚舎には不向きだと言えます。

親が想像もしないような発想を子供がする場合もあります。
これこそ創造性であり、オリジナリティーあふれるものなのです。
頭の中には、常にイメージを広げるだけの余裕がないといけません。
慶応幼稚舎にとってペーパーテストは建学の精神から考え合わせても不要であると、判断されるものなのです。


慶応幼稚舎へのマルチ対応には何が必要?

ペーパーテストのように演習を重ねればテクニックが身につくということ以上に、何が必要なのか?親としては悩むところです。
一流の画家に絵画を習いクリエイティブな仕事をしている人に工作を学べば、マルチ対応になると考えてお稽古事として習わせる親も少なくはありません。
それでも結局は、子供にとって頭に浮かぶことが何よりも必要なのです。

結果的に絵画制作の際にも、試験官が子供を評価するために巡回します。
その時に、受けた質問にどのような態度で応えられるのか?もチェック項目となります。

子供の自主性よりも、規律正しさを優先することで型にはまった考えしか持てなくなるのです。
それではあまりにも視野が狭く、慶応幼稚舎に対しての準備には至りません。
実際に自立を考えたときに、自分で着替えが出来ることだけを捉えるのは間違っているのです。
つまり、自分の頭の中で考えそれを実践できるかどうか?という力が試されているのです。


最難関小学校の集団遊び突破するために

何度もお伝えしていますがペーパーテストでは計れない子供の才能や知力というものは、それ以外のテストで学校側は判断するのです。
子供にとって集団遊びというのは、日常的なものです。
ただ自分が遊びに興じるだけではいけないのです。
隣にいるお友達の意見に耳を傾けているか?自分の考えだけを押し通していないか?というところ、試験官は見抜くのです。
幼児の年齢では、他人と協力をしあって何か一つのものを作り上げるということは、まだまだ難しい作業です。
そのために求められるのが他人とのコミュニケーション能力です。

過去の出題としては積木のブロックを使って高いタワーを作るという課題がありました。
独りよがりでタワーを積み上げようと思っても絶対に上手くいかないものです。
お友達に支えてもらっているところに積み上げるなど、協力することが不可欠になるのです。
パズル遊びでも同じです。
一緒に考えて一つのパズルを完成させるためには手分けをしてパーツを探すという行動が必要になってきます。
普段から幼稚園や保育園以外の場所でもコミュニティーを持つことはとても重要なことです。
子供が集まる場所に、定期的に足を運んで、子供の様子を少し離れたところから眺めるというのも、準備の一つです。


子供の振る舞いに注意を払う

他人に対して暴言を吐いたり、不快と感じさせる行動をとるのは論外です。
それよりも、親が子供に教えるとすれば、相手を大事にする気持ち自分の考えを押し付けないということに尽きます。
途中で投げ出すようなことにならないように、根気よく取り組めるような子供こそが、慶応幼稚舎に相応しいタイプの子供なのです。
どうしても、子供同士のコミュニケーションが苦手と場合には、行動観察だけに特化した塾など通い対策をすることも一つの方法です。
都内にはお受験専門のマナー教室もあるほどです。
まずは志望校に慶応幼稚舎を選ぶ以上、福沢諭吉の教育論に則り、子供をそのレベルまでブラッシュアップできるかどうか?が考えどころです。


絵画はイマジネーション次第

絵画や制作のテストの場合には、何かお話を聞いた後にそこから、自分が持った印象をそのまま絵にするという出題も多くあります。
将来的な自分の夢や希望を絵画制作に表現するほど難しいことはありません。
これも、ある程度の経験を積まないと到底太刀打ちできないことです。
絵画や制作というのは、自分だけの答えを表現することに意味があります。
お友達のものを真似することではありません。
この創造力というのは普段から些細なことにも気持ちを傾けて何事に対しても前向きに取り組む姿勢から生まれ出るものです。

自分なら、こう考えるという創造性がとても重要です。
絵画や制作のテスト最中に、必ず試験官が子供一人ひとりに質問を投げかけます。
この時に、あいまいなことを答えているようでは、合格圏内からは外されてしまうのです。
何事に対しても、自分の意志や考えを強く持つということを、習慣化させておいてください。
「なぜそう思うのか?」という切り口に対しての返答が必要になるのです。
これを本番で明るく快活に語れる子供こそが、慶応幼稚舎に相応しい子供であると言えるのです。


慶応幼稚舎の考査は表現の場

子供らしさを前面に出した行動ができることは、印象も良く慶応幼稚舎の相応しいタイプの子供として受け止められます。
黙々と作業をすることはとても大切なことです。
それでも絵画や制作の場では、何をどう考えて作っているのか?を口頭で応えられる利発さや機転が必要とされます。
そして運動でも注意力を最後まで切らさずに慎重に指示通りの運動行動が出来ないといけません。
また行動観察では、自分だけのことを考えがちな幼児という年齢を超えた思慮深さや、相手を思いやる優しい気持ちを持てるかどうか?を遠目で観察されていると考えておいてください。
つまり慶応幼稚舎の受験内容としては、日々の積み重ねや育児の成果、家庭での教育しつけが基盤となります。

 

そのあとに塾などで学び研磨を積むことで、受験生としてより一層相応しい子として受け入れられるのです。
まずは子供の資質を見極めてやれるだけのことは準備して慶応幼稚舎を目指すのは平等に与えられた権利です。
塾に通う際には、合格率の高い場所を選ぶのも、余力に、つながっていくはずです。

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