小学校受験・女子校受験は巧緻性と振る舞いで勝負?
一般的に女子小学校では高い巧緻性が求められる理由は何でしょうか?過去問を見ても必ず、細かな巧緻性領域の出題範囲が示されています。これは名門女子小学校を狙う以上は、外せない部分でもあり、受験準備の一環として、最初から押さえておくべきところでもあるのです。出来て当たり前、という風潮は今も昔も少しも変わりません。他の私立小学校と違うのは、どれだけペーパーテストで高い得点を得たとしても必ずしも、それが合格ラインに達しているかどうかは疑問ということです。
一般的に女子小学校では高い巧緻性が求められる理由は何でしょうか?過去問を見ても必ず、細かな巧緻性領域の出題範囲が示されています。
これは名門女子小学校を狙う以上は、外せない部分でもあり、受験準備の一環として、最初から押さえておくべきところでもあるのです。
出来て当たり前、という風潮は今も昔も少しも変わりません。
他の私立小学校と違うのは、どれだけペーパーテストで高い得点を得たとしても必ずしも、それが合格ラインに達しているかどうかは疑問ということです。
言い換えれば、巧緻性について評価が得られない場合の子供は全体のバランスの悪さが目立ってしまい、不合格に、つながるという場合もあるのです。
それだけは避ける!という気持ちで、取り組む必要があります。
ここでお伝えしたいのは、女子小学校向けの巧緻性レベルというものが存在するとうことです。
目次
□早期から取り組む巧緻性問題
出来るだけ早い段階から巧緻性に取り組んで、「手先の器用な女の子」であることが望ましいのです。
まずは小学校受験においては、男の子と女の子の受ける学校では対策に違いがあります。
ここで問題になるのが巧緻性についてです。
何よりも女子校を受けるということで、ペーパーテストの枠組みから外れるということはありません。
むしろ、それに加えて女の子だけの小学校に入学するためには、巧緻性とお行儀の重要性を欠いてはいけないということが言えるのです。
女子校のみに絞って対策を考えるときには、とにかく生活習慣に及ぶまで、しっかりと対策を練る必要もあります。
そして巧緻性についても短い期間でマスターさせるのも、なかなか大変なことです。
すぐにはできるようにならないという点に、準備の重要性を感じるのです。
巧緻性とお行儀については二本柱として考えることが絶対に重要です。
家の中では親が手本になることを繰り返して子供に覚えさせるということが賢明でしょう。
一般的に小学校受験には巧緻性についての考査が強化されています。
その中でも特に女子校で出題されやすい巧緻性についての鍛錬を積むことは重要なポイントです。
■女の子に求められる丁寧さとは?
女子校ではこれまで十分な練習を積んでき女の子たちが同じ場所で巧緻性の課題に取り組みます。
そこで、丁寧に出来ることは何よりも重要なことです。
折り紙やちぎり絵などについても、その行動がおおざっぱであることは、巧緻性の考査においてはマイナスポイントです。
もちろん、家庭の雰囲気というものがあります。
例えば兄弟が男の子ばかりという時には、家庭の中もなんとなく騒がしく、行動面もガサツになってしまうことも多いのです。
この場合には、試験の時だけおとなしく上品に振る舞えば良いのでは?と考える親もいます。
ただ、それでは女子校としての品格には程遠いことになるのです。
□女の子には欠かせない生活巧緻性
名門女子小学校に合格をするために生活巧緻性を高める必要性があります。
家庭教育の集大成が小学校受験と考える親も中には多いものです。
それがままならない、という烙印を押されてしまう場合には、家庭でのしつけが行き届いていないと自己反省される親の方が今後の可能性を感じさせるわけです。
名門女子小学校には揺るぎない伝統やこれまでの格式というものが備わっているのです。
そこに入学をするということを、重く受け止めてください。
家庭の教育というのはあらゆるところにまで行き届いていないといけないのです。
靴の脱ぎ方からお箸使いまですべての所作が丁寧な巧緻性につながるからです。
普段から騒がしい環境の中で過ごしていた子供に、思い立ったように女子小学校の受験を義務付けてしまうのも酷な話です。
おおよそ5年間ものあいだ、好き放題にガサツに暮らしてきた女の子に対して、今日から上品に振る舞うようにという指示をするのにも限度があるのです。
どうしても男の子同様に走り回り体を使って遊ぶのが好きというタイプの女の子に巧緻性を高める訓練を強制してもなかなかうまくいかないものです。
その場合には、ある程度までの範囲で、親としては諦める必要性も感じておいてください。
■年中の秋ごろまでにはマスターしたい巧緻性
ハサミなどを使わせても真っすぐに切れない時や滑らかな運筆が困難という場合にはどうすれば良いのでしょうか?採点をする側は、見た目や出来栄えというものはかなり重視されます。
そこには丁寧に仕上げようという強い意識も必要です。
普段の生活の中でも、折り紙でじっくり遊ぶなど女の子としての特性を生かした遊びを強化することが必要です。
もちろん体操や水泳などのお稽古事に勤しむ女の子もいます。
そして、巧緻性は親として家の中でも磨きをかけておくことが必要です。
それも、遊びの中で子供が自然に取り組めるように準備をしてあげましょう。
日頃から指先を使ったトレーニングを積むことを意識しておいてください。
特別なことではありません。
指先を使ったモール遊びや紐結びなどを訓練しておくと、本番にどんな巧緻性の問題が出題されても対応できるようになるのです。
ハサミを使った遊びでも年齢相応のドリル形式になっているもので、楽しみながら巧緻性を養うことも受験準備には必要です。
ハサミの使い方は、特に幼稚園などでは教えこみません。
家庭の中で安全にスピードアップさせながらハサミを使うためにはどうすれば良いのか?を体得することが必要なのです。
最初は親の一緒にハサミを使った遊びに参加をして、子供にお手本を見せるようなことも重要になってくるのです。
紙工作などのドリルも使いようによっては、自宅での練習には最適です。
ノリを使った切り貼りに対しても柔軟に対応できるようになるからです。
そこで特に女子小学校を受験する場合には、とにかくお手本の線からははみ出さないように丁寧にノリを扱うことが重要です。
適当に貼り合わせれば終わり、という感覚で取り組まないようにしてください。
そのあたりは絶対に外さないようにしてください。
■エプロンは教材代わり!
女の子の受験対策として蝶々結びの練習が必要です。
子供用にエプロンを準備してあげて後ろに手をまわしながら結べるようになるかどうか?の訓練をしてあげてください。
必ずしも出題されるとは限りませんが、女子小学校定番の巧緻性として押さえておくことが重要です。
エプロンを使って養う巧緻性としては、綺麗に折りたたむ練習を入れておくべきでしょう。
こちにも丁寧さが必要になります。
女子小学校を受験する場合には、とにかく丁寧さを追求しておくことが必要です。
エプロンの紐を結べることと、エプロンをきれいに畳めることは基本動作の一つとして、しっかりと練習を積んでおきましょう。
これくらいは簡単にできる!という場合でも、意外と実物を目の前にすると、上手にできないことが多いことに気が付きます。
同時に少し古いパターンですが、雑巾絞りの練習を塾では行うことが多いのです。
子供の手には「絞る」という動作はとても大義に映り込むものです。
このような古典的な巧緻性動作を、家の中でしっかりと練習を積むことが今後の小学校受験に大いに役立つのです。
女の子が目指す女子小学校には学力以外にも必要な力があるのです。
それが生活巧緻力です。
絶対にお受験向けに準備をしたとしても間に合わない現実があります。
よく考えて親が行動をしてください。
□ペーパートレーニングと並行して大切なこと
紐通しのおもちゃは幼い頃から指先を動かす知育玩具として、常におもちゃ箱に入っているといる場合には、再度その知育おもちゃを使って紐通しの練習をすると良いでしょう。
また、ペーパークラフトのキットなどを使って自由に指先を使う制作物に取り組むのも良い習慣になります。
折り紙は昔ながらの遊びですが親と一緒に何かを折る作業を繰り返し、出来上がった時の達成感を味わうというのも良い経験になります。
そして、受験に直結して巧緻性を高めることになります。
女子小学校を受験することに特化した塾に通い、対策をすることも確かに重要です。
またそれ以上に、家庭の中にあるもので巧緻性を養うことは女子小学校受験には欠かせないことでもあります。
自然にそのような時間を持つことで受験対策となることが望ましいと言えるのです。