小学校受験・願書作成の心得について
小学校受験を実施する前に親の大仕事としては「願書作成」ということが待ち受けています。実際に、願書というのは出さないと受験に繋がりません。秋になって受験日が近づくにつれて、願書を出しておけばよかった!と後悔をすることも多々あります。願書というのは経費がかかりますが、数か所を絞り込んで願書を提出することが賢明です。
小学校受験を実施する前に親の大仕事としては「願書作成」ということが待ち受けています。
実際に、願書というのは出さないと受験に繋がりません。
秋になって受験日が近づくにつれて、願書を出しておけばよかった!と後悔をすることも多々あります。
願書というのは経費がかかりますが、数か所を絞り込んで願書を提出することが賢明です。
目次
願書は何通書けば良いのか?
夏頃までに決めていた志願校から直前になると、他の小学校にも願書を提出することも多くなります。
出遅れてからでは試験を受けることができません。
親が願書を出す=子供に合格のチャンスが増えるということです。
よく考えて出願を考えるべきなのです。
願書を出さないと、受験はできません。
確かに、経費の問題もありますので願書を出す数もある程度は限定されます。
それでも子供のために親として最大限の努力をして、数校分の願書が提出できるだけの経費を捻出することも小学校受験では欠かせないことです。
多い人の場合には5校以上の出願をしているようです。
それも家庭の考え方によって変わります。
数校に限定して国立も併願しながら受験準備を進めることは、賢明な判断の一つです。
小学校受験であっても、受験校選びは絶対に重要です。
願書の締め切りを一覧にして常に見ておく
埼玉、神奈川、都内というスケジュールは少しずつ違います。
志願校を単願だけで押し通すことも、勇気のいることです。
それでも、万が一の不合格を視野に入れて一応、通学可能な小学校への願書提出をおススメします。
関東圏を例に挙げると、埼玉を皮切りとして9月から11月にかけて受験日が定められています。
願書を出す前の親の気持ちと願書を出した後の親の気持ちは変わるものです。
願書を作るときには面倒で、数か所に絞り込んでしまいます。
直前になってくると願書作成の手間よりも、必ず合格出来るようにと多くの小学校への出願をおススメします。
願書についてはまず通っている塾の関係者にも意見を仰いで、厳選した受験校を選別するようにしてください。
願書の目的を知っておくこと
願書を通して学校側は何を知ろうとしているのか?
を親が推測できることが肝心です。
まずは家庭環境を願書の中から探ろうとしています。そして、
家庭教育としてはどの程度の教育を行なっているのかどうか?
ということも重要事項です。そして、
志望している学校のことを、その親はどの程度、把握しているのか?
が肝心な部分なのです。
あまりも緊張しすぎて書き損じをしてしまいそう!と思った場合には同じものを2部準備するなど、用意周到にしておいてください。
親として誤字脱字のない願書を作ることは最低限のマナーです。
願書を書くことには多くの労力を費やすものです。
書いているうちに、正直なところ投げ出したくもなります。
それが願書作成というものです。
その場合も含まて、願書をまず下書きしてみてください。
そして、いま通っている塾の責任者に添削をしてもらうなど、様々な方法が考えられます。
親だけが担うものでもありません。
ここは専門家の意見も聞き入れて、合格できる願書を作れるように努力をしてみてください。
願書には守るべきルールがある
友達に手紙を出すような感覚で住所や番地を省略するのは、最もいけないことです。
住民票を手元に置いて、記載通りの表記を守ってください。
誤字脱宇以上に、送りがなには注意をしてください。
細かなルールが多いのですが、大事な小学校受験に必要な手続きです。
だからこそ、丁寧に書いて仕上げるようにしてください。
実は、学校によって細かな指示がある場合には、それを守るようにしてください。
該当部分を○で囲むという場合には、必ずその指示を守るようにしてください。
願書に貼る写真の大きさと、撮影日の指示も守って期限切れなどにならないように注意をしてください。
志望理由を書く欄には自分たちらしいアピールを
小学校受験で大切なことは言うまでもなく、家庭での教育方針が学校の教育方針に寄っていることがとにかく重要なのです。
自分たちが実践してきた育児や教育と、志望しようとしている小学校の教育方針が大きく違ってしまうと、願書にどれだけアピールを書いても、なかなか合格に近づけないものです。
願書とは書きながら考えるものではありません。
どちらかと言えば、両親の間でじっくり話し合って、下書きを作って、それを清書するというものです。
初めての小学校受験を何とか成功させるためには、完璧な願書が必要になります。
そのあたりを、十分に意識しながらの願書作成に取り掛からないといけません。
願書という名前がついていても親から学校へ、これまでの育児や子供とのかかわり方を報告するための書類なのです。
そう考えるとどれほど重要な役割を持っているのか?ということが内容的に問われているわけです。
両親揃って共同作業で作り上げる願書
願書を書きあげることは思いのほか、重労働です。
そこは両親揃って一緒に乗り切る覚悟で頑張ってみてください。
つまり、下書きを作り清書をするまでの作業を二分するなどして、一緒に書き上げるという気持ちが肝心なのです。
予め、書くことが決まっている場合には特に、簡潔かつ真摯な気持ちで文章を綴ることが必要です。
子供の性格について記入する際には、
これまでどのように育ててきて、今現在どんな子供に成長しているか?
を述べることが必要です。
出来るだけネガティブな内容にならないように、長所を先に書いて、これから努力する部分として短所を捉えていることが伝われば十分です。
ネガティブな内容もエピソードを加えるだけで雰囲気が変わる
例えば子供の性格が屈強で頑固な場合に、そのままを書いてしまうと強情な性格をしているのか?と思われてしまいます。
それよりも、「目標に向かって何事も毎日欠かさず努力を怠らず前向きな性格をしています。」と表現する方が、子供の本質がより確実に伝わるのです。
気の弱いタイプの子供について記入をする際には、「幼稚園のお友達にも優しく気を遣える性格をしています。」と表現をする方が、見どころがある子供だという印象を与えます。
気が強いタイプという場合にも「どんな場面でも新しいことにチャレンジをすることが好きな性格です。
」と書き記すことで子供のイメージもアップしますよね。
願書を受け取る側はこれまで数えきれないほどの願書に目を通している方々です。
やはり、ありきたりの内容を綴っている個性のない願書よりも、目に留まるような内容を書いている願書の方に興味を示します。
そして面接の時にどんな子供なのか?を確かめてみたいと思わせることが出来るのです。
読む側が興味を持たない願書の内容とは?
字が丁寧でないというのは、そのまま親の姿勢として受け止められます。
改行もせずにただ、殴り書きをしているような内容では、小学校受験を突破することは困難でしょう。
その上、空白も多くて願書に熱意がこもらない場合にも印象が悪くなります。
願書に書き込むべき内容に、あまりにも端的に答えているような場合にも、内容の薄さに、試験官は肩を落とします。
親が子供のことを一生懸命に見つめて、育てていることが伝わるかどうか?なのです。
美辞麗句だけを並べている願書にも温度を感じることが難しいのは事実です。
それよりも熱く、親として確固たる教育方針を持ち日々の育児に勤しんでいることを。
ストレートに伝えられる方が素敵なのです。
熱意のこもった願書とは?
親が学校説明会以外にも、施設見学会や学校行事に積極的に足を運んで実際に参加をすることで、在校生の様子や学校の雰囲気を掴めるようになります。
その時に感じたことを具体的にエピソードも添えて願書の中に盛り込めると、印象もかなり上がります。
その上、親としての熱意も伝わるのです。
願書を提出するときから、小学校受験は始まっているのです。
それを強く意識しながら、願書作成をすることが何よりも大事です。
願書を書きあげるために、前段階として志望する小学校のことを、親が良く知ることや教育方針を心から理解することが肝心なのです。
表面的な内容の願書には、親の気持ちはこもらないものです。
そのあたりをよく考えつつ願書作成にとりかかってみてください。
必ず自分たちらしい願書ができあがるはずです。
子供のために精一杯の力を出し切って願書を真摯に作成する時間こそ、親が最初にしてあげられる小学校受験へのアシストなのです。