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「小学校受験」を成功へと導くカギ!「聞く力」は試験問題への理解を深める力になる!

お受験では、出題されている問題を理解する力が求められます。「人の話を聞く力」は、コミュニケーションの基礎でもありますが、言い換えれば「相手の話を理解する力」とも言えます。試験官の話を理解するためにも、受験生は集中して話を聞き漏らさないようにしなければなりません。「聞く力」を鍛えるため家庭でできる効果的な方法について紹介します。

小学校受験を乗り越えるためのテクニックは数多くありますが、基本的に人の話を正しく聞き取り理解をすることが求められます。
「人の話を正しく聞き取り理解する力」を養うためには、ある程度の年齢の時期から、家族が意識をして小学校受験の準備を進めるべきなのです。
その目的は人の話を聞き理解をする力をつけるためになのです。

目次
▼ 小学校受験の指示行動は 人の話を聞ける子が強い!
▼ 幼児教室に通うだけでは「聞く力」を伸ばせない!日常生活での親子の会話がポイント
▼ 「聞く力」が小学校受験で出題される問題の理解度を左右する!
▼ 子供の聞く力を伸ばすために家庭でできる親子の会話とは?
▼ 日本語を理解するためにも人の話を聞くことが基本
▼ 小学校受験では子供らしい純粋な行動や考えが求められる
▼ 人の話に興味をもつことが「聞く力」や「語彙力」を育てる秘訣
▼ さいごに
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小学校受験の指示行動は 人の話を聞ける子が強い!

幼いお子さんは自分のことを語るかわりに、人の話を聞かないという傾向があります。
これは、コミュニケーションの上では、一方通行になります。
言語能力が育ち始めると、自分の方から発信することが楽しくて仕方がないのです。
だからこそ、言いたいことを話して、人の話を聞かなくてもそれでも許される年齢というものがあります。
2歳程度まではコミュニケーションが一方通行でも、まだ親御さんとしても それほど焦る必要はないのです。

但し、幼稚園受験や小学校受験を視野に入れて準備をしようと考えておられる場合には、まずは「お話をしっかり聞ける子」になるように、家庭での教育を進めなくてはなりません。



受験の場面では必ず「指示」を守らなければいけない

お受験での試験官の言葉には、いくつかの指示が含まれているのです。
例えば、何かお絵描きをするような場面でも、手元のクレヨンの色が指示される場合などがあります。
集中して聞いていると、必ずその指定色を手にすることができます。
逆に聞き逃してしまうと、誤った色のクレヨンを持つことになり減点となります。
ここで落とす1点が合否を分けてしまう可能性もあるわけです。

お話を聞けない子供は、小学校受験の場面でかなりのミスを連発します。
少なくとも、話が聞けないという時点で、正直なところ「お受験」の準備が不十分という場合と本人の資質が受験に向いていない可能性が考えられます。
残念ながら小学校受験というのは、そのような些細なミスが大きく響く世界なのです。
ですので絶対に人の話を完璧に理解できる力を身につけていただきたいわけです。

幼児教室に通うだけでは「聞く力」を伸ばせない!日常生活での親子の会話がポイント

幼稚園に通うときに、何かお子さんにお約束をしてみてください。
例えばこのような感じです。

「今日はお弁当を残さないように頑張ってね!食べたら何がおいしかったか教えてね。」

このように言う前に必ず一度しか言わないからよく聞くようにと促すのです。
大抵の場合、お子さんがテレビを見ているときや、何か他のことをしているときに、親御さんはそこにかぶせて指示を出しがちです。
これでは逆効果になります。
何度も同じことを言わないとできないようなお子さんは、初めから親の話を聞こうという態度ではありません。
そこを重点的に教育をしていただきたいわけです。
このような日常生活でのやり取りは、幼児教室での訓練では なかなか実践できないものなのです。



指示は1度だけしか言わない

お子さんは人が言ってることを聞き逃すと「なんて言ったの?」と聞き返すはずです。
ここで、何度も指示を言い直すようでは意味がありません。
お子さんは必死に親の話を聞こうとはしません。
これが日常化してしまうわけです。
人の話を その瞬間に聞き逃さないようにする習慣を、何とか身につけさせてください。
これは、長い人生を歩む上で、とても重要なことです。

ただ、理解力が遅いお子さんの場合には1度ではなかなか難しい場合もあります。
そんな場合には、もう1回だけ言います。
その前に「もう言わないからしっかりお耳で聞いていてね」などと言葉がけをしてください。

「聞く力」が小学校受験で出題される問題の理解度を左右する!

小学校受験での「聞く力」が求められる問題とは、どのようなものでしょうか。
例えば次のような問題が出題されるのです。

「絵に描かれているアメは全部でいくつありますか?アメの数を赤のクレヨンで○を描いて答えてください。」

おわかりでしょうか?
この出題の中には既に3つの指示が入っているのです。
自分でその文章を読んで設問に答えるのではなく、発問をする試験官の声を聞き取って回答をしていくという流れなのです。

  • アメの数
  • 赤色のクレヨン
  • ○を描く

これだけの回答をするために、集中力を欠くことなく話を聞かなければいけないのです。
5歳児の能力の中では高度なテクニックに属しますが、普段からこのような重複した指示を聞けるようなお子さんに育てておくと、幼児教室などで演習を重ねていくうちにどんどん得意になっていく分野になります。



いきなり塾に行ってできるようになるものではない

例えば、普段から聞き取りの悪いお子さんが、入塾してきた場合には教える側としては話の内容を聞き取り理解する力が弱いことにすぐに気づきます。
ご挨拶をして席について、バックの中から指示通りのものを机の上に出してもらうことから始まりますが、できない子は全くできません。

それは、話を聞くことに慣れていないからです。
幼稚園では意識的に指示行動の練習などをしません。
当たり前の指示を出して、できていない子には幼稚園教諭が傍に行って諭すだけです。
幼稚園は、子供の弱い部分に特化した教育を行う場ではないからです。
ではどうすればよいのでしょうか??
まずは、家庭生活の中でお子さんに「親御さんの話を聞ける力」を身につけていただきたいのです。

子供の聞く力を伸ばすために家庭でできる親子の会話とは?

幼稚園に行く前の時間帰宅してからの時間を有効活用してみてください。
小学校受験までの準備期間をどのように過ごすのかは、親御さん次第です。
家で過ごす親子の時間は、受験に向けての教育やしつけをする上でも貴重な時間となります。

例えば、次のような形の指示を出してみるのはどうでしょうか?

「テレビの番組が終わったらすぐにお風呂に入ろうね」

という指示をテレビ番組が始まる前にしておきます。
そして、テレビ番組が終わると同時にお子さんに聞いてみてください。

「最初になんて言ってたかな?」

話を聞ける子はお風呂に入る準備をするはずです。
この繰り返しが大事なのです。
例えば、お子さんを一緒にスーパーなどに連れ行き、ゲーム感覚で教えられることでもあります。
お子さんに果物を2つ買い物かごに入れるように指示を出すのです。

「りんごとバナナをかごに入れてくれるかな?」

さて、お子さんはどこまで正確にできるでしょうか?
きちんと指示された果物をかごに入れてきたときには、大げさに褒めてあげましょう

日本語を理解するためにも人の話を聞くことが基本

自分の考えをきちんと言葉にできるということは、人の話を聞けることにも大いに繋がっています。
自分の気持ちなどを言葉にするためには、人が話す言葉を100%理解する力が必要なのです。
その練習をしていないと、試験本番で設問の指示を守れなくなるのです。
人の話を聞く力がないと、お受験では 少しも点数が取れないという最悪の結果につながる場合もあります。
幼児期だからこそ、「聞く力」を大いに伸ばしておきたいわけです。

小学校受験の際に合否を分けるのは「聞く力」だという意見もあります。
確かに、日頃の生活の中で「人の話を聞く力」の訓練をしていない子は、言葉の意味を正確に理解できないのです。
しかも、試験の時に出る指示はたった1度です。
試験官の指示を聞き逃すわけにはいかないのです。
「日本語を理解する」=「聞く力を育てる」ことに直結するのです。



小学校受験の場面でも常に求められる「聞く力」

例えば、行動観察の試験では 設問が試験官の言葉を通じて出されます。

「それでは、そこに置いてある新聞紙を使ってみんなで仲良く遊んでみましょう。」

この設問を一度で聞き取るわけです。
一斉にみんなが新聞の傍に集まって新聞を手にとるはずです。
それなのに、指示を聞き取れないお子さんは何をどうすればよいのかこの時点で分からなくなっているわけです。
試験官から見れば、「指示行動ができない」という項目にチェックが付けられる対象になります。

小学校受験では、設問の指示通りに行動ができて当たり前です。
そこを求められているわけです。
自分自身が新聞紙で遊びたいかどうか?ではありません。
それでも、嫌なことはしなくてもよいという勘違いをしている現代っ子が多いのです。
幼稚園でも、そのようなわがままな気質の子が一握りはいると現場の声を聴く機会もあります。
みんなで遊びましょう、と促しても「別に○○で遊びたくないもん。」っと言うお子さんには手を焼くものです。


小学校受験では子供らしい純粋な行動や考えが求められる

素直なお子さんというのは、そもそもは利発で物事に対して純粋さを発揮できるのです。
試験の本番においても試験官の出題に対して純粋に行動を起こせるはずです。
また、お子さんらしさという点においても、言われたとおりに行動ができることが満点を導きだすわけです。

幼児期は、何事においても 自分の考えを持てるように育てていくことが肝心です。
これには親の姿勢というものが色濃く反映されます。
子供は、お手本として親を見て育ちます。
お子さんの純粋な心を育むためにも、普段から些細な事にも感謝の気持ちを持ち、何事も取り組むような姿勢をお子さんに見せてあげてくださいね。
嬉しいことは嬉しい、哀しいことは哀しい、そんな普通の感情を持ち合わせることが、結果的に語彙力や聞く力を高めていくのです。
お子さんが自分の考え気持ちを言葉で表現するためにも、お子さんの純粋さを育むことは大切なことです。

人の話に興味をもつことが「聞く力」や「語彙力」を育てる秘訣

人が話を始めたらどんな場面でも一点に集中をしてとにかく、聞き逃さないようにしよう!という姿勢を育てることが重要です。
これは幼稚園でも 必ず教諭が話し始めるときに前置きをするはずです。

「はい!それでは集中してお話を聞いてくださいね!」

まずここからすべては始まります。
お子さんの日常生活や幼稚園生活の中で、「聞かなくてもよい話」はありません。
すべては必要な指示につながる話ばかりですので、「人の話を聞くこと」を徹底するようにしてください。
「聞く力」は小学校受験を成功へと導くカギともなるのです。
遅くとも幼稚園に入園が決まった段階よりも少し前には、家族は話していることを一度で理解できるような訓練を自然な形で積んでいただきたいと思います。
語彙力も理解力もすべて、聞く力が基礎となるのです。

さいごに

家庭での教育は、小学校受験につながってくるものです。
その代表的な一つとして、親子の会話などで高められる「聞く力」です。
お子さんの聞く力を日常生活の中で高めるためにも親子の会話がポイントになります。

お子さんが、親御さんから頼まれた事などをきちんと理解して実行できた際には、たくさん褒めてあげてくださいね。
褒めることで、もっと頑張ろうと言う気持ちになりますよ。

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