世界に通用する子供を育てるお受験総合ブログ

全国の幼稚園小学校中学校幼児教室を探す
お受験TOWN[お受験タウン]ホーム >

小学校受験・口頭試問で出題される「お話つくり」について

小学校受験の個別試験の段階でコミュニケーション能力を考査するために、カードを何枚か見せて任意で、お話を作って説明をするという問題があります。実はこちらの、お話づくりは塾でも演習を重ねますが、子供によって、非常に豊かな感性で楽しいお話作りを出来るタイプの子と、まったく太刀打ちできないタイプの子に分かれます。もちろん、何度かコツを覚えて努力をすれば、どんなカードや絵を見せられても、お話を作れるようになりますが、まずは難しい問題であると捉えておいてください。

小学校受験の個別試験の段階でコミュニケーション能力を考査するために、カードを何枚か見せて任意で、お話を作って説明をするという問題があります。
実はこちらの、お話づくりは塾でも演習を重ねますが、子供によって、非常に豊かな感性で楽しいお話作りを出来るタイプの子と、まったく太刀打ちできないタイプの子に分かれます。
もちろん、何度かコツを覚えて努力をすれば、どんなカードや絵を見せられても、お話を作れるようになりますが、まずは難しい問題であると捉えておいてください。

目次

スポンサードリンク




お話づくりを出題する学校の意図とは?

大人でも突然、見知らぬ絵を見せられて、この絵に合うお話を作ってほしいと言われると、瞬時に言葉は出てこないものです。
それでも小学校受験では、このお話づくりと言う形で出題をする場面も増えているのです。
すべての小学校で、頻出されている問題ということではありません。
それでも、少なくとも子供の語彙力や表現力を見るためには、格好の出題だと言えます。
もしも、今視野に入ってる小学校の過去問に出題がないとしても、お話づくりの練習は各塾でも、行っているようです。
主に、口頭試問の練習時にも、さらりと流す程度に行う演習の仕方もあります。
お話づくりに時間を取って、子供の語彙力を育てようという考えで、学習をする塾もあります。

親も、志望する小学校の過去問題に目を通す程度の知識を持ち合わせるようにしてください。
家庭でも十分にお話づくりは学習できます。
小学校受験で出題される場合は、

絵の中に描かれている内容をどの程度、把握できるのか?
洞察できるのか?
そして、そこから感じたものを自分の言葉で表現が出来るのか?

 



という点を考査するのです。
クリエイティブな部分の「創造」とは違う、想像力です。
1枚の絵から、子供が何をどう考え、相手にどのような言葉を使って自分が思い描くことを表現できるのか?ということに重きを置いているのです。

出題形式はいろいろ

例えば1枚の絵だけを示されてその中に描かれているものついての、お話を作るという出題もあります。
また2,3枚のカードに関連性のあるものがそれぞれに描かれていて、それらをすべて繋げるという意味でお話を作るという課題もあるのです。
後の方が難易度は高く、かなり演習を積んでおかない当日に困る状態になります。
普段から自宅でも「お話づくり」のカードを使って、自由に子供に語らせるような練習を積んでおく方が安全でしょう。

そのポイントは次のように押さえておきましょう。

〇絵の中の登場人物をまずは把握させる

〇複数の人が描かれている場合には、その関係性にも注目させる

〇何をしているのか?

その絵は何を表現しているのか?

 

を瞬時に感知できることが肝心です。
普段から好奇心旺盛な子供の場合には、お話づくりは得意になるものです。
自分の考えや気持ちを絵に沿って話せるようになれれば、上出来だと思ってください。
黙り込んでしまうことは、一番のタブーです。

まずは絵の中に何が描かれていて、そこから何を感じたのかを表現できるように練習をしておくべきでしょう。
そのためには語彙力を増やすほかありません。
言いたいことがあっても語彙力がないと、少しも自分の気持ちを表現できないからです。

 


お話作りは付け焼刃では無理!

普段から、「ごっこ遊び」が好きな子供の場合、何かを空想することやその場の設定を自分で行える技量があります。
お話作りも即座に、絵を見て自分の語彙力を持ってお話を膨らませないといけません。
難しく言えば状況を判断しながら論理的にお話を構築する力ということです。
ペーパーテストの内容などは各分野、ある程度決まった解き方や演習の方法があります。
数をこなせば時間内にすべての問題を解くことができるわけです。

お話づくりの場合には、その日に初めて見せられる絵から想像できるお話を瞬時に作って語るという技量が求められるのです。
いかがでしょうか?この内容が短い期間に達成できるとは、到底思えません。
つまりお話づくりは塾でも家庭の中でも、演習を積む必要性が高いということなのです。


カードや家の中にある絵の素材を使って

カレンダーの絵やカルタの絵などを使って、子供が自由にその絵から発想できるものを語らせてみてください。
そうすることでお話づくりの練習になります。
このときに、親も同じ目線でそのお話づくりに付き合ってあげるのです。
そして

〇その時に描かれているものの気持ち

〇その絵から最初に感じたこと

 

などについて、質問をしてみてください。
そうすると子供のお話づくりの感覚もどんどん広がっていくのです。
また、お受験を控えている両親に常にオススメしたいのは常に絵の描ける環境を準備してあげることです。
子供は自分が描いた絵について説明をすることが大好きです。
その時に、褒められると、どんどん話を膨らませるものです。
そんな好奇心をくすぐることで、お話づくりの世界観もひろがっていきます。
家の中にも、お話づくりのきっかけになるものが多数あるのです。

 


道徳的な絵を見てお話を作ることは重要

例えば1枚のカードの中に、子供同士がおもちゃを巡って喧嘩をしているような様子が描かれていたとします。
これを見て子供はどんなお話しづくりをするでしょうか?普段から、自分たちの生活の中に起こりがちな状況であることは、幼児ならばすぐに感知できるものです。
喧嘩をしてはいけないことやおもちゃは仲良く使わなければいけないという、道徳的な内容を踏まえてお話づくりができれば、一番良いのですが、絵を見て単に「この子がおもちゃを取ったから喧嘩になった」というような内容では、その先のお話が広がりません。
もしも模範に近い内容を子供が答えるとすれば

「幼稚園の教室でおもちゃ遊びをしていました。
そうすると、○○ちゃんが来て、おもちゃをどこかへ持っていってしまいました。
ぼくはそのおもちゃで遊びたかったので○○ちゃんをおいかけて返してとお願いしました。
それでも、○○ちゃんが独り占めをしたので僕は腹が立ちました。
だから喧嘩をしてしまいました。
おもちゃはお友達と仲良く一緒に遊べると良いと思いました。」


 

この程度の内容で、お話を作れると完璧です。
状況を判断しながらその絵に自分を投影して話を作るということはとても重要です。
こうした内容を何度も練習することで、お話づくりが上達していくのです。


そもそもお話作りは知育遊び

絵を見て自由にお話を作るというのは知育遊びの一環です。
絵から登場人物のその時の感情まで理解できるようになれば、物語を自分の中で組み立てやすくなります。
頭の中に浮かんだ状況を、面接官に説明をするというところまで、まずは完璧に行えるように、人とのコミュニケーション能力をつけておきましょう。
お喋りをするということを超えて、会話を多く交わすという意味です。
最初は親が誘導をするように、絵を見て、何をしているところか?どんなふうに思っているのか?ということを質問しながら進めてください。
そうすると子供はそれに応えようと言葉を発するようになります。
これがお話づくりの意図です。
何度も繰り返していると今度は、親が質問を挟まなくても、自分の方からお話を組み立てられるようになるのです。

お話づくりはとにかく、特訓が必要な分野です。
口が重い子供は不利になりますので、特に小学校受験においては、黙ってしまわないように、何かを話そうとする意欲を欠かないように、に重きを置いて練習をしていきましょう。

 


お話づくりが苦手にならないように

 

受験をする学校の過去問題に、お話づくりがある場合には、必ず積極的にお話づくりの基礎となる、親子の会話を充実させることに、力を注いでください。
子供が自分のことを自由に話せることは肝心なことです。
そのためにも、普段から絵本の読み書きせをしながら、絵を見て

「○○はどう思う?」
「この先お話はどんなふうになると思う?」


というように質問を膨らませてみてください。
絵本を見ながら、自由に自分の発想で言葉は出るようになれば、それがお話づくりの基礎になります。
まずは、絶対に苦手意識を持たないように、親が気を配ってあげましょう。

上手に自分の言葉でお話を作れるようになれば、それを褒めてあげてください。
何よりも自信をつけることを先行することが肝心です。
小学校受験本番で、イキイキとした視点で、お話作りができることが目標です。

スポンサードリンク



TOP