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小学校受験「数量の問題」対策!子供の数感覚を身につけさせるためにも家庭でできること

小学校受験の出題範囲の中に「数量感覚」というものがあります。幼稚園生活の中には直接的に出てこないもです。それでも小学校受験対策としては外せない分野です。難しく考えすぎると「数」にアレルギーをもってしまうと、途端に苦手単元ということになってしまいます。そうならないように、家庭でもできる数量感覚のトレーニング方法を紹介します。

家庭の中でも「数の感覚」を身につけるための練習ができます。
そのためには、自分で「考える」ことが大切です。
練習をクリアすることで味わう達成感が更なる「やる気」を引き出してくれます。
無理のない範囲でトレーニングを重ねていきましょう。

目次
▼ 「数の問題」対策!子供の「数感覚」は家庭生活の中でも身につけれる
▼ 「数の問題」はどんなの問題なの?実際にあった出題内容を理解して感覚をつかむ
▼ 小学校受験の数量問題は「足し算」「引き算」が基本
▼ つまづきやすい「数の分割」は、日常生活での練習でイメージ力を身につける!
▼ 根気よく演習を続けることが「数」への理解を深める為にも必要
▼ 数の認識を深める為の基本!家庭では数の増減をトレーニングで身につけさせる
▼ さいごに
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「数の問題」対策!子供の「数感覚」は家庭生活の中でも身につけれる

小学校受験を控えている5歳児~6歳児にできるのは、簡単な数の暗算です。
小学校入試には必ず「数」に関する問題が出題されます。
もちろん全く出題されない学校もありますが、基本的には練習を積んでおく方が無難です。

受験塾でも演習を積みますが、数のやりとり、数の割り振りなどの出題に対して柔軟な回答ができるまでには、相当量の演習が必要です。
実は、数のやり取り置き換えという出題は、満遍なく出題されているものです。
「これにはどうすればよいのでしょうか?」答えは簡単です。
家庭生活の中でも数感覚を身につけることが重要なのです。



家族と口頭で行う数の練習

例えば、こんな感じで練習をすればよいのです。
お手伝いの中でお皿の数を数えさせます。
その中で、足りない食器の数を認識するような場面を作り、お子さんに数感覚を植え付けておくのです。
家族の分だけお皿やコップを並べるのは当たりまえです。
そこで、あえてちょっとした細工をしておくのです。

  たとえば、
  

あらかじめ家族の人数より少ない数のコップをテーブルに出しておきます。
そして、あえて子供に聞いてみるのです。
「コップの数が足りないから家族の分だけ持って行ってね」

テーブルの上にコップは1つしか置いていない。
家族の数は4名。
ここで子供はあと3つ足りないと暗算ができないといけないのです。
意外とこれは、難しい場合が多いのです。

簡単そうに見えて、実は複雑な受験科目なのです。
だからこそ、点数を稼ぎたい部分でもあります。
数の問題というのは、数感覚がないと答えられない部分もあります。

「数の問題」はどんなの問題なの?実際にあった出題内容を理解して感覚をつかむ

実際に下記のような出題がありました。

いちろう君とまり子さんがおはじきを5個ずつもっています。
いちろう君がまりこさんに1個だけあげると、おはじきの違いはいくつ?

これはかなり難しい、ひっかけ問題です。
話をよく聞いていない子供は適当に答えるのです。
おはじきが1個減るのだから4個という回答は間違いです。
レベル的には小学校に進学してからの算数の範囲を超える程度の難易度です。
ただ、よく話を聞いていると答えられる問題ばかりです。
ここで問題は「おはじきの数の違い」という表現です。
数式にあらわすと次の通りです。

いちろう君がまりこさんにおはじきを1個あげる
5-1=4
まりこさんは、おはじきを1個多くもらっているので持っている数は6個です。
そこで おはじきの数の違いを考える数式は
6-4=2
回答は「2個」ということになります。

小学校受験の数量問題は「足し算」「引き算」が基本

小学校受験の数量問題は、「足し算」「引き算」ができれば答えられる問題ばかりなのです。
どの小学校でも、それを少しひねった形で出題しているのが特徴です。
思考力と注意力が試される問題ばかりが出題されます。
ここは、演習をする価値があるのです。

つまづきやすい「数の分割」は、日常生活での練習でイメージ力を身につける!

数の分割の問題で、苦手意識を持ってしまうと必ずその分野の演習になるとつまずいてしまいます。
どうしても避けては通れない「数の問題」には、相当量の演習が必要になります。
小学校受験向けの過去問題を使い、克服するほかありません。
基礎の部分は問われていることに答えるという単純な作業なのです。
数をイメージしながら暗算をするということは、日常生活の中でも十分に練習できることです。



数の分配問題について

ペーパーテスト上で、例えばリンゴの絵が9つ書かれているとします。
そして、子供の絵が3名描かれている状態で設問は続きます。

  

9個のリンゴを3人に分けるときに、一人何個ずつもらえるでしょうか?

この場合には鉛筆を使って分配する方法を考えていきます。
ここで問題になるのは人数分だけ分配するということです。
「仲良く分ける」という概念の問題ですが、数が絡む問題になると 難しいというイメージを持ちやすいのです。
そこで、次のように考えることで簡単に回答できるようになります。

  

子供が3名ですので、絵に描いてあるりんごを ○・△・□で囲んでいきます。
そうすると3つの〇ができることになり回答が「3」ということに導けます。
囲んだ数をカウントすることで一人がもらえるリンゴの数がわかるのです。

根気よく演習を続けることが「数」への理解を深める為にも必要

数の分配問題は、テスト用紙にチェックを付けながら回答するという方法を受験塾では教えます。
このような数え方は、日常生活の中では なかなか覚えることができません。
何度も繰り返し同じような問題を演習することで、簡単に「数の問題」にも向き合えるようになります。

ペーパーテストのほんの一部ですが、数の分配問題は必ず設問にひねりがあります。
これも、「聞かれていることの内容で肝心なことはなにか?」を導けるようにすることがテクニックです。
まずは、数の分配問題の解き方をマスターすることを目指してください。



家庭では「おはじき」を使って練習する

テーブルの上に割り切れる数のおはじきを準備します。
そして、子供に様々な分け方を指示しながら、おはじきを「分ける」という概念を覚えさせる練習ができます。
数というのはあくまでも概念です。
均等に分けるということから、人数分に分けることまでを覚えていきます。
実際にペーパーテスト上だけでは、マスターできないことも 「モノ」を使うことで体感しながら覚えていけるようになるのです。

数の認識を深める為の基本!家庭では数の増減をトレーニングで身につけさせる


出典:アールトレードSHOP 楽天市場店

自分の持っているおはじきを一つ相手にあげると、必ず一つ減ります。
一つもらうと増えます。
この「数の増減」を、まずは何度も繰り返して覚えます。
ペーパーテスト上で「あげる」「もらう」というプラスマイナスを日本語で表現する場合が多いのですが、問われていることは単純に数の増減なのです。
これを数の「量感トレーニング」と呼びます。



普段から身につけたい量感

下記の設問を比べてみてください。

  • 人数分だけ分ける「モノ」そこにあるのか?
  • 人数分よりも多い「モノ」は、仲良く(均等に)分けると一人いくつずつもらえるのか?

この2つの設問は、類似問題に過ぎません。
人が増えるとその分、一人に分けられる数が少なくなるということは感覚的に知っておきたいものです。
それを確実に自分の回答とするためには、量感をトレーニングして、「何個ずつ」という設問にも強くなれるように何度も繰り返し演習を重ねるほかありません。

さいごに

小学校受験で出題される問題は、高いレベルの算数問題ではありません。
それよりも、もっと身近な数の分配や量感に関する問題が出題されるのです。
そこを踏まえて、的確に回答できるように普段の生活の中でも、小学校受験向けの数感覚を身につけておきたいものです。
それには、数の問題に慣れることが一番の早道となります。

受験勉強と考えると親も子も重い気持ちになります。
それをゲーム感覚的に捉えて、「数字の問題は好き!」という風に何とかお子様の得意分野に仕上げられることが一番望ましいわけです。
算数には必ず答えがあります。
それを導けたときの達成感を、いち早くお子様に味わってもらえるように何度も練習をしてぜひとも、数の問題を得意分野にしておきましょう。

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