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コミュニケーション能力の基礎を幼児期に育む【親子の時間が短くても効果的な方法】

近年では、共働き家庭が増え、親子のコミュニケーションの時間が減少傾向にあります。親子一緒にいる時間は、子供とのふれあいを大切にしたいものですよね。幼児期は、人間形成の基礎が作られる時期でもあります。身近な大人であるお父さんやお母さんとのコミュニケーションが大切になります。親子の時間が短い父親・母親の為に、おすすめのコミュニケーション方法を紹介します。


今、学校教育では、知識中心の学力から、コミュニケーション能力を重視した学習内容にシフトしています。
それは、国際化や人工知能が急速に進展していくこれからの社会においては、解決すべき課題を自分の力で見つける力やいろいろな価値観を持つ人々と協力しながら解決する力が必要となるからです。
子供のコミュニケーション能力を育むためにも、親子のふれあいを深めたいものですよね。
今回は、幼児期の子供と親のコミュニケーションを築く為の方法やおすすめの本を紹介します。

目次
▼ 親子の会話が子供の将来に影響する
▼ 家庭で短時間でもできる親子コミュニケーション方法
▼ 親子のコミュニケーションを深めるおすすめ本5選!
▼ さいごに
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親子の会話が子供の将来に影響する

核家族化に加えて女性の社会進出なども増え、親子一緒に過ごす時間が減少傾向にあります。
共働きが増え、お母さんもお父さんも忙しい家庭が多くなりました。
時間が出来た時にでも、子供との会話など親子のふれあいを楽しみたいものですよね。
子供と向き合う時間は、親子の絆が深まる時間でもあります。
幼児期は、今後の人間形成に影響する時期です。
子供の成長の為にも親子の会話の中で気をつけて欲しいポイントをまとめてみました。



子供の気持ちを受け止め【自己肯定感を高める】

子供やり遂げた事は、努力を認めて褒めてあげましょう。
「ピーマンが食べれたね。」など、褒める際には、何に対して褒めているのかちゃんと伝えてくださいね。
ただ「かわいい」「かしこい」などと言うだけでは、何で褒められているのか分かりません。
努力ができる子に育てる為にも、具体的に褒めるように気をつけましょう。
子供は、具体的に褒める事で親が自分を見ている。
自分は愛されている必要とされていると実感します。
自己肯定感を育むためにも子供の気持ちを受け止めることがポイントです。
「あのおもちゃで遊びたかったんだよね。でもね、お友だちが先に遊んでいるよね。順番まで待てるかな?」
「みかんは、おいしいよね。でもね、皮はちゃんとむいたほうが食べやすくて、もっとおいしいんだよ。」など
子供をしつける際にも子供の気持ちを受け止め、なぜいけないのか教えましょう。



最後まで子供の話を聞き【言葉のキャッチボールをする】

幼少期の子供は、大人との会話の中で言葉をどんどん吸収していきます。
周りの大人が、子供の話に耳を傾けて最後まできちんと聞くことが、【言葉を使って表現する】ことの習得につながります。
子供は、話を最後まで聞いてもらえるのが分かると、安心して自分の言葉で気持ちを伝えれるようになります。
会話が続くには、子供の言葉を繰り返したり、すぐに答えれる質問をするのが効果的です。

■相槌だけの場合
 子:「ママ見て、松ぼっくり!」
 母:「そうだね。」
 子:「ほら大きいよ!」
 母:「うん!」

■言葉の繰り返しと質問の場合
 子:「ママ見て、松ぼっくり!」
 母:「大きな松ぼっくりだね!」
 子:「うん!大きな松ぼっくり!」
 母:「どこで 松ぼっくり見つけたの?」
 子:「お寺だよ。皆でお散歩行ったんだよ。」
 母:「お寺に行ったんだね。よく見つけたね。」

会話力がアップすることによって、自分の意思を相手に伝えれるようになります。
周りの人と意思の疎通を図る、コミュニケーション能力を高める為にも会話力が重要となります。
家庭で会話のキャッチボールを沢山して子供の会話力を築きましょう。



子供の気持ちを理解して会話を続け【親子の信頼関係を築く】

自分の意見や考えを理解して欲しい時、【話す】ことをしますよね。
それは、子供も一緒です。
子供の話を聞く際には、まずは子供の考えを理解して会話を続けるのがポイントです。

うちの長男は、イヤイヤ期に自分の意に反することを誰かがすると「○○、あっちに行け!」っと言うようになりました。
朝から服を着替えさせると、「ママ、あっちに行け!」っと…。
「そうね!あっち行くよ!」っと他の部屋に行ってたママであります。
その後、ママが抱っこするまで泣き続ける長男でした。
「あっち行け!」はあまりにも寂しいので、「ママは嫌よ。一緒に居たい!」っと嫌がる長男を抱きしめるようにしました。
長男は、落ち着くとママと2人で話し合いです。
長男は、「自分で着替えたかった」っと教えてくれました。
その後は、朝から時間がかかってでも着替えをするようになった長男です。
「あっち行け!」っと言わなくなりました。
ママは、長男のやりたい気持ちに気付けれなくて反省しました。

親子の会話が多くなると、子供の嗜好考えを理解できるようになりますよね。
お互いの嗜好や考えが理解できるようになると信頼関係が築かれます。
信頼関係があると、お子様も自分から悩みや相談を話しやすくなります。
お子様の将来、親としてアドバイスができるように心がけたいものですよね。



楽しく知ることで【学力が高くなる】

会話の中で、子供に「なぜそう思ったの?」など質問をする事で考える力も養われてきます。
自分の考えを話すことで表現力も育まれます。
逆にお子さんが「どうして○○なの?」っと質問をしてくることもあります。
そんな時には、真剣に答えてくださいね。
もしくは、親子で調べる事がおすすめですよ。
親子で一緒に調べると、楽しく知ることができます。
調べ方も徐々に身に付いてきますよね。
学習意欲が増し、小学校入学後の家庭学習にも取り組みやすくなります。


家庭で短時間でもできる親子コミュニケーション方法

今、学校教育では学力の考え方が大きく変わってきています。
これまでの知識中心の学力から、コミュニケーション能力を重視した学力へとシフトしているのです。
グローバル化が進む社会においては、

  • 解決すべき課題を自分の力で見つける力
  • いろいろな価値観を持つ人々と協力しながら解決する力

が求められるからです。
そのためにも、幼い頃から家庭でのコミュニケーションを大切にしながら育てることが大切になります。

共働き家庭では、親子のコミュケーションにとれる時間はほとんどありません。
それでも、ちょっとした時間を使うことでコミュニケーション不足は解決できるんですよ。

短時間でもできるコミュニケーション方法について紹介します。

  • あいさつを大切にしましょう
  • 食事は一緒にとるようにしましょう
  • お風呂の時間をうまく使いましょう
  • 送り迎えはコミュケーションの大切な時間
  • 抱きしめる



あいさつを大切にしましょう

あいさつの習慣づけは、コミュニケーション力を高める第一歩です。
「おはよう」「おやすみなさい」「いってきます」「ただいま」など。
あいさつが当たり前になると、子供は、どのシーンでどんなあいさつをするのか覚えていきます。

慣れてきたら、あいさつにプラス一言でコミュニケーションを深めましょう。
「○○くん、おはよう!今日は天気がいいね。」など
プラス一言する事で、子供との会話が続くようになります。

近所の人に会った時のあいさつも忘れてはいけません。
パパやママが手本を示し、あいさつをする姿を見せてあげましょう。
親があいさつをする姿を見せることで、自然と挨拶ができる子になって行いきます。

子供には、大きな声で元気よくにっこり笑ってあいさつをして欲しいですよね。
恥ずかしかったり緊張して挨拶が言えない子供には、
「次はできるといいね。」
「また明日お姉さんに会ったら”せーの”でママと一緒にあいさつしよっか。」など
子供が楽しい気持ちで挨拶ができるように心がけてくださいね。



食事は一緒にとるようにしましょう

朝食や夕食の時間も子どもとのコミュニケーションの大切な時間です。
その日の出来事やテレビの話題などについて、気軽に話しかけてみてください。
子供の事で気になっている事をさり気なく聞くのも良いかもしれませんよ。
おいしいご飯を食べながら、家族の会話を通してコミュニケーションの楽しさを実感するでしょう。

後片づけも一緒にできると家族同士の絆が更に深まります。
食後の机拭きをしてもらうだけでも構いません。
お手伝いをしてもらったら「ありがとう」っと笑顔で感謝の気持ちをお子さんに伝えてくださいね。
子供は、家でのお手伝いをする事で、【自分の事は自分で出来る】生活基礎力が身に付きやすくなります。



お風呂の時間をうまく使いましょう

お風呂は、親子でコミュケーションをするには最高の場所です。
密室なので向き合ってじっくり話ができる空間ですよ。
入浴でのリラックス感もあり、安心していろんな話が出来るでしょう。
一緒に湯船で遊んだり、一緒に体を洗うことで、お互いの愛着が深まります。
子供と一緒に楽しいお風呂タイムを過ごしましょう。



送り迎えはコミュケーションの大切な時間

塾や習い事、幼稚園・小学校の送り迎えの時間は、短い時間であっても我が子とコミュニケーションができる大切な時間です。
学校や習い事での様子を知る絶好のチャンスでもあります。
親子の会話ができるだけではなく、安全に目的地まで送迎ができるのもメリットですよね。



抱きしめる

抱きしめるという事は、触れることで愛情を伝えることです。
お子様は、家事に忙しい時に「ママ、抱っこ!」なんて、おねだりしてきませんか?
「ちょっと時間がないわ」っと思いがちですが、数十秒でもいいので、子供を抱きしめてみましょう。
乳幼児期に愛情を感じて育った子供は、他人を思いやる心が育まれます。

親子のコミュニケーションを深めるおすすめ本5選!



子育て支援の親子遊び30分プログラム

子育て支援の親子遊びに そのまま使える「親子遊び30分プログラム」を具体的な遊びとともに紹介。
0歳児向けと1・2歳児向けに基本・応用・発展と3パターンずつ掲載。
プログラムをアレンジできるよう入れ替えの遊びも多数収録されています。



CD付き0~5歳児の楽しくふれあう! わらべうたあそび120

■日本伝統文化「わらべうたあそび」
子供たちが、遊ぶ中で自然と生まれ、口伝えで受け継がれてきた“わらべうたあそび”は、日本の伝統に基づきながら、赤ちゃんとのスキンシップを楽しめることはもちろん、幼児が、言葉や音感の体得身体表現の学習ができる数少ない情操教育です。

■120曲を厳選収録・CD付き
本書は、0~5歳の子供が喜ぶ、数々のわらべうたを120曲収録し、その遊び方はもちろん、歌のポイント年齢別のポイントアレンジなどをわかりやすい文章や豊富なイラストで紹介します。



「親子あそび」のえほん

子どもたちにお話と遊びを届けるユニット「ピピオ」の実践から生まれた、子どもが喜ぶあそび集。
なつかしい手遊び、歌あそび、個性派しりとり、体ゆうえんちなどイラストで紹介。



親子のコミュニケーションが変れば、世界が変わる

英語イマージョン教育で話題のLCA国際学園・山口紀生学園長が、
日本と欧米文化が融合する教育現場で生まれた、コミュニケーション術を伝授!
コミュニケーションの基本は、相手の気持ちを受け止めること自分の気持ちを伝えることたったそれだけ。

親子間のコミュニケーションを築くための具体的な方法を紹介します。



1日10分 親子の愛が深まる 幼児の脳トレ遊び

東北大学・川島隆太教授の監修による「幼児の脳の発達に良い親子遊び」=「脳トレ遊び」の導入ガイドブック。
検証の結果、「脳トレ遊び」には、記憶力、コミュニケーション力、未来を予想する力、がまんする力、集中力などを顕著に伸ばし、親子の愛着形成、親の育児ストレス軽減にも、効果があることが認められた。
特に家庭でできる親子遊びを重点的に紹介し、子育て家庭に有益なノウハウを提供する。
本編は「脳によい遊び」18種類のマニュアル、体験者(母子)、実践した保育士のインタビュー、教育関係者向けの学術資料なども。
付録DVDはマニュアル映像を中心に約35分で、仙台放送が制作。

さいごに

コミュニケーション能力は、大人になって社会人として活躍する上でも大切な能力の一つです。
共働きのご家庭にあっては、子どもとコミュニケーションをとる時間を作るのは大変なことです。
短い時間であっても工夫さえすれば子供とのコミュニケーション不足は解決できます。

小さな子供を持つ親として大切なことは、まずは話をしっかりと聞いてあげることです。
相づちを打ったり共感の言葉を伝えたりするだけで、子どものコミュニケーション能力は大きく育ちます。

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