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小学校受験準備期間を効率よく乗り越える!親子の関係が子供の意欲を高めるポイント

家庭は、しつけや受験塾の復習、親子での体験イベントへの参加など親御さんとしても受験準備期間中は忙しいものとなります。一年以上もの準備期間中に子供のモチベーションを保つのは大変なものです。子供のやる気を高めるためにも、日頃から子どもの心にプラスになるような言葉をかけてあげるのがポイントです。

小学校受験専門の塾講師をしていた頃のお話です。
塾生の親御さんの中には、お子さんに高圧的な態度や言葉かけをされる方がいらっしゃいました。
そのお子さんは、プレッシャーから「お受験」自体を断念せざるを得ない状況に陥ってしまいました。
受験準備期間中に、お子さんに対して過度な期待をしてしまう親御さんがいるのです。
お子さんができない事に、親御さんが罪悪感や敗退感を持ってしまい、お子さんのやる気を損なうような言葉を発してしまいがちなのです。
今回は、小学校受験に向けて準備をしているご家庭で気をつけて欲しい親子の関係性についてお話します。

目次
▼ 小学校受験を乗り越える子供の「やる気」!我が子のモチベーションを高めるのも親の役割
▼ 子供を伸ばす親の共通点!我が子にとってプラスになる言葉をかける
▼ 子供の頑張りを褒めてやる気向上!お受験に挑む子どもの心をお受験モードに!
▼ 我が子の「聞く力」を育てる!まずは親が子供の話を真剣に聞くことから始まる
▼ 子供のしつけなど家庭生活でおこなう全ての努力は受験につながる
▼ 生活の基盤は家庭!会話で親子の絆を深める
▼ さいごに
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小学校受験を乗り越える子供の「やる気」!我が子のモチベーションを高めるのも親の役割

受験準備の「やる気」がないお子さんに高額な授業料を支払ったとしても、何の成果も得られません。
中学校受験以上になると、気持ちを自分で制御できるようにもなります。
小学校受験の準備を進めるためにも、まずはお子さんのやる気を引き出さないと何事も始まりません。
頑張って塾に通って受験準備を進めていたとしても、途中で子どもの気持ちが下向きになり やる気をなくしてしまうと、軌道修正はなかなか難しいものです。
そうなる前に、お子さんの「やる気」を損ねるような言葉がけだけは避けてください

小学校受験の準備期間は、親御さんもいろいろと忙しくなるものです。
特に受験本番が近づいてくると、ペーパーテストのなどを通して お子さんのミスが目につきやすくなります。

そんな時に、ついつい

  • 「何度言ったらわかるの?」
  • 「どうしてできないの?」
    など

子どもに言い放ってしまう親御さんもいます。
悪いとわかっていながら、ついついお子さんに浴びせてしまう余計な言葉が、お子さんのモチベーションを下げてしまうのです。



言葉の言い換えでお子さんのやる気を底上げする

例えば、お子さんが急に悪い言葉を使いだしたとします。
そのときに、必ず親御さんは言います。

「そんな言葉遣いは いけません!」

まさに「頭ごなし」という感じです。
そこをほんの少しの知恵を絞って言葉を置き換えて言ってみるのです。

「そんな風に言うよりも、もっと○○と言えば丁寧に聞こえるよ」

言葉の小手先を使ったお子さん操縦法の一つです。
いきなり何事も否定をしてしまうとお子さんのやる気はますます低下していきます。
それを避けるためにも、親御さんの方でも言葉を選んでお子さんの気持ちにダイレクトに働きかけるような物言いを意識してみてください。

子供を伸ばす親の共通点!我が子にとってプラスになる言葉をかける

子供だって劣等感を抱くことは当然あります。
言われてほしくない言葉もあるのです。
しつけのために暴力的な言葉を発してしまう親御さんもいるのが現状です。
お子さんをもっと向上させようと必死になるのは、どこのお家庭でも同じです。

  • 「○○は、いつもだめだね。」
  • 「○○は、頭が悪いね」

などと言われ続けた子供の心理を考えてみましょう。

お子さんは、きっと「自分はダメな子供なのかな?」本気で勘違いをしてしまいます。
自己否定をされるような言葉を何度も浴びせられると、精神的苦痛に追い込まれてしまいます。
一番大好きな親から否定されることほど、悲しいことがありません。
お子さんが暗示にかかってしまい、自分はダメな子どもなのだという思い込みを持つとなかなか立ち直れず心に傷ができてしまうのです。



お子さんには常に励ましの言葉を!

「どうしてできないの!」という言葉は受験準備期間中には、親御さんの決まり文句になりつつあります。
一日何度も同じような言葉でお子さんを追い込んでいる家庭があまりにも多いと感じます。
それよりも今の状況を親御さんなりに正確に把握して、お子さんにとって必ずプラスになるような言葉がけを心がけてください。
その秘訣としては、親御さんがお子さんに望むことを言葉にするということです。

優しい子に育ってほしいと願う場合には、
・「いつも優しいね」
・「優しくしてくれてありがとう」
という言葉かけを忘れないようにしてください。
「優しい」という言葉を聞くたびにお子さんは自分のことを言われていると感じるようになります。
お子さんが優しい態度を幼稚園のお友達に示せたときには、大げさなほどに褒めてあげてください。
子供の成長を育むためにも 意味のある言葉をお子さんにかけることが大切です。
意味のない言葉を理由も考えずかけることは、お子さんの成長を促すことにはならないのです。

子供の頑張りを褒めてやる気向上!子どもの心をお受験モードに!

お子さんへの期待があまりも大きいために、ついつい過度な言葉をかけてしまうことがあります。
これは、お受験準備期間中の親御さんが陥りやすい問題です。
お子さんが思うように物事を理解しないような場合には、ついつい大声で怒鳴りつけてしまうものです。
そうして力で説き伏せてお子さんを親の言いなりにしようと考えてしまうのは、親御さんのエゴイズムなんです。
そのような状態で、お子さんが小学校受験に挑むのは過酷なものです。

たいていの場合には、途中でお子さんの方が潰れてしまいます。
したくない勉強や、したくない演習を積むことほど遊び盛りの子供にとって 苦痛なことはありません。
親御さんが怖いという気持ちだけで、何一つ文句も言わずに塾に来て講義を受けている子供もいるのです。
しかし、その目は少しも輝いていないことに気が付きます。
それではお子さんの自主性は何も育ちません。
お受験に挑むには子供のやる気も必要なのです。



お受験は親の言いなりにならないもの

子供を抑え込んで勉強をさせようとしても、お受験の場合には うまくいくとは限りません。
そこで大事なのは、受験準備の期間を お子さんがどれだけ自分なりに過ごせているのかです。
つまり、一つでも達成感を得たときに、お子さんの瞳がどれだけ輝いているかということです。
達成感を味わうことで子供のやる気は高まるものです。
お子さんが何かをやり遂げた際には、褒めることでお子さんのやる気を刺激します。

お受験は、親の思い通りになるものではありません。
日によって、子供の出来栄えが異なってくるのです。
それには、子供のモチベーションの保ち方が重要ポイントになります。

どれだけ準備をしても、試験本番に お子さん自身が力を発揮しない限り、なかなか合格には近づけないものです。
小学校受験は、親子で挑むものです。
お子さんの気持ちに耳を傾けるながらコミュニケーションを深めることを心がけてください
また、幼稚園生活とお受験準備の、二足わらじのお子さんに対して常にねぎらいの気持ちを示してください。
それが何よりもお子さんのモチベーションを保つ方法になります。

我が子の「聞く力」を育てる!まずは親が子供の話を真剣に聞くことから始まる

親御さんは、受験準備で忙しい日々をお過ごしとは思いますが、お子さんの話はよく聞いてあげてくださいね。
例えば、その日の幼稚園での出来事を聞くことで、お子さんがどのような感情を持って幼稚園での時間を過ごしていたのかを深く知ることができます。
子供は、自分の話を真剣に聞いてくれる人が好きです。
そのために、親御さんは常に お子さんの話に耳を傾けるよう心がけて欲しいのです。
お子さんが満足するほどに聞き入ってあげてください。
そうすることで、今度は子供が親の話を聞こういう姿勢を持つようになります。
そこが肝心なのです。

結局、お子さんが話すことを聞ける親御さんは、お子さんから絶大の信頼を置いてもらえるわけです。
特にお受験準備ともなると、1年近い長丁場になります。
その長い期間に親子の関係性が構築されるのです。
子供との上手な関わり方の一つとしては、親子の会話が弾むことです。
お互いの話を聞きあう関係性でもあります。
また、親子の絆が深まることで、お子さんの自己肯定感が高まるものです。
自己肯定感が高いお子さんは、自分は愛されている、必要とされていると日々の生活の中で実感します。

子供のしつけなど家庭生活でおこなう全ての努力は受験につながる

人の話を聞けるということは小学校受験では最大級の力を発揮するものです。
ペーパーテストばかりができても、結果的に人の話が聞けないと指示行動面接も何もうまくいかなくなります。
そのためにも家庭生活の中での親子関係が何よりも重要になってくるのです。
そこを必ず押さえておいてください。

家庭内で親の話を最後まで聞き逃さないようなお子さんは、幼稚園生活でもきっと先生の話をよく聞いてお話にも興味を持てる子です。
そして、お友達の話を聞けるようになるのです。
そうするとお子さん同士のコミュニケーションも上手になっていきます。



しつけには禁句もある

子供といえども、人格が存在するのです。
そこを全否定するような言葉がけだけは避けてください。
誰でも「認められる」と嬉しいものです。
どれだけわがままなお子さんでも、親が何度も話を聞き子供の気持ちを受け止ることは大切なんです。
そして、親の気持ちを子供に伝え続けることで、必ず言うことを聞ける子になれるはずです。

日々の生活の中で、子供のやる気を奪うような言葉は避けてください。
親の問いかけに対して、自分の考えを言葉として返すことができるお子さんに育てましょう。
対話の経験が多いお子さんは、必ず小学校受験の面接などで成功を収めるものです。
その法則は崩れないものです。
とにかく蓄積が何よりも重要であることを親御さんが知っておくだけで、お子さんの成長を促すことにもつながるのです。

生活の基盤は家庭!会話で親子の絆を深める

例えば、親御さんが忙しくお子さんの相手をしてやれないときに限り、ゲームや映像で時間を過ごさせるという方法もやむを得ません。
ただ、基本的にはゲームの与えっぱなしなどは避けてください。
あくまでもお子さんの対話の対象は家族であるべきです。
ゲームやテレビにお子さんの子守をさせるような時間の過ごし方は好ましくありません。
それよりも、時間の許す限り お子さんの話に聞き入り、親御さんからの会話も心がけてください。
そうすることで、親子関係の中心には常に「会話」が存在するようになるからです。
まさに、これが理想の形です。

お子さんは 家庭を中心として親子の会話やさまざまな体験をしていくことになります。
それが小学校受験の際には、経験として役に立つことにもなるのです。
会話をしている時は、人の目を見て話しが聞けることが強みになります。
そのためにも、親御さんが中心になって日々の生活の中でできる対話を増やしてください。
特別な技術が必要なものでもありません。
家庭生活を送る中で、親子の信頼関係が築かれるのです。

さいごに

小学校受験準備期間中には、お子さんがスランプに陥る時期も当然あります。
お受験直前の秋にはお子さんはまだ5歳です。
セルフコントロールには程遠い年齢であることは確かです。
だからこそ、親子で乗り切ろうという気持ちを親御さんの方から語ることが大切です。
そして、常にお子さんの気持ちを聞き取り、お子さんの言葉を誘導できる親でありたいものです。
お受験に向き合う時期の家族というのは「家族一丸」というイメージです。
お子さんは親御さんが一緒に伴走してくれることで、頑張ろうという気持ちを持てるようになるのです。

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