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小学校受験で求められる「体操」の本当の意味とは?

運動神経は抜群だからお受験でも体操分野は心配がない、と豪語している親がいました。果たしてお受験での体操では競技の出来栄えや運能力だけが問われるのでしょうか?今回は小学校受験言置いての非認知能力についての考え方をまとめてみました。

運動神経は抜群だからお受験でも体操分野は心配がない、と豪語している親がいました。
果たしてお受験での体操では競技の出来栄えや運能力だけが問われるのでしょうか?今回は小学校受験言置いての非認知能力についての考え方をまとめてみました。

目次

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非認知能力ってなに??

最近の育児書などでよく出てくる言葉の一つに「非認知能力」というものがあります。
ご存じでしょうか?一概に数字などで表現しがたいものであり、幼児としてはとても重要な目標を指しているのです。

 

●コツコツと目標に向かって頑張る力
●お友達とうまくかかわる力
●感情のコントロールが出来る力


この3つが幼児期にどの程度、培われているのかが小学校受験の体操などの項目に大きくかかわってくるのです。
受験という世界に目を向けてみると確かに、集団行動などでは積み木や紙コップなどを積み上げるような課題があります。
コツコツと高く積み上げられるようにと頑張れるかどうか?が考査されているわけです。
また共同作業の場合には、お友達とうまく関われないと結果が生み出せません。
自分がやろうと思ったことを、相手に先を越されたときに感情のままに、かんしゃくを起こしているようでは、受験をする以前の問題となるわけです。

実は小学校受験でも、この非認知機能が大きくかかわるような考査が実施されています。
特に体操分野においての課題には、この非認知能力がかかわってくるのです。
たただ単に、体を動かしてタイムを出すような運動や体操ではないからです。
まずは親の方が小学校受験での「体操」では何を問われているのか?を知ることが肝心です。
あくまでも、ここでは体操のテストを課すことで、そこでどのような態度で子供たちがそれぞれに臨むのか?が問われているのです。

小学校受験で体操のテストをする意味は?

子供に同じような体操の課題を実施して、その時に大きな失敗をしたとします。
泣きじゃくる子供や、何度でも再挑戦をしようとする子供に分かれるわけです。
ここで高く評価をされるのが当然、失敗してももう一度頑張ろうと考えて立ち直れる力のある子供です。
この忍耐力やひたむきさというのはどのように培えば良いのか?と思うのが常ですが、これは子供の持つ資質でもあり、親の教育の賜物なのです。
親として常々

 

「もう少し頑張ってみようか?」
「もう一度やってみようか?」


という声がけが出来ていると、ゲームや知育玩具などで遊んでいる場合でも根気力が育ちます。

人に当たり散らすような態度をする場合には、まったく自分の感情コントロールが出来ていないことになります。
周囲のお友達と仲良くできることは当たり前のこととして、受け止められます。
逆に輪を乱すような態度を取る子供は厳しく評価されてしまうわけです。
体操テストとは言え、結局のところ、普段からの習慣や対応力を見ているのです。

 


体操テストで問われる内容とは?

体操テストを実施する際に、かならず先生の方から内容の説明があります。
親としては運動神経が良いから必ず100点が取れると勘違いをするのです。
しかしながらここには大きな落とし穴があります。
体操でも挨拶から始まるわけです。
いきなり、挨拶もそこそこに、自分勝手は行動をするような子供は、必ず合格を逃します。
小学校受験ではそのあたりがとてもシビアなのです。

体操テストには規律や所作のチェックは必ず行われます。
話を聞くときの態度はどうなのか?そしていざ、体操に入るときには意欲的に取り組もうとしているのかどうかか?という点が問われます。

高く飛べることや、早く走れることには何の意味もないと思っていた方が無難です。
それよりも、体操テストを通じて子供がどんな態度を示すのか?を総合的に判断するわけです。


一度の指示で確実に動けているのかどうか?

体操テストの内容も学校によってそれぞれ創意工夫をしています。
たいていは3つから5つの項目の体操テストを課題としています。
例えば何かの模倣をする場合には、出題をする(テスター)の先生の話すことを聞きとらなければいけません。
そして次の瞬間には、同じような模倣をして見せるという課題が待っているのです。
相当高い理解力と何事に対しても関心を寄せて聴こうとする意欲が求められます。

子供らしさというものは、幼児らしく表現できることも大切です。
それ以上に体操テストの場合には、興味を示して集中して聴き取り、理解をしたうえで体操をすることがパーフェクトにできていないといけません。
どうでしょうか?自分の子供はそこまでの鍛錬を積んでいるでしょうか?塾では受験体操に特化した訓練をしているところもあります。
我流で教え込むよりも、塾に通い、受験で課題となる体操とはどういうものか?を親としても関心を寄せておくことが重要です。

 

目新しい課題に対しても努力をする心意気

何度チャレンジをしても鉄棒が苦手、という子供もいます。
跳び箱を怖がる子供もいるのです。
それが最初から「できない」と諦めてしまうことで、体操テスト自体が成立しない場合も多いのです。
何事に対してもまずは諦めないで立ち向かおうとできるかどうか?が問題になります。
根気や根性という部分にまで体操テストは着眼をしながら子供たちの様子をチェックする慮息です。

体操課題も一つの指示行動です。
小学校受験の領域中も特に、注力しないといけない指示行動の要素までも考査されていることをじっくりと考えておきましょう。
体操テストと指示行動を同じように捉えて基本的な部分を子供自身が受け入れられるように、何度も演習をして模擬テストなどの場面でも実力を発揮できるように、親としては何度も挑戦の場面を与えてあげることも一つの優しさです。

 


運動音痴と決めつけずにトライさせる

殆んどの小学校が縄跳びや平均台、跳び箱やマット運動など、基本的な体操の動きを実技でテストするようになっています。
もう一度ここでもお伝えしますが、出来るか出来ないか?ではないのです。
頑張れるか頑張れないか?というところに焦点が当てられていると考えておいてください。

もしも、ほとんどの運動に対して苦手意識を持っていると、たちまちそれが顔色に表れてしまいます。
その場合には、早めに対策を講じてあげてください。
春休みや夏休みを利用して塾が開講している体操講座に通って、楽しく体を使って様々な運動を学べるようにしてください。

せめて実技の前後には挨拶が出来るようにしておくのも極意です。
体操に入るまえには試験官に向かって「お願いします」と言い終了したときには、「ありがとうございました」と言えることはかなり高評価に、つながります。


体操対策は自宅では無理??

塾に通って体操の対策をすることは一案です。
それ以外に何かできることは??と考えたときに、やはり家庭で出来る範囲での体操については、常におさらいをしておく方が本番で焦らずに済みます。
例えば「クマ歩き」などがその一例です。
全身を使って四つん這いなってクマの真似をして前に進む歩き方です。
これは案外と出来そうで出来ない模倣運動の一つです。
それ以外にも、左右の足でケンケンをしながらポイントを回って元に戻るという指示行動があります。
体操テストの一環ですが、右に2回、左に3回など、細かな指示が与えられるのが通常です。

これを家庭で行う場合には、公園などで親が子供に指示を出してその通りケンケンが出来ているかどうか?を確かめるような形の方法が良いでしょう。
体操テストで一番の間違いが起きるのは左右の認識違いだということにお気づきでしょうか?子供は勝手に左右を間違えることが多い傾向があります。
なかなか一度では覚えられないので、右は何をする手なのか?などとパターンで覚えられるように努力をしてください。


縄跳びやボール付き

こちらは道具としては縄跳びとボールがあれば公園で親とおさらいできる分野です。
ボールを上手に扱えるようになると、ボール付きも得意な分野に加わります。
親が最初にお手本を見せてその通りにボールをつけるように練習をさせてください。
なかなかボールの感覚が掴めずに、途中で投げ出しそうになるかもしれません。

それでも親がそれに根気よく付き合うほかありません。
そして出来るようになったら大げさに褒めるなど、親として出来る限りのサポートをしてあげてください。
そうすることで、体操分野が子供には得意な分野に変わっていくはずです。

 

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