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小学校受験本番までに言語能力を付ける必要性について

よくおしゃべりをする子に対して親はついつい、「静かにしなさい!」「やかましい子ね」などと叱りつけてしまいがりです。思い通りにいかないと、かんしゃく起こすことと、自己主張をすることとは別物です。言葉が通うということは幼児にとっては財産のようなものです。

よくおしゃべりをする子に対して親はついつい、「静かにしなさい!」「やかましい子ね」などと叱りつけてしまいがちです。
思い通りにいかないと、かんしゃく起こすことと、自己主張をすることとは別物です。
言葉が通うということは幼児にとっては財産のようなものです。
これからの期間、お受験本番までに塾の先生や親の言うことすべてを理解できてこそ、全ての問題に向き合えるということになるからです。
何を言っているのかわからない、では論外です。

目次

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小学校受験ではテープで問題が流れる

言語能力というのは、聞く力と話す力が両立していることを指します。
そこには語彙力なども含まれていて、何をどう言っているのか?を瞬時に捉えるテクニックが必要になります。

こんのうちの子には無理!と最初は誰もが思います。
また塾に通い始めた子の中で、最初から長い文章を理解できる子はいません。
そこを訓練していくのが塾であり、その能力が求められるのが小学校受験の世界なのです。
集中して聞くという2つのテクニックが必要になりますが、幼児でもいつの間にか何度も繰り返すことで、テープに流れて来る言葉をきちんと捉えて、指示通りにことができるようになります。

幼児は耳が良いと言われています。
これは障害がない状態であればどの子も共通の得意技です。
そこで差をつけるとしたらどれだけの集中力があるのか?と言う点になってしまいます。
そのためには、本の読み聞かせや、少しずつで良いので長文を覚えさせる訓練などが必要になります。
絵本を読む場合には、出題傾向の強い、有名な日本昔話を抜粋しておいてください。
親も改めて読み聞かせることで新鮮さを感じるはずです。

〇桃太郎
〇浦島太郎
〇かぐや姫
〇はなさかじいさん
〇金太郎


 

これは、外すことが出来ない種類の日本昔話です。
これは実際に使われた例ですが、日本昔話の朗読CDが発売されているようです。
これを子供が集中している時に何度も聴かせて、昔話の世界観を親子で再確認したという体験を聞いたことがあります。
なかなか効率の良いお話の記憶学習だとお母さんの機転の良さには感動しました。
仕事などで忙しい人には、もってこいの学習方法だと思いませんか?これでも良いのです。
手に入るのであれば誰が朗読していても問題ありません。
一緒にそのCDを聴くことで、素晴らしい学習に繋がるのです。


昔話にまつわる問題について

例えばペーパー問題の例を挙げますと、有名な物語のワンシーンを取り上げて絵が描かれています。
まずはその昔ばなしの絵なのかを子供が認識できていることが大前提になります。
先ほど朗読の音声と、絵本などを連動させて目で見て耳で聞くことを多用すればお話の内容と、絵が結びつくはずです。
次に、子供に聞いてみてください。

それぞれの絵はどの話の、どの場面を表しているのでしょうか?案外と正確に答えることは困難な場合もあります。
ここで必要になるのが言語力です。
頭の中ではどの話でどのシーンかをきっと想像しているはずです。
ただそれを言葉に出して説明できないだけ、という場合にはあまりにも惜しい気がしますよね。

〇お話を聞いた後で、物語の中心は何かを絵に描いてみてください。お話に出てきた動物など、あなたが印象に残ったものを絵にしてください。


 

既に正解以外の物語のワンシーンが、ひっかけ問題のように描かれているのです。
さらにテープから流れて来る物語の絵を選んで、印象に残ったシーンを画用紙に描くというのは、かなりの難易度だと思われます。
それでも、昔話に普段から接していて、絵本なども頻繁にみる子には簡単な設問でもあるのです。
物語の中心はなにか?というのは主人公と言う意味です。
これをきちんと子供が捉えられているかどうか?によってこの種類の問題の正答率は変わってきます。

絵を見て間違い探しをさせる設問もあります。
赤ずきんの話なのになぜかそこに桃太郎が居るような場合です。
これも、確実な知識がないと絶対に間違ってしまう種類の問題になります。

 


口頭試問の場面で使われる問題として演習を積んでおく

昔話の知識に対しての設問は、〇×を付けて回答させる場合と、口頭試問の形で絵を見ながら試験官の質問に口頭で答えるというパターンに分かれます。
まずは口頭試問の場合には、語彙力がかなり求められます。
何がどうで、どう感じて何が違うのか?ということを的確に答えらないと不正解になります。
お話についても、内容を把握していないと間違い探しが出来ない上に、説明も出来なくなってしまうのです。
いずれの場合においてもしっかりと説明が出来るだけの言葉を使って相手に伝えようとする意欲が問われます。
これは幼児としてはなかなか難問の類になります。
それでも志望する小学校によっては出題される場合が多々ありますので、普段からしっかりと演習を積んでおくことをお勧めします。


日本語の力をどう育てれば良いのか?

小学校受験の出題で本当に多いのはしりとり問題です。
その前に、普段から遊の延長でしりとりをたくさん、親子の間で行うことは予備練習になります。
そして役立つことでもあるのです。
子供のタイプによっては、自分の番で言葉に詰まってしまうと落ち込んでしまう場面も多々あります。
このしりとり遊びも、場数を踏めば、言葉がどんどん出てくるようになります。
ここでも、最初に求められるのは語学力です。
そして単語をどの程度知っているのか?ということも同じように求められるのです。

しりとり問題は、実際に描かれている絵をしりとりの要領で線同士を結んでいきます。
遊び感覚で十分ですので、単語を多く知るように努力をしてください。
カードを使って多くの単語をまずは知ることで、しりとりの幅も随分と広がっていきます。
一度、自分が得意になれば様々な言葉を多く知ろうという意欲にも繋がりますので、しりとりはとても良い知育遊びと言えます。
しりとりには単語力が必要だと覚えておいてください。


同じ音を持っても意味が違う単語があること

「橋」と「箸」は意味が違いますが音声としては同じです。
これも違いを子供が知っている方が確実なしりとりが出来るようになります。
特に「雨」と「飴」などは間違いやすい部分でもあります。
名詞の場合には同じ音声のものがいくつかありますので、その区別については特に強化して覚えさせてください。
一度確実に覚えると間違うことはほぼ、ありません。
そのほかにも口頭試問の中で、次のような問題が頻出されます。

〇あなたが知っている野菜の名前を少しでも多く言ってください。

〇あなたが知っている果物の名前を少しでも多く言ってください。


 

このような問題が出たときには、3つ程度言った時点でたいていの場合には詰まってしまいます。
そのようなことにならないためにも、単語力がここでも必要になります。
自宅で練習をするときには言葉に詰まったらすかさず、ヒントを与えてください。
そうすることで、すぐにその名前を思いつくはずです。
図鑑やカード、そしてスーパーなどに同伴をして、果物や野菜の名前を一つでも多く知るという練習もかなり効果があります。
実物と名前が連動するのはとても、効果の高い覚え方だと言われているのです。

 


すべての言語能力は家庭学習が基礎となる

生活の中でものの名前を覚えて昔話を読み聞かせて話の内容を把握させるというのは、十分に家庭学習の域です。
それを親がしっかりと認識したうえで、無理なく取り組めば子供はスポンジのように知識を素早く吸収してくれます。
押し付ける学習は絶対に伸びません。
語彙力や語学力というのは、生活の中に根付いているものだと、まずは知っておいてください。

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