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韓国の教育スタイルを小中高別に解説!

毎年行われている世界の学力調査
2017年は世界72カ国で実施され
約54万人の人が対象となる試験を受け調査されています。

世界の中でもアジア圏は学力調査では上位に
並ぶことが多くその教育事情に注目が集まっています。

今回はアジア圏において日本と並ぶ先進国として知られている韓国。
電子機器や芸術、アスリートなど専門分野での素晴らしい活躍が
近年、世界から注目を浴びています。

そんな有望な人材を排出し続けている韓国では
超格差社会といわれるため一流企業へ入るため教育に力を注ぐ家庭が多いです。
一体どのような教育法が行われているのでしょうか。
あまり知られていない韓国の教育事情について詳しく調査します。

目次
▼ 韓国の幼少期においての教育
▼ 韓国の小中学校においての教育
▼ 韓国の高校においての教育
▼ 韓国の大学受験
▼ まとめ
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韓国の幼少期においての教育

日本の幼少期子育てと韓国の幼少期子育ての違いはあるのでしょうか。

韓国も日本と同様に幼少期は幼稚園や保育園へ通園することが一般的です。

ただし、アパートの一室を借り自宅と変わらない環境で
子供達を預かる家庭保育園が多く存在します。

家庭保育園とは少人数制、なおかつ家に居る感覚で通えるため
子供たちの安心感が得られやすいというのが特徴的です。

ちなみに家庭保育園は生まれたばかりでも入園可能。
保育料も小学校入学までは国や地域による支援が行われるため
どの家庭でも利用しやすい施設となっています。

またご存じの通り、韓国は超学歴社会と言われるほど
就職時には学歴が重要視されるため
一部の家庭では、お子様が幼少期の頃から語学力、感性を鍛える目的で
海外留学や美術館巡りなどを行い幼児教育に熱心です。

日本でも幼児期での習い事がブームとなっていますが
韓国の場合は高校~大学受験期のために能力を高めておく
という明確な目標を持って教育されています。

韓国の小中学校においての教育

日本と同様に小学校(チョドゥンハッキョ)と中学校(チュンハッキョ)は
義務付けられています。
加えて小中高それぞれ6年・3年・3年であるのも同じです。

しかし、大きく違うのがその授業スタイル!

韓国では教育デジタル化が進み、例え小学校でも黒板による授業ではなく
液晶画面のディスプレイでスライドショーや映像を流して授業が行われます。
そのため子供達も最新の電子技術を体感しながら
勉学を効率良くこなしていきます。

また、韓国では英語を日常会話程度ならば話せるという人が多いです。
その理由は義務教育 小学3年生から外国語の授業が始まるのも
韓国教育の特筆すべき点ではないでしょうか。
日本では中学校から外国語授業が本格的にスタートするので
それに比べると非常に取り組みスピードが早いです。

加えて教師は、生徒の学力を考え授業内容を毎年1から作成するのが
韓国でのスタンダード教育です。
あらかじめ授業の事柄がテンプレート化されている日本と比較すると
より生徒に合わせた授業が行われてると言えるでしょう。

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韓国の高校においての教育


韓国の高校(コドゥンハッキョ)はおよそ6:4の割合で
普通高校と専門系高校に分かれています。
専門系高校は外国語、芸術系、理系、文系など様々な分野が存在しており
大学進学に向けて、自身の進路に必要な技術を高める事が目的とされています。

実際、大学では全て英語で行われる授業などもあるので
高校の時点で有る程度スキルが身についてなければいけません。

また、韓国では総合選抜制を導入しているため、内申書や学歴の他に
居住地域(1~3級で区分される)も考慮されて所属学校が決定します。
そのため良い教育が得られるという意味では、同じ学力の生徒でも
都市部に住んでいる裕福な家庭の方が勉学面で有利です。
なお韓国では高校進学率が99%、最終学歴が中学校の生徒は殆ど存在しません。

このように高校に進学するとより高いレベルの事柄を学ぶ必要があり
なおかつ、塾や家庭での自習も必須となるため
生徒の自由時間は多いとは言えません。
部活動が活発的では無いのも勉学に向ける時間を作るため
という意味合いが大きいようです。

安心して勉強できる環境と言えば聞こえは良いですが
多感な時期の生徒に勉強による負担やストレスを
感じさせていることは否定できません。
現在でもストレスによる暴行事件やゲーム依存による引きこもり
問題が韓国教育での問題点となっています。

韓国の大学受験


韓国で日本のセンター試験に相当するのが修学能力試験。
格差社会の韓国の学生にとっては、修学能力試験で良い成績を残すことが
有名企業の進路先として第一歩であり
この日のために勉強してきたと思いを抱く
学生にとって特別な試験となっています。

その気合の入り方は下記のように大規模なレベルで共有されていて
他に類を見ません。

・試験のリスニング中に航空機が大きな音を出さないように配慮する
・警察が学生達がスムーズに試験に向かえるように誘導する
・親が試験日に応援に行くのも珍しくない

韓国では、実際この試験に落ちてしまい「人生が終わってしまった」と
嘆く家庭もあるため修学能力試験の日はまさに人生が決まる日と言っても
過言ではないようです。

そういった厳しい教育競争効果もあり
大学進学率は80%と高い数字を誇っています。

韓国の大学は4年制と2年制がメインですが分野によって年数は様々。
徴兵の時期が絡むため時間をかけて卒業するケースも多く見られます。

まとめ


以上韓国の教育事情についてまとめてみました。
日本と教育システムはほぼ同じであるものの
根本的に超学歴社会であることが大きな違いではないでしょうか。

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