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小学校受験「季節」に関する問題対策!季節の行事などを体験しながら教えるのがポイント

小学校受験の中で、様々な形で質問に及ぶのが季節の事柄です。季節の風物詩というものは、平面的な知識だけでは補えない部分がほとんどです。季節を学ぶ方法というのは、様々です。カード学習も図鑑を眺めるのもすべてが学習です。ただ、日常的な体験を通じて季節の行事や食べ物などを知る機会を持てる方が、物理的にも幼児の頭の中に鮮明な記憶として残ります。

小学校受験を意識した時点で、季節を学ぶことを家族みんなで考えてみてください。
今回は、小学校受験を目指すお子さんが季節を体感するために親子でできる事を紹介します。

目次
▼ 季節の行事や風物詩を親子で楽しみながら子供に教える
▼ お出かけで季節の花や生き物など見たり触ったり体感しよう!
▼ 小学校受験で大切な季節問題を身につける
▼ さいごに
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季節の行事や風物詩を親子で楽しみながら子供に教える

小学校受験の講師を担当していた時に、とにかく「物知り」のタイプ幼児さんがいました。
話を聞くと、塾に熱心に通うこと以外にもご両親が休日に季節の行事風物詩を楽しめる場所へ積極的に外出をしていることを知りました。

桜の季節には家族で花見に出かけ、行楽シーズンになると鯉のぼりがたくさん泳ぐような場所でお弁当を広げていたと言います。
梅雨になると、親御さんと一緒に長靴を履いて新しい傘をさして散歩に出かけると言っていました。
夏には、親子でプールに出かけてかき氷を食べて、秋には紅葉狩りとおばあちゃんの作る栗ご飯を美味しく食べるという文化的な生活が、その子の1年でした。
本当に素晴らしく様々な行事の感想を述べてくれて、小学校受験向けの知識を蓄積しているお子様であることを感じずにはいられませんでした。



冬の日本を楽しむ習慣

お正月にはおせち料理を食べるおうちが少なくなっているようですが、この日本人らしい感覚は必ずお子様に伝えていただきたいのです。
大晦日からお母さんがお料理を作り、お正月にはご馳走を家族で囲む。
そして初詣に出かけるという習慣は、日本古来のものです。
「冬休みにしていたことはなんですか?」という質問に対してお正月の出来事を口頭で述べられることは有益なことです。

お出かけで季節の花や生き物など見たり触ったり体感しよう!

特にになると季節の花が咲き乱れます。
この時期に植物園に連れて行き 実物の花々を見せることは、知識の蓄積になります。
そして、子供の脳を刺激するきっかけにもなるのです。
目に映る美しいチューリップや桜の花は生涯忘れることはないのです。
それほどにインパクトの強いものと言えます。
すべては体験から学ぶことです。
季節のカードだけでは、なかなか定着しない季節のものも、実物を見た後にはすぐに頭に焼き付くものです。



外出も季節を意識した場所に

受験シーズンを本格的に迎えるまでの間は、休日も無駄にしないでください。
土日には「模擬テスト」などが行われますがその後の時間を有効に使って、季節を感じられるようなお出かけを家族で楽しんでみるのも良いチャンスになるはずです。
ここで一つのポイントがあります。

携帯電話のカメラで良いので、必ず出かけた先で見た花や風物詩を画像に収めておくのです。
その画像を後から眺めることで、それが知識に繋がっていくからです。
この体験こそ、本物の力に変わります。
季節の勉強をしながら実はしっかりと家族で楽しめているのです。
受験の準備というのは、幼い子供にとっては家族ぐるみで取り組むほど 定着が早いのです。
それ以外の方法としては、通塾がありますが実体験に勝るものはありません。

小学校受験で大切な季節問題を身につける

小学校受験の分野においては、季節の理解は常識問題です。
幼児という幼い年齢ですが、小学校受験の際には常識が問われるのです。
数量や記憶の問題はできても、季節の問題に少しも回答ができなかったというのは、あまりにも残念な結果なのです。
そうならないためにも、季節を学ぶ機会をしっかりともうけて家族みんなで季節を謳歌できるような体制を取ってあげてください。
プリント学習だけでは学びきれない内容があります。
その部分は実体験で埋めることが理想的です。

季節の行事を示したカードを見て、自分も同じような体験をしている場合には、その季節がいつなのか理解ができるのです。
知識というものは、平面的にはいくらでも積み上げることができます。
それ以上に、体験をしていることで、より現実味のある回答ができるようになるわけです。
そこを試験官たちは見ているのです。
「どれだけの準備ができているのか?」ということと、「普段から文化的な生活を送っている家庭であるかどうか?」ということが子供を通して見えて来るものなのです。



実際の出題傾向について

季節の風物詩は、絵で描かれています。
項目的には5個~6個になります。
それが上下に分かれています。
設問としては同じ季節の行事を線で結ぶという出題です。
例えば、「こいのぼり」と「入学式」は春の共通行事ということで簡単に回答ができるはずです。
ところが、七五三の絵とお月見の絵が結びつかない場合が多いことをご存じでしょうか?

案外と、秋の行事というのはお子様にとっては疎遠になりつつあるからです。
「自分が七五三に出かけた季節はいつなのか?」がわからない場合が多いのです。
そして、お月見も秋であることに気づかないという場合です。
メジャーな春や夏に比べて秋の行事はマイナーなのかもしれません。
それでも秋の行事は出題される傾向が高いので、しっかりと押さえておかなければいけません。
ここはかなり肝心です。



秋の行事を重点的に記憶に残す

秋にはお月見をしてお団子を食べるという習慣を見直してみてください。
そして、敬老の日には祖父母がいればお祝いをする。
七五三行事も自分が既に終えている場合でも、11月頃の神社に連れていき晴着を着ているお子様を見せて記憶を思い返してもらうのです。
このような地道な努力が、親の出来る僅かなことなのです。
子供に小学校受験を制してもらうためにも、親は陰ながら子供の記憶を呼び返すような努力も必要になるのです。



さいごに

小学校受験の問題の中で、「同じ枠の中にある絵の中から季節が違うものに×を付ける」という問題があります。
これは大人が取り組んでも間違いそうになるほどです。
日常生活を通して分かりそうな感じですが、旬の食べ物や季節の花など意外と難しいものです。

休日など家族の時間ができるときは、季節の行事などに足を運び、家族で季節を体感して楽しむことで子供の記憶にも残りやすくなります。
また、旬の野菜や果物など季節を感じるものは身の回りに意外と多いものです。
服装も季節により異なりますよね。
季節の問題は、日常生活に関わってきます。
1年を通して季節の楽しみ方を学ぶチャンスでもあります。
是非、楽しみながらお子さんに教えてあげましょう。

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