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志望校の合否を分ける!家庭教育で育まれる子供の力とは

小学校受験は、最終的には「家庭教育」が合否を左右すると言っても過言ではありません。近年は、核家族化や共働き家庭の増加の影響により、親子の時間が減り家庭教育がおろそかになる家庭もあるのです。志望校の合格に向けて家庭での教育にも大切なものです。特に幼児期の家庭教育は親子の絆が土台になるのを忘れないで下さい。

日常生活を過ごすために必要な社会性などを家庭で育むことは、お受験対策にも繋がっていきます。
今回は、家庭教育とお受験の関連性についてお伝えします。

目次
▼ 基本は当たり前のことができること!家庭教育で合否の差が出る
▼ 【家庭教育の必要性】入学考査の出題内容によっては家庭での様子が垣間見れる
▼ お受験の本質!志望校のめざす子供像について考える
▼ お受験は家庭でのしつけがポイント!行動観察や面接を通して子供の資質がみられる
▼ さいごに ~家庭生活の中で持つ信念~
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基本は当たり前のことができること!家庭教育で合否の差が出る

家庭生活という一括りの言葉で表すと簡潔すぎますが、お子さんを普通に育てて常識のある子供に成長させていれば、まず小学校受験で大きく躓くことはありません。
但し、時代の流れに乗ったゲーム遊びや、激変する外遊びの機会などを考えると、文化的な生活を行う必要性も感じます。
365日の中で、季節の行事に家族に出かけて子供が思い出として語れるような体験を積むことが重要です。

そして、家庭生活の中で難しいのは、椅子に座って人の話を聞くという姿勢です。
例えば、夕飯時などの家族団欒の場面で、お子さんをきちんと椅子に座らせてその日の出来事を報告させるような機会を持つことなどは、人の目を見て話す習慣を培うことに繋がるのです。
これも、日常生活の中では当たり前のことなのです。
人の話が聞けないお子さんは、受験に向いていないという厳しい判断が下ります。
お受験とは、そのような些細なことがマイナス点に大きく響く世界です。



子供のしつけは大切!お受験では家庭教育の差が出る

5歳児は、能力的にはさほど差はありません。
しかし、

  • どれだけ演習を積んでいるか?
  • 面接の練習をしているのか?
    など

場数によって差は確かにあります。
それは、潜在能力の差ではありません。

子供の資質というものは家庭教育で大きく変化します。
お受験の合否の差はどこから生まれてくるのか考えてみると、例えば次のような観点が面接官や試験官の心を動かすのです。

  • きれいな言葉で自然な話し方ができる
  • 話をしている人の目を好意的な表情で見つめることができる
    など

5歳児を考査するとすれば、さしずめこのような部分です。
小学校受験の対策講座を行っていても、教師が話すことを輝く瞳で小さく うなずきながら聞ける お子さんは、印象の良いものです。
そのようなところで差が出るのです。
お子さんが、家庭でどのようなしつけをされているのか「お受験」では見られるのです。

【家庭教育の必要性】入学考査の出題内容によっては家庭での様子が垣間見れる

例えば「お話の記憶」は、お受験では必ず出題される主要な問題です。
これは受験塾で何度も演習をする内容の一つです。
これを家庭生活の中で実践させるというのはどうでしょうか?
指示は絶対に1度しか言わないというルールは最初からお子さんに言い渡しておきます。

「1回しか言わないからよく聞いてね」

この前置きはとても重要です。
受験本番でもこれに近い言葉で必ず問題が出されるのです。
1度1回というのは、お受験における最大の緊張感を誘う言葉です。
ある意味キーワードと考えておいてください。
何度でも指示を出すと、お子さんは甘えてしまい 集中して話を聞こうとはしません。
そこが問題なのです。
お話の記憶では、話を集中して聞き、話の内容を理解する力が求められます。



家庭での「お話の記憶」対策!家庭での指示の出し方のポイント

例えば、朝食の前に母親がお子さんに指示を出します。

1回しか言わないからよく聞いてね。
朝ご飯を食べたらお部屋を片付けてね。
そのあとにお買い物に行こうね。

ここでは2つの指示が意識的に入っているのです。

  1. 朝ごはんを食べた後に部屋を片付けること
  2. 部屋が片付いたら買い物に行くこと

お子さんに後から聞いてみてください。
今出した指示をどこまで正確に覚えているでしょうか?
お子さんが、指示をどのように把握しているのかを確かめることも大切です。



生活習慣が受験対策につながる

お受験では、巧緻性という指先をどのくらい器用に使えるのか課せられる場合があります。

  例えば、

  • エプロンの紐をリボン結びできるのか?
  • 服の着脱を自分ひとりでできるのか?
  • 服をたとめるのか?
    などです。

日常生活の中では当たり前の所作がお受験では確かめられるのです。
家庭でのお子さんを観察してみてください。
脱いだものはそのままにして、すぐに遊びに興じていませんか?
遊びたい年頃でもありますし、多くのお子さんにとってそれは年齢相応の仕草です。
しかし、お受験を考える場合には、それではいけないのです。

例えば、次のようなことを生活習慣として根付けるように3歳程度の時期から始めるのはどうでしょうか?

  • あいさつをする
  • 脱いだ靴を揃える
  • 1日1回はお手伝いをする
  • 脱いだ服はたたむ
    など

元気良くあいさつができるお子さんは、面接官にもよい印象を与えるでしょう。
特に私立小学校では、家庭でのしつけがきちんとされているお子さんが求められるものです。
生活習慣として身に付いたものは、普段の生活で自然と出てきます。



当たり前のことができる「礼儀正しい子供にするために

家庭教育で子供にしつけることは、なかなか難しいと感じるかもしれませんが日常生活をする上では当たり前の所作なのです。
幼児教室や塾では、なかなか ここまでの所作を個人授業で教え込むことはできません。
都内では最近、お受験を対象にしたマナー教室が開講しているほどです。
それほどに、当たり前のマナー常識というものは、会得するまでに時間のかかるものでもあるのです。
その場しのぎでは絶対にまかり通りません。
このあたりを親御さんも強く意識していただきたいと思います。

親が子供に教えることに怠慢になってしまうと、お子さんはそれ以上 伸びることができません。
ペーパーテストがどれだけできたとしても、やはり私立小学校の生徒にふさわしい所作が自然に取れるお子さんであるためには、日常の家庭教育の成果がそこに現れるということを親が意識することが必要です。
礼儀正しいお子さんに育つかどうかは、家庭での教育にかかっていると言っても過言ではないのです。

お受験の本質!志望校のめざす子供像について考える

小学校の入学考査では、人として大切なことができていることが求められます。
それは5歳児という年齢相応のものや、少しだけ大人びた解釈が必要なものまで幅が広いのです。
そもそも、公立小学校への進学を選択せずにあえて、私立小学校受験を選ぶということはどのような意味があるのかお子さんにも説明をしておくことがポイントです。

受験準備は、詰め込み教育ではないことは親御さんが一番よくわかっているはずです。
決して算数の公式などを丸暗記することや、形や数量などについて回答をすることだけが小学校受験の準備ではありません。
実際に出題されることは、家の中で普通に営まれる家庭生活に関連した問題が多いのです。
考え方を少し変えれば、親御さんの子育てが試される機会ということでもあるのです。
そこに正当性や正誤性があるかどうかは、ご自身の判断です。

特に私立小学校は、教育方針を通して目指す子供像がわかるものです。
お子さんに合う志望校への受験準備を通して、家庭での教育方針を夫婦で話し合うことは大切なことなのです。



受験準備期間中こそ家庭生活をしっかりと!

小学校受験では、これまでのお子さんの歩みを振り返ると、何をどのように覚えさせてきたのか試されるという考え方を持つとわかりやすのではないでしょうか?
それは1日何時間勉強をしたからと言って、すぐに正せるものではありません。
昨日まで脱いだものをたためなかったお子さんが、明日から急に変化を見せるわけがありません。
やはり、日常生活を通して家庭できちんと教え込むことと、お子さんにもその必要性を説くことが大切なのです。

そのために必要なのは、お子さんに対して常に語り掛けることです。
マナーについても、間違ったことをしようとした場合には、速やかに正すという親からの指導が功を奏するのです。
祖父母との交流が可能な場合には、日本の古き良き時代の文化を語ってもらうのも良い機会です。



「子供らしさ」を大切に

お受験の準備期間中は、スケジュール帳が真っ黒で何も余暇がないというすし詰め状態の過ごし方をされる方もいます。
塾に来る前にマナー教室に通い、塾の翌日には体操教室…このような詰め込み方をすることで、親御さんはお受験の成功を祈るかのごとく安心感を得るわけです。
ここで気をつけて欲しいのです。

  • お子さんは進んで通っていますか?
  • お子さんらしさは損なわれてませんか?

ペーパーテストがない名門校の場合には、お子さんの資質が考査されます。
つまり子どもらしさをどれだけ持ち合わせているかをみられるのです。
ペーパーテストではパーフェクトな回答を出すような優秀児が、行動観察の場面でありえない行動を見せることは日常茶飯事です。



他人に優しくなれない子ども

椅子取りゲームやフルーツバスケットのようなゲームをする際にも、相手を突き飛ばしてまでも「勝つ」ことにこだわるタイプのお子さんは大きなマイナス点をつけられます。
学校側が求めている子供像というのは、ルールを守ることができて、ある程度の我慢ができるようなお子さんです。
自我ばかりを通そうとする聞き分けのないお子さんは、小学校受験の行動観察ではチェック対象になる恐れがあります。

  行動観察では、

  • 周りの受験生との協調性
  • 試験官の話を聞く力
  • ルールを守ること
  • 自分で考える力
    など

が求められます。
これらの基礎的な力は家庭生活の中でも育むことができるのです。
特に、家庭生活の中で繰り返し他人にしてはいけないことを お子さんに諭しておくことは日常生活においても効果があります。

お受験は家庭でのしつけがポイント!行動観察や面接を通して子供の資質がみられる

結果的には家庭のしつけの状態が良好であれば、お子さんは小学校受験のどのような場面でも、そつなくこなせるはずです。
そのようなお子さんは、何一つも取りこぼす可能性はありません。
ここが決め手になるわけです。
普段の家庭生活で自分本位な考えを持つようなお子さんは、必ず行動観察で失敗を重ねるものです。
頭ではわかっていてもそこで、普段の「自分」は顔を出すのです。
年齢的には危うい場面ですが、抑えが利かない場合には、ついついやりすぎてしまうことも多々あるのです。

他人に迷惑をかけるようなマナー違反は、日々の生活の中で正しておくべきことです。
まずはここから始めても良いのです。
自分ばかりが良ければ良いという考えを捨てさせて、常に周囲に目を配るという習慣は5歳児でも持ち合わせるべき部分です。

さいごに ~家庭生活の中で持つ信念~

しつけが行き届いているお子さんからは、心の余裕を感じてしまいます。
これは、受験を制する一つの武器にもなるわけです。
「自分を持つこと」、「周りに流されないこと」それこそがお受験の本番では求められることだからです。
先生に対しては敬意を払えるような態度を取れること。
そして、落ち着いて人の話を聞けること。
これらは、日頃の生活の中で習慣づけておくことでお子さんは冷静にやり遂げることができるのです。
最終的にルールを守るという大きなテーマをクリアさえできれば何の問題もないのです。
家庭生活の信念として、お子さんに植え付けておきたいことを夫婦でよく話し合い、普段の生活の中で培うことはお受験だけではなく子育てにおいても重要なのことなのです。

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