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小学校受験直前にどんな風に過ごせればよいのか?

いよいよ9月から10月にかけては各小学校受験の本番に近づいてきます。このん時期になると、親もかなりナーバスになりがちで、少しの間違に対しても、子供を追い込むような言葉を投げかけてしまう場面も多々あります。今回は、試験直前にどう過ごすことが一番良いのか?ということを広い意味で考えてみました。

いよいよ9月から10月にかけては各小学校受験の本番に近づいてきます。
この時期になると、親もかなりナーバスになりがちで、少しの間違に対しても、子供を追い込むような言葉を投げかけてしまう場面も多々あります。
今回は、試験直前にどう過ごすことが一番良いのか?ということを広い意味で考えてみました。

目次

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試験までの二人三脚を少し留めてみるという考え方

これまでの1年近くの時間を受験準備だけに費やして、親子が密着した時間を親子が過ごすというのは、どの家庭も同じです。
親は子供を全力で合格させたい!と願う一方です。
子供もそんな親の期待に応えようと頑張ります。
ただ、その密着度が、受験前後になるとエスカレートしてしまうという傾向が否めません。
子供は完全に親がいないと勉強が出来ない状態になっていませんか?親も子供から片時も目を離せなくなっていることも多いのです。

出来れば、そろそろ受験本番という段階に入ったときには、「一人で学習」できることを目指してほしいと思います。
おさらいをしようと思えば、いつもの机に座りプリントを広げることもできるのです。
積み木の数の練習をするときには、一旦自分で積み木を出して組み立てることもできるはずです。

この準備までをすべて親が担うことで、そこには自主性も何も育たないということです。
手取り足取り最後の最後まで教えたいという親の気持ちは、本当によくわかります。
ただそれだけでは、勝てない受験でもあるのです。
一人で問題に向き合える力を持っている子供は、それだけでも強みなのです。

ほんの少し親はクールダウンをする

受験熱もどんどんヒートアップする時期には、親の方が摩耗してしまいます。
そうならないためにも、親の息抜きも必ず必要です。
受験直前まで十分に準備を積み上げてきたわけです。
ここまでの努力を本番で無駄にしないように、総まとめという意味でも、大切にこの時期を過ごしてください。
出来るだけ子供のモチベーションを下げずに過ごせるように、親は配慮してあげてください。
親の方が心配性になってしまうと子供のすべての関心が向いてしまいますよね?それも愛情なのですが、結局、受験に向き合うのは子供一人なのです。
そこを十分に考えて、少し距離を置いて子供を見守るようにしてください。

子供は同年代の子供達と遊べる時間の中で、協調性や常識や我慢を覚えます。
受験直前にはペーパーテストでは学べないことを、じっくりと仕上げるという時間にすることも、とても重要なことです。
是非とも、そのように考えて大事な時間を過ごしてください。
なにもかも、不安になるのはどの親も同じです。
せめて子供が同じように不安を感じずに済むように、親が努力をしてあげることがとにかく肝心なのです。

 

自立と言う意味を考えて過ごす

子供も親も、不安をかき消さない状況で受験準備もクライマックスを迎えるのです。
これまで、塾の指導で多くの模擬テストを受けてきた子供も多いはずです。
この模擬テストというのは、その時点での学力を把握するということ以上に、親と離れてひと時を本番同然に過ごすという意味が込められているのです。
当然、塾に通う時間も親は後ろ側で参観をさせる塾もあれば、ある一定の時間は親から完全に離れて学習姿勢を取るという塾もあります。

子供が親にどの程度の依存をしているかどうか?によって、9月以降の過ごし方も少しずつ、考えなければいけなくなります。
あえて言うのであれば、この直前に時期だからこそ、二人三脚でやってきたことを少し一人で出来るように、親が声がけをすることも肝心になります。
受験本番では知らないお友達の中に入って、親から離れて一定の時間を過ごさなければいけないからです。
そこで親の存在があまりにも大きいと子供は、自立をしなければいけません。

 

赤ちゃんっぽい思考の子は受かりにくい

どうしても親が手を掛け過ぎると、自立のできない子供に育ってしまいます。
受験の心得というのは、案外と難しいことなのです。
子供はいつまでも、親を求めていることが、外に感じさせてしまうと十分に不利になるのです。
受験というのは幼児であっても孤独の闘いです。
その孤独ということを強く感じさせないように、親は子供を離れた距離で過ごさせる準備が必要なのです。

わからない問題があったときは、手を止めない、と言うことを教えてあげてください。
そこで涙が出てしまうことでは、合格圏内にすら、入れないということです。
自分で解決をすることを、なんとしてでも教えてあげたいのです。

受験2か月前になると、急に情緒不安定になる子供がいます。
親に連れられて塾に来て、親が迎えに来るまで泣き続ける子供もいるのです。
それでは結果的に、何の意味もないわけです。
子供の心の中はもはや、お勉強どころではなくなっているという状況を、考えなければいけません。
いわゆる、「できる親」の場合には、もう塾の数百メートル先で子供と別れて自分一人で塾に入出するように教えます。
危険防止と言う意味であれば、数分後に塾に確認をすればよいのです。
そのあたりの親としての手練手管を、子供に気づかせないように、静かな自立を支えられるかどうか?が受験の合否にもかかわります。

 


受験直前にやるべきこと

「究極の問題解決能力」は、子供が自分で蓄積するべきなのです。
困った時の親頼みは、この時期に通用しないと心得る必要があります。
特に受験は一人で乗りきらなければいけないのです。
そのために、集団授業や個別授業などを長い時間を費やしながら対応するわけです。
そこに重きを置いて集大成としての時間を受験直前には過ごせるようにしてください。

どっぷりと受験準備に浸ると、世間が見えなくなるのは親に悪影響を与えます。
それよりも時間を区切って親子、家族で楽しむ時間を作ることもとても重要なことです。
あえて難しいペーパー問題を何度も頑張るというよりも、出来ていることをさらに、出来るようにすることの方が大事です。
親の精神状態が悪いと子供にもそのまま伝わってしまうものです。
これは何としての避けなければいけないことです。


やってはいけないことを心得る

ペーパーテストだけをどれだけのボリュームをこなしても、意味がありません。
弱点強化というのは、中学受験以上に通用することです。
とにかくできなかった問題を山積みにして、どんどん子供を追い込むようなことだけは絶対にやめてください。
小学校受験には毅然とした自信のある表情が求められます。
この時期に、出来ないことが多く発覚してしまうと、やる気もなくなり、自信も失います。
正直なところ、弱点を克服するのは、夏の時期までとしてください。
この時期を過ぎて本番が近づいている段階で、とやかく、親が口うるさい態度を示すのは間違っています。

親は少しだけ子供から距離を取りつつ、子供は自分がこれまで積み上げたことに対して自信を確認することが大事なことです。
塾に通っている場合には、塾の方針にある程度従い、任せるというのも一つの手段です。
多くの直前講座を受けさせた後に、ほっとした時間を親子で勉強以外のことで使うことも、リフレッシュにつながります。

 

塾の年間計画を理解して家庭でも準じる

受験直前の子供には、とにかく
「わかる」「やれる」「だいじょうぶ」ということが常に意識の中にあることが大切なのです。

年中の夏ごろまでに、ある程度のペーパー対策を終え、あとは応用やおさらいのみに時間を費やすのは、どの塾も計画をしていることです。
ペーパーの力をとにかく、速く取得させることで、残りの時間に巧緻性や絵画、体操などに時間を費やすことが、概ねどの塾も理想とするタイムテーブルです。

学校別の受験傾向に沿ったものに取り組むのも、直前の3か月頃です。
そのために、前半の塾の進度が早すぎると感じるなど、親が率直に思うことは、塾の関係者に素直に伝えて個別対応も加えるなど、対策を練るようにしてください。
家庭でも、あえてペーパー対策にばかり気を取られるのではなく、絵画や巧緻性、手先を使った遊びや読書などを子供が積極的に取り組めるように努力をしてください。
それが最も正しい、受験直前の過ごし方です。
間違った考えをもって、子供と接してしまうことで、子供は自分で考えて挑むという力を学ぶことができません。
親子で不安定になりそうな気配を感じたときには、自分たちだけで解決しようとせずに、塾の担当者に意見を仰ぐなど、逃げ道を必ず作っておいてください。
それが最善の方法です。

 

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