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ハイハイ期から気をつけたい 脳の成長を促す環境作りのポイント

人間の脳は、3歳までに80%が完成されるといわれています。この時期に色々な経験をすることによって、子供は刺激を受け、色々なことを吸収していきます。体も心も成長いちじるしい時期です。ハイハイをするようになると指先遊びに夢中になってくる頃です。指遊びは脳を刺激する効果的な遊びです。子供が集中して遊べるような環境を作ってあげましょう。


好奇心のある子供は、色々と考えるようになります。
考える力は、小学校の義務教育が始まってからも大人になって社会で働く上でも大切な力になります。
ハイハイをするようになる時期から1歳・2歳児には、指先を使った遊びで脳をたくさん刺激することがおすすめです。
今回は、行動範囲が広まるハイハイ時期の環境作りのポイントや、1~2歳の創造性を育てる環境作りのポイントを紹介します。

目次
▼ 1歳前後の赤ちゃんの成長の特徴とは?
▼ 身体と脳を鍛える「ハイハイ」!気をつけたい環境作りのポイント
▼ 指先を使った簡単な遊びで脳を育てよう!
▼ 効果的な単語を増やし方とは?赤ちゃんの頃から創造性を育てる環境作りがおすすめ!
▼ 家庭環境を整えて赤ちゃんの好奇心を育てよう!
▼ さいごに
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1歳前後の赤ちゃんの成長の特徴とは?

赤ちゃんの脳は柔らかく成長スピードがとても早いです。
特に1~2歳児の脳の特徴は、運動能力言葉に関する脳の領域が急速に発達する時期です。
1歳を過ぎた頃になると、子どもは自分の力で歩けるようになっていきます。
また、「ママ」などの言葉を話せるようにもなるのもこの時期です。
この時期の特徴を見てみましょう。



歩き始めることで運動能力が急速に発達!

赤ちゃんは、早い子で10カ月前後から歩き始めますが、多くは1歳~1歳半前後で歩けるようになっていきます。
歩けるようになった赤ちゃんの脳は、足からの刺激周りからの刺激を受けてさらに情報を得て育っていきます。
足や腕を自由に使う神経が発達し、手先が器用になっていく時期です。



めざましい言葉の発達!

1歳を過ぎると、「ママ」や「ワンワン」などの言葉をしゃべり始め、その後は爆発的に言葉の数を増やしていきます。
2歳ころまでには300語くらいの単語を覚え、「リンゴ 食べる」などの二語文を話せるようにもなっていきます。
ただし、言葉の発達には個人差も大きく表れる時期なので、自分の子供と周りの子供を比べすぎないよう注意しましょう。

身体と脳を鍛える「ハイハイ」!気をつけたい環境作りのポイント

1歳頃の赤ちゃんは、ハイハイを活発にするようになります。
その結果、身体が鍛えられるだけではなく、1人で移動できる範囲が広がって周りにあるいろいろなことに興味関心が高まってきます。
周りの影響で脳もすくすく発達していきます。



ハイハイは全身の筋肉とバランス感覚を鍛える

ハイハイは、手足や胸、腹筋などを使った全身運動です。
手足を動かすことでバランス感覚が養われ、体幹も鍛えられていきます。
四つん這いでバランスを取りながら脚と腕を交互に出していく動きは、全身の筋肉を鍛える効果があります。



ハイハイは脳を発達させる

ハイハイは、脳の発達にも高い効果が期待できるようです。
ハイハイができるようになった赤ちゃんは、興味があるものに向かって近づこうとします。
行動範囲が一気に広がるだけではなく、欲求も満たされて多くの刺激を得るようになっていきます。
これらの刺激が、赤ちゃんの脳の発達を促していくのです。
ただし、赤ちゃんの成長の仕方には個人差があります。
刺激しようと無理にハイハイをさせようとしても逆効果になってしまいます。
母親や父親ができることは、赤ちゃんがハイハイしやすい環境を作ってあげることです。

【ハイハイ期の環境作りポイント】
赤ちゃんが、安心してハイハイできるようにしたいものですよね。
ハイハイが始まると危険がいっぱいです。
安全対策の注意点を紹介します。

  • スペースの確保
    部屋を片付けて赤ちゃんがたくさん動けるようにしましょう。
    ハイハイができるようになると、赤ちゃんの行動範囲は広くなります。

  • 誤飲しそうなものがないか
    手に届くものは口に入れかねません。
    電池や硬貨、薬、洗剤など特に注意をしなければなりません。
    赤ちゃんの手に届く範囲に誤飲しそうなものがないか確認しましょう。

  • 電化製品には注意
    扇風機やヒータなどに近づくと怪我をしやすいので注意しましょう。
    電気ポットのコードを引っ張ってポットを落とす可能性もあります。
    電気コードやコンセントからの感電に気をつけましょう。

    出典:楽天 アイデア雑貨の専門店「雑貨屋」

  • 引き出し
    赤ちゃんが引き出しを開けないようにロックしましょう。
    指を挟んだり、引き出しの中から物を出して遊びかねません。

    出典:リッチェル 楽天市場店

  • 家具の角
    赤ちゃんは、テーブルの角などで頭をぶつけることがあります。
    また、つかまり立ちをした際にも転びやすいので気をつけましょう。

    出典:楽天 ファーストマーケット

  • 引っ張りそうなものは要注意
    テーブルクロスを引っ張り、上からものが落ちてくるかもしれません。
    テーブルクロスを取り除くか滑らないテーブルマットを使用するといいですよ。

    出典:楽天 ランドセルとベビー家具専門店

  • 行って欲しくない場所には入れないように!
    階段や台所、浴槽、ベランダなど危険がいっぱいです。
    ゲートを設けたり、鍵をつけましょう。

    出典:西松屋チェーン楽天市場店

  • フローリングには、マットで怪我防止
    赤ちゃんは、体に比べて頭が大きくバランス感覚も未発達です。
    赤ちゃんは、ハイハイでバランスを崩すこともあります。
    特につかまり立ち時の転倒は頭を打つことが多くあります。

    出典:楽天 タンスのゲン

  • ゴミ箱
    ゴミ箱をひっくり返して遊んだり口に入れてしまうこともあります。
    赤ちゃんがよく遊ぶ部屋には極力ゴミ箱を置かないようにしましょう。
    ゴミ箱が必要な場合には、壁掛けやロック式がおすすめです。

    出典:リビングート 楽天市場店

指先を使った簡単な遊びで脳を育てよう!

1~2歳児の赤ちゃんに合った遊びはどのような遊びでしょうか?
1~2歳児におすすめしたい遊びが指先を使った遊びです。
指先を使いたくさん脳を刺激してあげましょう。
指先を使った細かな動きは脳の神経系シナプスを増加させ、脳を活性化させてくれます。



「落とす・入れる・通す」遊び
 ~ぐんぐん集中力を育てよう~

1~2歳児の赤ちゃんは、周りにあるものを落とすことが大好きです。
また、隙間に入れたりもします。
ただしこれは、赤ちゃんがたんに いたずら好きという訳ではありません。
自分の手や指がある程度、自由に動かせるようになった赤ちゃんは、「もっと自由に動かしたい」という強い衝動に駆られています。
「落とす・入れる・通す」遊びを通して手や指の動きの正確性が増し、集中力が育っていくのです。



「つまむ・はさむ」遊び
 ~脳を活性化に効果的~

手先の器用さは、親指人差し指中指の3本の指をどれだけ器用に使えるかによって決まります。
この3本の指を使っているときに、脳は特に活発に働いているようです。
脳を活性化させるためには、赤ちゃんに「つまむ・はさむ」遊びを心ゆくまでさせてあげましょう。
ご自宅にあるもので充分に対応できるので洗濯ばさみ取っ手が付いたパズルなどで遊ばせてみてはいかがでしょうか?
赤ちゃんはきっと夢中になって遊びます。



「ひねる・ねじる・開ける」遊び
 ~手首や指先の使い方の強化~

最近の小学生の中には、雑巾が絞れない子どもや瓶の蓋を開けられない子どもが増えてきていると言います。
これは、小学校に入学する前に「ひねる・ねじる・開ける」経験が不足しているからです。
1歳を過ぎた赤ちゃんは、さまざまな手の動きができるようになってきます。
積極的に手首や指先を使わせひねったり、ねじったり、開けたりする遊びをたっぷりと経験させてあげましょう。
遊びは脳を育てるので何より赤ちゃんのためにもなります。





効果的な単語を増やし方とは?赤ちゃんの頃から創造性を育てる環境作りがおすすめ!

1~2歳児には、単語を増やし創造性を育てる家庭環境をつくってあげましょう。
このような環境をつくることで、子どもの脳は大きく育っていきます。



単語を使える力を高めましょう!

赤ちゃんは、1~2歳児の頃になると言葉への興味が急速に高まっていきます。
単語を使える力を高めることは、脳を育てることにもつながります。
それは、私たちは言葉を使って思考することを考えれば、当たり前のことといえますね。
赤ちゃんにとって単語を使える力が育つ最大の環境は、母親や父親の言葉かけです。
1~2歳頃の赤ちゃんは、母親や父親の口の動きをよく見ています。
そして、言葉を獲得していくのです。
ですから、赤ちゃんが理解できるような簡単でわかりやすい言葉を使ってたくさん話しかけてあげましょう。
絵本の読み聞かせなどは、とても効果があっておすすめです。





声に出して数えてあげましょう!

1~2歳児では、数の概念を理解することはほとんでできないでしょう。
でも、この時期に数に親しんだ経験は、その後の脳の発達に大きく影響をします。
大切なことは、数の勉強をさせることではありません。
日常生活の中で数に触れる機会を多く作ってあげることです。
例えば、おやつの時間にクッキーの数を数えてあげてください。
階段を上るときに「一つ、二つ」と数えてもよいでしょう。
日常生活の中で数を口に出すことで赤ちゃんは自然に数に関心を示し、楽しんで覚えていきます。



創造性や独創性を育てよう!

1~2歳児になると、ブロック積み木で遊べるようになってきます。
また、砂をご飯などに見立てて遊べるようにもなってきます。
これらの遊びは、自分の頭の中にあるイメージを形にしようとする遊びです。
この「イメージする力」は、赤ちゃんの成長にはとても大切な能力です。
創造性独創性が育つ土台になっていきます。
ですから、空間認識を育てるブロック積み木砂場遊びをたくさん経験させてあげましょう。
このときのママやパパの役割は、子どものやることを見守ることです。
手や口を出さずに、たくさんの失敗を経験させてあげましょう。
試行錯誤を繰り返すことで、子どもの創造性や独創性が育っていくのです。



家庭環境を整えて赤ちゃんの好奇心を育てよう!

1~2歳児の子供は、毎日のように新しい発見をしていきます。
自分の力で移動をし、手に触れてみたり口に含んでみたりするのがこの時期の赤ちゃんです。
好奇心が最も高まる時期であるといえるでしょう。

このとき、危険だからといって子どもの行動を押さえつけてしまうと、好奇心が育つチャンスを摘みとることになってしまいます。
母親や父親は、子どもが伸び伸びと遊べるような環境を整えてあげてください。
赤ちゃんが触れたり舐めたりしたら危険なものは、手の届かないところに保管しましょう。

ただし、「だめ!」を教えるのもこの時期です。
してはいけないこと危険なことに対しては、はっきりと「だめ!」と伝えましょう。
始めは泣き出すかもしれませんが、「だめ!」を繰り返していくことで自分がやりたいことでも我慢をしなければいけないことがあることを学んでいきます。

さいごに

3歳までのこの時期は、親子のスキンシップが大切な時期です。
親子の信頼感は、子供の自己肯定感を育み今後の人生に大きく影響をしてくるでしょう。
子供の成長を楽しみながら、子供と共有できる時間を大切にしてくださいね。

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