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【小学生学年別】学習環境を家庭でどのようにととのえるか~家族の関わり方~

現在、日本の教育の方向性は2020年を境に 大きく異なっていくことが示されつつあります。 大学受験においてはセンター試験が廃止になり 共通学力テストとしては記述型の問題の導入、小学校でもアクティブラーニングへと 置かれた授業形態が想定されており、暗記定着型の学習から、自ら考え表現する 思考型の学習に変化していく事が予定されています。

今現在で小さなお子様を持つ親御さんの心象としては
「自分達が学んだときよりもどんどん勉強が難しくなっていきそうだ」と
不安に感じられるかもしれませんが、いかに指導要領や学習内容が変わろうとも
「勉強においての関わり方」の大事な部分は変わる事はありません。
なので必要以上に不安にならなくても大丈夫です!
ここでは家庭での勉強の関わり方として
「お子様の学習環境を家庭でどのようにととのえていくか」を
学年別にご紹介させていただきます。

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小学校低学年(小1~小3)
一般的には幼児期から小学校低学年の時期では
「学習習慣」の土台を形成する大事な時期だと言われています。
この時期にもっとも大事な事は、生活の中に「学習習慣」を自然に組み込む事です。
小さいお子様に一日中ずっと勉強をさせる事は当然不可能ですので
遊びの時間・ご飯の時間と同様に勉強の時間を日々のルーティンに組み込む事を行っていきましょう。

また、お子様だけが机に向かう時間とするだけでは
「自分だけなぜやらなければいけないの?」となってしまうため
ご家族もできるだけ机に向かって作業をする時間をお子様に合わせてあげてください。
お子様にとっても「この時間はみんな机にむかうものなんだ」と
環境に納得させながら習慣作りをすることも持続させる一つの秘訣となります。

小学4年生
現在の学習指導要領では4年生からの学習が
どの科目においても内容が濃いものとなっていきます。
特に算数では図形問題や3次元での認識が必要な単元が増加します。
国語においても低学年では文章の全体把握からはじまった読解も
4年生頃になると心情把握や様々な表現に触れる学年になります。
学習内容の幅が広がると、問題を解く際の間違いが増えるものですが間違いを叱る事はやめましょう。
叱る事よりも、どう考えて間違ってしまったのか
理由を考えて説明できるような関わり方をしてあげましょう。
また、この時期はお子様との関わりで特に「褒める」事を意識してあげてください。
苦手な勉強は嫌いになると一層に手を付ける事が難しくなります。
宿題がいつもより少し早く終わる、わからないと言っていた問題も自分で解けた
などのスモールステップの成功体験を褒める事で学習への意欲は驚くほど変わっていきます。
お子様にとっても普段生活する学校生活は集団生活のため
個人を褒められるというシチュエーション、も案外頻繁にあるわけではありません。
家庭では勉強と関連付けた「褒める」を実践するだけでも取り組みは前向きになっていくものです。

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小学校高学年(小5・小6)
この時期の学年になると学習面でも大きな分岐点を迎える子も多いです。
科目の得意・不得意を自覚するようになったり
中学受験を挑戦するために学校の勉強内容を越えて学習に取り組むお子様も存在してきます。
学校での学習内容においても中学校に繋がる学習単元も出現するため
内容は難化し、今までの学習習慣やモチベーションは
学習面に大きく影響する学年になってきます。
その中でお子様との関わりで重要になるのが
基本的には周りのお子様との差に優劣をつけない事が実は重要な関わり方になります。
それよりも違いを理解させた上で何事も壁を作らずに取り組ませていくことが望ましいです。
お子様にとって学校での周りの子供と自分との差に対して
親が思う以上に敏感に感じているケースは少なくありません。
さらに信頼している親からも「あの子と比べてあなたはできない」と言われてしまうだけで
自分を客観的に評価して決めてしまう恐れがあります。
案外、成功に貪欲な場合も多いため、出来ない事を決めつけるよりも
どうやったら出来るようになるかを提供していく事が良いでしょう。
また、自己解決能力が固まっていくタイミングでもあります。
わからない事はいつでもすぐに聞ける・考えやすくなる環境、身近に知識を確認できる
本やツールがある、など分からない問題に直面しても
自分で行動すれば解決に結びつける事ができる環境整備は
その後の自己解決能力にも影響を及ぼしていきます。

小学校の学年別でどのような関わりが大事かお伝えしてきましたが
各学年での「学習習慣の定着」、「褒める」、「差に優劣をつけない」などは
その時だけのもでは決してありません。
これらは持続して関わっていく事でお子様の成長に繋がっていきます。
先にも書きましたが、いかに指導要領や学習内容が変わろうとも
お子様の「やる気」を育てていく事に間違いがなければ勉強への苦労は感じる事はありません。
是非お子様の気持ちに目を向けて関わる事を意識してあげてください。

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